19日(木)の名護市は、朝から1日中雨が降り続いた。海上からの抗議行動はできなかったので、安和の琉球セメント桟橋に行って、赤土土砂を搬入するダンプカーへの抗議行動に参加した。
午前10時40分頃、安和の現場に着くと琉球セメント新桟橋では、第二十八旭丸が土砂の積み込みを行っていた。この日2隻目で、1隻目は第十八勝栄丸だったとのこと。同船は前日18日の午後に大浦湾を出て行った。沖縄島を南回りで安和に移動し、朝一番で土砂を積み込んでいる。
雨が降るなか、土砂を搬入するダンプカーの出入り口では、のぼりやプラカードを手にした市民が、歩道を往復して新基地反対の意思を示していた。少人数でも、抗議者がいるのといないのとではまったく違う。
1人でも歩行者がいれば、工事車両は一時停止しないといけない。今週初めから本部町の美ら海水族館が営業を再開し、観光バスはまだ見えないが、レンタカーは結構通るようになっている。交通量が増えることでダンプカーの出入りが難しくなる。
言うまでもなく、抗議者が増えれば効果が上がる。辺野古の埋め立てを止めるために、ぜひ安和の抗議にも多くの人が参加してほしい。
一人の運転手がタバコを吸いながらダンプカーを運転していた。安和の琉球セメント桟橋前の道路は、観光車両も多いのだから喫煙運転は止めてほしいものだ。
この日はカヌーによる抗議行動はなかったが、午前11時頃、海上保安庁の車両が琉球セメント桟橋の構内に入っていった。
午前11時半頃、第二十八旭丸が離岸し、入れ替わりに3隻目の玄周丸が午前12時3分頃に着岸した。本部島ぐるみ会議の調べによれば、この日の土砂積み込み状況は以下の通り。
琉球セメント新桟橋
1隻目 第十八勝栄丸 ダンプカー277台分
2隻目 第二十八旭丸 ダンプカー127台分
3隻目 玄周丸 ダンプカー280台分
4隻目 航安丸 ダンプカー128台分
計 ダンプカー812台分
ほかに本部港塩川区ではランプウェイ台船に、ダンプカー94台分の土砂が積み込まれている。