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jazz and freedom and avenger

JAZZを聴きながら勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

晩秋のリリシズム・・・・・SPIRIT SENSITIVE / CHICO FREEMAN

2013-11-27 | ジャズ・ts

           Cf01_2

 

 

今年の紅葉シーズンは野暮用が重なったことと、昨年ほどの「色付き」が望めないので、出歩いていない。そうこうしている内に、「秋」も終わりそうだ。

 

 

そこで、今日は一人、部屋で「秋」を。

取り出したのは、C・フリーマンのバラード集。

 

録音は、1978年10月&1979年1月、レーベルは、インディア・ナビゲーション。

パーソネルは、

CHICO FREEMAN (ts)、JOHN HICKS (p)、CECIL McBEE (b)、BILLY HART (ds)、 DON MOYE (ds,1曲のみ)

ロフト・ジャズ真っ盛りの時代の作品。

 

 

TOPの?Autumn In New York’、伸びやかにも重厚なマクビーのbと、朴訥ながら腹が据わったフリーマンのtsのデュオ。痺れるぜ!、セントラル・パークの情景が目に浮かぶ。もう一度、行ってみたい。

 

H・シルバーの‘Peace’、‘A Child Is Born’、B面に移って‘It Never Entered My Mind’、マクビーのオリジナル‘Close To You Alone’、そしてエリントン・ナンバー、‘Don't Get Around Much Anymore’と、いいねぇ~。

 

なかでも、‘Close To You Alone’でのイン・テンポに入ってからのフリーマンのテナー・ソロが圧巻、聴き惚れるなぁ~ ハード・ボイルドだが、「優しさ」がある。まるで、フィリップ・マーロウですね

それに、全編に亘ってマクビーのbが凄い!、録音が良過ぎます!

 

 

C・フリーマンというと「ロフト・ジャズ」のイメージが強いけれど、本作は極めて「オーセンティック」。