熱燗飲むほど通じゃない。冷酒以外は興味なし。
ただひたすらフルーティーな日本酒を求めて。
暴飲族 ~居酒屋風一般家庭~
発光路強力 純米吟醸

何年か前に栃木に遊びに行ったときに買ったお酒なんですが、どうして開けなかったかというと、「強力」という酒米にビビったからです。(←弱虫!)
だって、強力を使ったお酒というと、なんか、燗酒向きのイメージがありますもんね。
というわけで、いつの間にか約2年の自家熟成をすることになってしまいましたが、そろそろヤバイかもと思い、とうとう開けてみました。
とりあえず、ヒネてはいなかったので、そこはセーフ。
もっと硬くて甘みの少ない味を想像していましたが、かなり飲みやすい。これなら、買ってすぐに飲んでもぜんぜんよかったじゃん!
辛さやきつさもなく、口当たりやわらか。この辺は、熟成が効いてるのかもしれません。甘みもほどよくあって、結構、きれいな純米吟醸酒といった感じです。
きれいと言っても、若干、穀物っぽい米の旨みのような成分が上乗せされていて(個人的には、穀物っぽい味わいはあんまり得意ではありませんが)、でも、それがシャープにすっきりまとまっています。
酒屋(那須の月井さんです)のご主人に、「もし、「強力」のお酒を飲んだことがなければ試してみては?」と勧められて買ってみましたが、フルーティーなお酒ばっかり10本ぐらい買う僕に勧めてくれたので、やっぱりある程度僕の好みを意識して勧めてくれてたんですね。
教訓:名前にビビらず、とりあえず、飲んでみよう!
粟野産強力/精米歩合 55%。(製造年月 2007年11月)
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作 純米 穂乃智

華やかでフルーティーな雅乃智に比べると、グッと落ち着いてます。
穀物っぽい含み香がありつつ、旨みというか甘みがほんのり。あんまり、冷酒で飲むタイプのお酒ではなさそうですが、いや、これも悪くないです。お酒単体で飲むというよりは、食中向きかな。
実は、僕は毎晩食事が終わってから本格的に飲み始めるので、我が家に限っていえば、食中酒のニーズは少ないです。
とはいっても、全く必要ないかと言われると、そうでもなく。
やっぱり、いろんなタイプのお酒が必要なわけです。
米不明/精米歩合 60%。(製造年月 2009年12月)
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富美川 大吟醸 美山錦 生

きましたね、これはうまい。
生なんですが、生酒特有の濃厚さが弱くて、割と飲みやすいタイプの生です。
全体的な印象としては、軽くてさわやかフルーティー。香りは、含み香がふわっとといった感じ。甘みはメロン系かな。
後味もおとなしく、スーッと消えていきます。
これは好きな味です。当然、減り方が早いので、このままいくと、もって3日でしょうね。
山田錦や雄町ならわかるんですが、美山錦で大吟クラスのうまい酒というのは、東北では多少見かけるものの、でも、数は多くないですね。なぜか、うれしくなっちゃいます。
美山錦/精米歩合 50%。
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英 純米吟醸 平成18酒造年度仕込み第10号

ぜんぜん気がつきませんでしたが、熟成酒だったみたいです。ヒネはゼロです。
香りは弱く、おとなしい酒質なんですが、口に含んだときの旨みが結構グッときます。
派手さがないので、食中でも問題なくおいしくいただけますが、単体でもイケるぐらい味はほどよく濃いです。
僕は冷え冷えのお酒が好きなわけですが、それでも、飲んでるうちに温度が常温に近づいてくるわけで、そうなると、まとまりの良さがわかってきます。新酒じゃ、まずこんな味はあり得ませんね。
とにかく、今日はお酒を飲んで、ホッ。
お酒がおいしかったからか、2週連続休日出勤が終了したからか。ま、両方ですね。
無農薬山田錦/精米歩合 50%。(製造年月 2008年12月)
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土佐しらぎく 純米吟醸 山田錦 限定無濾過 16BY 生

寝かせたというか、放置してたというか。
黄色みがかっていて、バニラ系の熟成香がのっかっちゃってますが、きびしい感じのヒネ香が出てるわけではないです。甘みも酸味も、ちょうどよい強さ。
生を長い間放置しておいても、結構、飲めるもんですねぇ。
もちろん、普段飲んでる軽めのフルーティーなお酒とはぜんぜん違いますが。
これは、好みというよりは、おもしろいお酒かな。勉強になります。生を寝かせて冷酒で飲むには、3~4年ぐらいが限界なんでしょうかね。
普段は好みだったお酒しか記事にしていませんが、実は影でいろいろと飲んでたりします。
ところで、このお酒。おいしいのに、どうしてすぐに飲まずに、こんなに放置されていたんだろう?(←自分がわからなければ、誰もわかるわけないじゃん!)
山田錦/精米歩合 50%。(製造年月 2005年7月)
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天寶一 山田錦純吟

広島のお酒らしい(あくまでも僕が持ってるイメージです)、きれいな酸味とカラッとしたさっぱりとした甘さを特徴とするお酒ですね。
お猪口に注いだ瞬間は、そんなに香りはしませんが、口に含んでから弱めの吟醸香がフワッと広がります。
火入れだけどスッキリしすぎてなくて、味はしっかり。こういうお酒が飲みたかったんです。
後味はかなりさっぱりしているので、杯を重ねても大丈夫。一晩、これだけでもいけますね。
ときどき、嫁とも話していますが、広島は、またいつか絶対に飲みに行きたい所。出張ないかなぁ?
山田錦/精米歩合 麹50%、掛米55%。(製造年月 2009年5月)
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蓬莱泉 純米大吟醸 空

蓬莱泉の空です。
以前、北海道の実家の近くにある居酒屋で飲んだことがありましたが、結構、おいしかった記憶が。
香りは抑えめで、全体的に落ち着きがあります。割とやわらかい口当たりで、これはスイスイ飲めてしまう。甘みや酸味もどちらかが特に強いこともなく、バランスが取れていて飲みやすい。
この日のつまみは、鮨勘のお寿司。そう、この友人こそ、紅トロ研究会の副会長なのだ。
というわけで、20カンの紅トロも蓬莱泉の空も、あっという間になくなりました。
以前は、波瀬正吉を持ってきてくれた友人。
なんて、いい人なんだ。(←くれるお酒で、人を判断してはいけません。)
山田錦/精米歩合 麹米40%、掛米45%。(製造年月 2009年6月)
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澤姫 純米吟醸 無濾過生原酒

なぜ開けなかったかというと・・・・特に意味はありません。飲んだことのない銘柄だし、そのうちゆっくりとと思っていたら、タイミングを逃してしまっただけです。
それにしても、見事な地酒。栃木の酒造好適米を使って、栃木の酵母(T-S/T-F)を使って、鬼怒川の伏流水で仕込んだお酒。
生だし、もしかしたらもうヒネちゃったかな?いや、原酒だから大丈夫かな?とか思いながらドキドキして一口飲んでみると・・・・めっちゃうまいじゃないですか。
ヒネは全くありません。熟成感もなく、でも、新酒のような硬さもなく、これはきれいな仕上がり。2年寝かせたのが、よかったのかな。原酒の辛さも弱く、これは飲みやすい。
とにかく、気に入ったのが、フルーティーさ。この軽めで華やかな甘さ、大好きです。
飲んでいるうちに、このお酒の味に近いお酒が思い浮かびました。
そうだ、あの味だ。一白水成だ。
もっと早く開けておけばよかったなぁ。こんなにおいしいってわかってたら、先月、那須に行った時に、また買ってきたのに~。
いつもは、いろんなお酒をちょっとずつ飲むけど、めずらしくこのお酒だけで一晩過ごしてしまいました。
ひとごこち/精米歩合 50%。(製造年月 2007年12月)
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五凛 純米大吟醸 山田錦

あと、明日ひと仕事したら、やっと夏休みだ~。
という状況の中、以前、外で一度だけ飲んだことのある五凛の純米大吟醸を家でゆっくりと飲んでみました。
少しカラッとした感じのある甘さが口当たりをすっきりとさせつつ、でも、後半ぐぐっと濃さが出てきて、どこか個性的。
香りは少なめで、落ち着いてますね。
五凛は、純米の生が一番おいしいかなと思ってたけど、この季節に飲むなら、少し軽めのこの純米大吟醸がいいかも。
とかいって、目の前に旨い酒があれば、夏だろうが冬だろうが、何でも飲むんですけどね。
兵庫県特A地区産山田錦/精米歩合 45%。(製造年月 2009年4月)
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澤屋 まつもと 吟醸純米 5年熟成

もうこの際、ヒネたお酒は捨てようと思って、開栓後ワケあって数年間放置していたお酒を片っ端から開けていっています。
そのうちの一つがこれ、まつもとの純米吟醸です。
京都の地酒の中では大好きなお酒だったんですが、封開けのときは、イメージしていたよりも平坦な感じがして、やや物足りなさを感じました。
それで、ちょっと置けばもしかしたら、熟成香がのりつつも甘みが増すかも(こういうパターンのお酒ありますよね)と思って、放置していたわけです。
その後、ときどき味見していましたが、パッとせず。
しかし、今回味見してみると・・・・・これは捨てられない。
まず、一番気になるヒネですが、これが奇跡的に問題なし。原酒でもない(15~16度)このお酒が、まさかこんなにもつとは。多少、後味に感じる香りの中には、熟成酒っぽさを感じますが。
あと、甘みの印象が元のまつもととは違いますね。チョコレートっぽいというか、ビターな甘さというか。なんだか深みのある味にびっくり。
そういえば、このお酒は、今の家に引っ越す前の、結婚して最初に住んでたマンションのときに買ったお酒なんですよね。まさか、2人目の子供が生まれるか生まれないかのドキドキの時に飲むことになろうとは、思いもしませんでした。
(製造年月 2003年12月)
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扶桑鶴 純米吟醸 中汲み 凌雲

というわけで、これを味見してみました。
以前、日本酒の会で、抽選で当たったこのお酒。扶桑鶴の凌雲です。
今、裏ラベルを見て気付きましたが、これって島根のお酒だったんですね。島根のお酒は、買ったことがありません。(これは頂き物なので。)
もともとの味がわからないので、開栓して放置する前と後で味がどう変わったのかはわかりませんが、いつも飲んでる冷酒とは明らかに違う雰囲気。穀物系の香りにクリーミーさが混じったような、そんな印象。
しばらく置いたからか、まろやかさがかなりあって、まとまりはすごく良いです。派手さやきつさがなく、なんだか体に優しそうな味がします。
普段飲んでる冷酒とは方向性が全然違いますが、改めて、日本酒っていろんなタイプがあるんだなぁと実感。
いいお酒だと思うんですが、得意分野ではないお酒。そのうち嫁が日本酒の世界に復帰しても、絶対に飲まない味だ。
さて、残りは、どうしよう?迷ったときは、とりあえず、また「おやすみなさい」ということで。
佐香錦/精米歩合 50%。(製造年月 2008年7月)
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五凛 純米生酒

そのときは、クセのあるお酒が多いイメージのある石川の地酒で、これだけフルーティーなものがあるんだと思って、ちょっと衝撃的でした。
さて、今回は家でじっくり味見。原酒ではないんですが、なかなか濃く感じます。ややトロっとした舌触り。
甘みはしっかりありますが、酸味もあるので、甘ったるくは感じません。生だからか、後味の余韻がかなり長いです。そして、そのときに鼻に抜ける香りが、広がる割には地味というか落ち着いているというか。このぐらいの味の厚みと香りがある純米酒が増えて欲しいです。
石川のお酒が全部こういう味というわけでは、もちろんないわけですが、明らかに宮城にはない味なわけで、やっぱりその地域によって、味の傾向みたいなものがあるんですね。
県外の人から見たら、宮城の地酒って、どんなイメージなんだろう?気になってしまった。
兵庫県特A地区産山田錦/精米歩合 60%。(製造年月 2009年2月)
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東力士 純米吟醸 しぼりたて 無濾過生原酒 極一滴雫酒

さて、暴飲族初登場となる東力士で再開です。
酸味が強いんですが、でも、そんなに気にならないというか、無濾過の生原酒の割には重さがないので、酸味もきつく感じません。
香りは弱めです。味で勝負ですね。生っぽさは弱くて、飲みやすい生酒です。
しかし、無濾過生原酒の袋吊りって、濃さときれいさをほどよく感じられて、結構いいですね。アルコールのきつさを感じるほどではないけど、そこそこ濃くて、でも、カドがなくてきれい。
普段飲んでるお酒よりは甘みは弱めでしたが、栃木県酵母だったせいか、あまり飲みなれない酸味寄りの独特のバランスが楽しめて、なかなか満足。
残りは、ちびちびいかせていただきます。
いやぁ、毎晩、普通に日本酒を飲める生活って、いいですね~。仕事は余裕をもってやりましょう!
五百万石/精米歩合 60%。(製造年月 2008年12月)
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開運 純米吟醸

さて、久しぶりの家飲みの1本はこちら。
開運のホームページで見ると、これは特撰純米吟醸というお酒のようです。
寝かせているわけではないと思うんですが、まず、口当たりがまろやか。ホント、熟成酒のようにトロっとしています。
香りは、ほどよくというかやや控えめ。
旨みは十分ですね。味は濃いです。加水の火入れのお酒で、これだけボリュームがあれば文句なしです。酸味がやわらかくて、そこもいいですね。
久しぶりに開運を買いましたが、さすがの旨さでした。少し熟成感も漂うんですが、後味がどことなくさわやかで、そんな複雑さが心地よい1本でした。
米不明/精米歩合 50%。(製造年月 2008年12月)
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悦凱陣 純米吟醸 吟醸造り 金比羅大芝居

そんな凱陣ですが、県外では唯一の顔なじみの酒屋さんである源八さんで、これなら冷酒でもイケるのでは?ということで購入しました。
吟醸香はほとんどないんですが、たしかにこれなら冷酒でイケます。そんなにクセがなく、結構やわらかい味です。吟醸造りというだけあって、澄んだ印象。この辺は、アルコール度数が低い(15~16度)というのもあるんでしょうね。
後味に、ほのかに穀物っぽい香りがただよいますが、これが普段飲んでる冷酒にない、凱陣っぽいところかもしれませんね。
好みど真ん中ではないんですが、これもアリかなというお酒でした。ときどき、意外な銘柄を飲んでみるのも、新鮮でいいですね。もしかしたら、知らない間に、好みが変わってるかもしれませんし。
僕は今のところ、ブログ開設当初から日本酒の好みは変わっておりませんが。
山田錦(香川産)/精米歩合 50%。(製造年月 2007年4月)
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