
24日は午後9時から開票所に行くつもりだったのだが、投票終了直後に稲嶺氏の当確の報が出たので、ブログを書いてから辺野古の久辺三区合同事務所を訪ねた。稲嶺氏の当選祝いが始まっていて、刺身や天ぷらをごちそうになった。抱き合って喜ぶ人や涙を拭う人、くり返されるバンザイ三唱や乾杯など、事務所はわき返っていた。



この喜びは選挙に勝利したことだけへの喜びではない。13年余りにわたって久辺三区で、つらく、苦しい思いを重ねながら新基地建設に反対し続けてきたことが、やっと報われようとしていることへの喜びなのだ。


久辺三区部会長の島袋信男さんがあいさつとバンザイ三唱を行い、ダルマの絵に目を入れるとカチャーシーが始まった。


すでに当確は出ていても、テレビで選挙のことが報じられるたびに、みんな食い入るように画面を見つめていた。


市内各地をあいさつ回りしている稲嶺氏が辺野古に来るのを待つ間、雑談の合間に数名が立って話をした。これまでの苦労話や新市政への提言が語られていた。
普天間基地の「移設」先として辺野古が浮上して以来、地域で粘り強く反対運動を取り組んできた皆さんの努力があってはじめて今回の選挙結果もある。推進派の圧力や嫌がらせを受けながらも、それに屈することなく久辺三区や二見以北十区で反対の声をあげ続けてきた人達がいたから、沖縄・全国の各地で支援の運動を行うこともできた。





日にちが変わって午前1時頃、稲嶺氏が辺野古の事務所に訪れた。待ちかんてぃしていた皆さんが拍手と歓声、指笛、握手で迎えた。稲嶺氏は応援に感謝するとともに、辺野古の海に基地は造らせない、ということを改めて誓った。そのあとバンザイ三唱やカチャーシーで当選を祝い、稲嶺氏の同級生の比嘉さんが三三七拍子で締めた。


新聞・テレビ各社も長時間待っていたのだが、稲嶺氏が支持者と握手をして事務所を出ると、すぐに外でインタビューが始まった。ヤマトゥの大手メディアも今回の市長選挙を大きく取り上げてきた。選挙結果が出るとさっそく一部のメディアは、日米同盟の危機につながりかねない、という不安煽りや、普天間基地固定化の懸念という脅し、やはり辺野古現行計画を進めるべき、という圧力などを始めている。また、稲嶺氏の勝利に対して政権内部から、住民投票ではない、斟酌しなければならない理由はない、云々と名護市民の民意を無視・軽視する発言も行われている。
今回の名護市長選挙の結果を、日米両政府の辺野古新基地断念の表明、さらに普天間基地の撤去までもっていくには、まだ越えなければならない山がいくつもある。名護から沖縄、全国の各地へ日米両政府を突き上げ、動かす運動を広げていきたい。



この喜びは選挙に勝利したことだけへの喜びではない。13年余りにわたって久辺三区で、つらく、苦しい思いを重ねながら新基地建設に反対し続けてきたことが、やっと報われようとしていることへの喜びなのだ。


久辺三区部会長の島袋信男さんがあいさつとバンザイ三唱を行い、ダルマの絵に目を入れるとカチャーシーが始まった。


すでに当確は出ていても、テレビで選挙のことが報じられるたびに、みんな食い入るように画面を見つめていた。


市内各地をあいさつ回りしている稲嶺氏が辺野古に来るのを待つ間、雑談の合間に数名が立って話をした。これまでの苦労話や新市政への提言が語られていた。
普天間基地の「移設」先として辺野古が浮上して以来、地域で粘り強く反対運動を取り組んできた皆さんの努力があってはじめて今回の選挙結果もある。推進派の圧力や嫌がらせを受けながらも、それに屈することなく久辺三区や二見以北十区で反対の声をあげ続けてきた人達がいたから、沖縄・全国の各地で支援の運動を行うこともできた。





日にちが変わって午前1時頃、稲嶺氏が辺野古の事務所に訪れた。待ちかんてぃしていた皆さんが拍手と歓声、指笛、握手で迎えた。稲嶺氏は応援に感謝するとともに、辺野古の海に基地は造らせない、ということを改めて誓った。そのあとバンザイ三唱やカチャーシーで当選を祝い、稲嶺氏の同級生の比嘉さんが三三七拍子で締めた。


新聞・テレビ各社も長時間待っていたのだが、稲嶺氏が支持者と握手をして事務所を出ると、すぐに外でインタビューが始まった。ヤマトゥの大手メディアも今回の市長選挙を大きく取り上げてきた。選挙結果が出るとさっそく一部のメディアは、日米同盟の危機につながりかねない、という不安煽りや、普天間基地固定化の懸念という脅し、やはり辺野古現行計画を進めるべき、という圧力などを始めている。また、稲嶺氏の勝利に対して政権内部から、住民投票ではない、斟酌しなければならない理由はない、云々と名護市民の民意を無視・軽視する発言も行われている。
今回の名護市長選挙の結果を、日米両政府の辺野古新基地断念の表明、さらに普天間基地の撤去までもっていくには、まだ越えなければならない山がいくつもある。名護から沖縄、全国の各地へ日米両政府を突き上げ、動かす運動を広げていきたい。
「普天間基地はいらない」・新基地建設を許さない1/30全国集会」
日時:1月30日(土)14:00~15:30
会場:日比谷公園・野外音楽堂
内容:沖縄からの発言・国会情勢報告・連帯アピール・ほか
集会終了後にデモ行進
主催:1/30全国集会実行委員会
連絡先 平和フォーラム
京都集会
『「紀元節・日の丸・君が代」とたたかう2/11京都集会』
日時:2月11日(木)午後1時~
会場:京都会館会議場
講演:「改定安保50年と沖縄・靖国」
講師:丹羽雅雄さん(弁護士)
デモ:午後3時~
参加費:500円
主催:天皇制の強化を許さない京都実行委員会
滋賀集会
「~これからどうする!~平和・靖国・憲法・教育・人権そして貧困を考える2010滋賀集会」
日時:2月11日(木)14:00~
会場:「コラボしが21」3階会議室
(大津市打出浜2-1)
協力券:一口1000円(当日受付可)
講演:「普天間飛行場の危険性除去と海兵隊のグアム移転」
講師:伊波洋一さん(宜野湾市市長)
主催:集会実行委員会
事務局:自治労滋賀県本部
気を抜かずに頑張りたいと思います。
東京・京都・滋賀の集会情報です。近郊の方はぜひご参加下さい。
島袋氏の当選を内心では望んでいた人たちが、民主党中央の中には結構いるのでしょう。
市民投票、市長選挙、世論調査のすべてで、辺野古新基地反対、の民意が示された今、「地元との合意は別」という発言をすることで、自公政権以上の居丈だかな姿勢を示しています。
「友愛」を掲げる鳩山政権の衣の下がのぞいていますが、妖怪たちの跳梁跋扈を許さないために気を引き締めましょう。
目取真さんのルポと示唆に感謝します。
勝利の日、久辺三区合同事務所の隣にある米海兵隊員御用達のタトゥーショップに勝手にタコライスを持ち込んで食べながら『龍馬伝』を観た後、事務所に戻るとすでに稲嶺さんの当確が出ていたのにはびっくりしました。
タコライスを作ってくれたおじさんが、「これまでに辺野古には八〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇円が投入されて高専とかマルチメディア館とかいろいろできたけど、結局ここの暮らしは何も変わらなかった」と語りかけてきてくれました。今回はススムに投票したよと。
おじさんの話を聴く前は、負けた時どうすっぺ、いや闘いつづけるしかないさ・・・と自問自答しながら暗くなったりもしましたが、おじさんの話にはどことなく市民のあいだに広がる普遍的な意識のようなもの感じ、これはもしかすると勝つかもなぁ・・・と少々安堵感が生まれました。
確か鳩山首相は「来年の1月には名護市長選もある。その結果をふまえて」云々と言っていましたね。それが、今は「ひとつの民意」に格下げ?ですか。そもそもその言葉の裏にある真意はなんでしょう。
しかし、名護市民が新基地建設に反対する市長を選んだという事実は全世界が注目しており、それでもなおかつ純粋な属国として基地を作って差し上げるという醜態を晒すのは、かなり難しくなってきているような気もします。
支配層が最も恐れているのは、粘り強く抵抗する市民の力ではありませんか。目取真さんがおっしゃるように、日米政府が建設を断念するまで闘いは続きます。今回の勝利をエネルギー源に、基地建設を断固阻止するという気合いが一層強くなっているのを自分の中に感じます。
まだ予断を許さない状況ですが、とりあえずは稲嶺氏の当選、画期的なことです。
闘いましょう!