海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

何のための県民投票なのか。2択か3択かともめている間にも、埋め立て工事は進んでいる。

2019-01-23 23:58:39 | 米軍・自衛隊・基地問題

 毎週水曜日は名護市安和の琉球セメント桟橋で、陸と海で連携した集中行動が取り組まれている。23日はカヌー16艇とゴムボート2隻で琉球セメント桟橋に行き、土砂を積み込んでいる第八藤進に対して抗議行動を行った。

 民間警備会社のゴムボートが、カヌーの機先を制したつもりか、ガット船の船首と船尾で張り付いていた。日頃、船のそばは危険です…と言っているのだが、自分たちは会社の指示に従順に従い、危険行為とやらをやっている。

 沖縄県民に新基地の犠牲を押しつける仕事を選んだ浅ましい男たちだが、抗議する市民を国家権力に売り渡すために写真や動画を取るのが、もう一つの仕事だ。

 赤土混じりの土砂がベルトコンベアーからガット船の中に落とされる。岩ずりと称して粗悪な土砂を埋め立て工区に投入している沖縄防衛局のでたらめな行為が問題となっている。数値を都合のいいように変えるのは安倍政権の得意技かもしれないが、これから国会でも追及されていくだろう。

 普段は午前中で土砂を積み終え出港するのだが、この日は桟橋入り口前で抗議している皆さんの努力で、第八藤進が土砂を積み終えたのは午後2時20分頃だった。陸での闘いを引き継ぎ、そのあとカヌーが海上で抗議行動を展開した。

 第八藤進が桟橋を離れたのは午後3時40分を過ぎてからだった。そのあと次のガット船が入ってきて土砂積み込みを始めたのが午後4時を過ぎてから。この日作業したガット船は1隻しか出港できなかった。陸と海の取り組みが着実に成果を生み出している。

 県民投票をめぐって混乱が続いているが、2択か3択かともめている間にも埋め立て工事は進んでいる。沖縄防衛局は埋め立て工区を広げ、新たな護岸建設も打ち出している。多くの人が現場に来て陸と海で行動すれば、実際に工事を遅らせることができるのに、マスコミはその事実には関心を向けず、県民投票で大騒ぎだ。いったい何のための県民投票なのだろうか。 

 


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