海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

ゲート前大行動と海上行動

2015-11-18 22:48:13 | 米軍・自衛隊・基地問題

 18日はキャンプ・シュワーブ・ゲート前での抗議行動が始まって500日の節目で、カーヌチームや船ののメンバーも多くがゲート前で開かれた大行動に参加した。作業車が出入りする旧ゲート前から辺野古弾薬庫前にいたる歩道は、座り込んだり、抗議のボードを持った市民で埋まった。

https://www.youtube.com/watch?v=ELRC_Nv5264

 主催者発表で1000人以上の人が集まり、挨拶や歌が続いてにぎやかな座り込みとなった。作業員や海上保安庁の職員たちは恐れをなして泊まり込んだらしく、この日は姿を見せなかった。沖縄県警や警視庁の機動隊も逆にごぼう抜きにされるのを恐れたのだろう。基地内引っ込んだままだった。

 こういうことを積み重ねていけば、米軍は事態の深刻さを考えざるを得なくなる。沖縄の基地がもはや勝手に使えず、安定使用が脅かされている。辺野古新基地建設を強行すれば、嘉手納基地をはじめ沖縄の全基地で撤去運動が広がる。そのような認識を米軍・米政府に認識させることが重要である。

 基地に出入りする米兵はこの現実を見て、沖縄の雰囲気が変わっていることを実感したはずだ。彼らの感想は様々な形で広がっていく。非暴力の座り込みでも、これだけの人が集まれば大きな力となり、米軍を脅かすことができる。そのことを実感した。

 18日はゲート前の大行動に参加したメンバーが多かったので、いつもより2時間ほど遅れてカヌー13艇で松田ぬ浜を出発した。

 午前中、長島の南(辺野古)側は風が強く、フロート沿い待機していたが、フロートを越えての抗議行動は難しいと判断して、平島で休憩を取りながら波が収まるのを待った。 

 午後2時頃、カヌー14艇とサップ4艇が、フロートを越えてスパッド台船をめざした。カヌー2艇が一番近い台船のそばまで行ったが、海保とマリンセキュリティのゴムボートに転覆させられている。

 ゲート前と海上で行動して、かなりきついがやるしかない。ぜひ結集を!

 


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