海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

辺野古側護岸の様子と名護市教育委員会の文化財調査

2018-10-27 21:31:35 | 米軍・自衛隊・基地問題

 27日(土)は台風26号の影響で波風が強く、海上行動は中止となった。午後1時20分頃、豊原の高台から辺野古側の護岸の様子を見ると、辺野古岬付近の工区の海岸付近はブルーシートで覆われたままで、作業員の姿はなかった。K1からN3にいたる護岸も同じだが、メディアでは来週にも工事が再開されると予想がなされている。

 護岸といい、仮設道路といい、いつ見ても、何度見ても醜悪な風景だ。ここが埋め立てられて滑走路ができれば、豊原の高台付近の住宅や学校、保育園などは爆音と墜落の不安に脅かされる日々がつづく。護岸の中に閉じ込められた生き物たちはどうなっているのだろうか。安倍政権の工事再開で、このまま生き埋めにさせてはいけない。

 上の写真は10月23日(火)の辺野古岬大浦湾側の様子。ブルーシートで覆われた右端に作業員2人の姿が写っている。この付近では名護市教育委員会による「長崎兼久遺物散布地調査」が予定されている。参考までに以下に資料2枚を載せる。

 この付近には中仕切り(Nー2)護岸の建設が予定されている。今後、辺野古側の護岸内に土砂が投入される時、K9護岸だけでは1日に陸揚げできる土砂量に限界がある。文化財調査が終われば、新たな桟橋代わりにN2護岸の建設が進められるかもしれない。

 高江のオスプレイパッド建設を見ても分かるように、安倍政権は「あらゆる手段」を使って工事を強行してくる。現場の動きに注意しながら、工事の再開に反対したい。全国から安倍政権の強行=凶行を阻止するために行動を広げよう。 

 


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