晴耕雨読で住まいを造ろう

都会を離れ農的暮らしをしながら、日々住まいについて考え、家造りを家族と共にDIYで実現させた日記・・その後

敷地境界線の確認(3)

2006年05月03日 | 敷地について
 敷地境界線の確認  :
 敷地境界線の確認(2):からの続き

 1日の月曜日、よく晴れた日の午前中に三度目の訪問をしたが今回もお留守のようだ。ちょうどこのお家は私の地所が遠く見下ろせる場所にあり、高みから将来の姿を想像していると、運良く野良仕事から奥方が帰ってきた。途中の坂道に車を止めてあったので来客に気づいたのだろう。

 早速事情を説明して、一部接している農地との境界線の確認をしたい旨伝えると、
「それならお父さんと話をするのが良いね。私はよくわからんきに」
と言うことで勤務している会社へ連絡をとってくれ、今は出かけているが、お昼なら合えるということだった。奥方にお礼を述べて勤務先の会社へ車を走らせる。その方は私より年配で、もちろん定年を迎えているのだが会社が手放してくれないというバリバリの現役らしい。老いても元気なのは何より。話は飛ぶが、農家のほとんどは兼業であるが淡路島は大きな就職口は少ない。だから意外と多い勤め先は、農協(は民間)、郵便局、役場、教職などの公務員が多い。つまり農繁期には休みがとり易い仕事が多いように見受ける。でもその方は純民間の農機具メーカー代理店勤務。島内のあちこちに永い間のお得意先(農家)があり退職されては会社も困るといわれ勤務を続けているそうだ。 それはさておき。

 少し早めに到着したので事務の女性からお茶を頂き、飲み終わった頃にご主人が帰社された。自己紹介を済ませ最初から話をする。当然その昔話になるのだが、想像したようにやはり里道らしきものの無い奥の畑を宅地に造成したという。それまでの道は3尺道、つまり野良仕事に通う道だった。

 昔はリヤカーか牛車が通れば事足りるのでそれでよいのだが、やがてオート三輪、トラクターなどの機械化が進み、あぜ道の途中の農地も耕作に通うには不都合が生じてきた。そこでお互いが境界線を跨いで土地を提供し、作るなら4mの巾にしておこう。ということになったらしい。むしろ4mというのは望ましいことで、たいていの場合は8尺から9尺道(2.4~2.7m)が多い。特に自分だけの屋敷や農地に導く道は軽トラが通れば好しとする傾向が強い。多分このような実情から建築基準法の接道定義の

建築基準法:敷地等と道路との関係
第43条  建築物の敷地は、道路(次に掲げるものを除く。第44条第1項を除き、以下同じ。)に2m以上接しなければならない。ただし、その敷地の周囲に広い空地を有する建築物その他の国土交通省令で定める基準に適合する建築物で、特定行政庁が交通上、安全上、防火上及び衛生上 ...


という文言が生まれるのだろう。(建築一口知識 ?)


 この話は私の実務上からも理解できるし、道というのはそのように形成されていったと思う。そして、その道は当該敷地の奥まで ということらしい。
 またその人は自分の地所に関する経過は証明することが出来るという。私は疑っているわけではないので、今日の話合いだけで充分納得した。

結論として 南側は農地の土手から4m後退する こととして理解した。

.......................続く



 
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