私は基本的に日常的に落ち着きがなくそそっかしいのでミスの多い人間である。
そこに元来の思ったことをズケズケと言うデリカシーのない性格と一般常識のなさが災いしてやらかしてしまうことが少なくない。
そんなやらかしてしまった出来事の中で大失敗をした2つのことがある。
1つは次女がまだ幼稚園だったときの話。
バザーの手伝いで、おにぎりとパンを販売する売り場にいたときのことである。
10人ほどのお母さんの中にお父さんは私だけという状況。しかし知っているお母さん達ではなく他の学年の子供のお母さん達だったので、雑談することもなく販売の仕事をまっとうしていた。
幼稚園児のお母さん達なので、まだ20代後半から30代前半の若いお母さん達の集まりなので、少しコミュニケーションをとって楽しく過ごしたい気持ちはある。
そんな気持ちで働いていると1人の可愛いらしいお母さんの1人が手提げのビニールの開け口を開けようとしていて「手が乾燥していて開けられない」と言っていた。
その様を見て突発的に私が「枯れてますね！」と言ってしまう。ちょっとした笑いを誘う意図で発した言葉だったが周りのお母さん達から一斉に白い目で見られ、そこから1時間ほど私にとっては無言で過ごす地獄のような時が流れることになったのは言うまでもない。
そして人生で一番やらかしてしまったワースト1は25年ほど前、東京での仕事を辞めて静岡で働き始めて2年ほど経ったときだった。
1日の仕事を終え夜間金庫にお店の売上を預けに行く途中、中島屋ホテルの前に20人ほどの若い人達の集団が円陣を組んで話をしていた。
その集団の中に大学時代の悪友の姿を見つける。
「なんで東京にいるはずのあいつが静岡にいるんだ？？」とは思ったものの、久しぶりに会えた嬉しさのあまり私はその男めがけてランニングジャンピングニーパット(走って跳び上がって膝蹴り)をしてしまった。
がしかし…………
跳び上がった空中でその男の顔を見たら、全くの別人‼︎
時すでに遅しで私はその人に体当たり膝蹴り！
恥ずかしさと申し訳なさで、円陣の中央で膝が崩れて座り込み、平謝りする私がいた。
とても良い集団の人達で誰も私を責める人はいなかったが、本当に申し訳ないことをしたと思っている。
どちらの言動、行動も頭で考えた結果の行動ではなく本能的に出てしまった行動なので、今後も気をつけないといけない。
高校、大学時代の後輩達からはデリカシーのない人と言われ続けているので、日常的にやらかしていて迷惑をかけているのかもしれないが、もし私に心ない言動をされた方はお許しいただきたい(謝…)
