前回までのあらすじ
爆走に爆走を重ね、トルコの内陸部コンヤという街までやってきました。前日、集団(ツアー)での旅に辟易してホームシックというかひとりになりたい気持ちにさいなまれ一日を終えた僕。この日は世界遺産のカッパドキア地方へ目指すことになります。
●6月28日(金)コンヤ リクソスホテル(Rixos Hotel Konya) 現地時間07:30●
へっへ、すでに朝ごはん何を食べたかも覚えていない精神状態です。(※忘れたわけではありません)
今日も朝早くから出発します。僕の精神的に憂鬱な「心の旅」が早朝からスタートします。
●コンヤ ケルバンサライ(kervansaray) 現地時間09:00●
一回目の休憩ということでケルバンサライ(キャラバン隊の宿)のまえにあるSAに到着。
キャラバン隊の規模は相当大きかったことをうかがわせる馬鹿でかい宿。むしろちょっとした砦である。中に入るにはまた別途料金がかかる気がしましたが、外観からしてもかなり大きいことをうかがい知ることができます。…それ以上の説明はないです、すんません。
休憩をすませてバスはまた走り出します。
トルコの内陸部はひたすら丘陵地帯にまっすぐ道がしかれているだけです。どこを見ても畑。
参考に言うと道路は平らじゃないです(笑。たまたま参加しているツアー会社の内規でスピード100キロ以下で走っていますが、追い越していくほかの観光バスは猛スピードで激しくバウンドしてます…なんていうんですかね、田舎文化なのもあると思うんですが多くの車は車線をまたいで走ります。車線と車線の間なんか律儀に走っているのは都市部だけです。
そのせいもあると思いますが田舎の道でも幹線道路であれば道路は片側2車線、計4車線が多いですが、大体の片側は工事でアスファルトを敷きなおしているので右へ左へ移動しまくります。バス弱い人にはたぶん苦痛だと思います…。国内移動ならやはり飛行機を利用した方が楽なんでしょうな。
●カッパドキア カイマルク地下都市 現地時間11:30●
ふたたび2時間走り、次の目的地「カイマルク」地下都市。ヒッタイト人がつくったとされている洞窟都市ですな。
本日は主にヒッタイト人の文明地を訪ねる予定になっているのですが、日本人の多くはヒッタイト人を知らない。
日本人がおそらく「ヒッタイト人」と出会うのは世界の中で初めて「鉄」を用いた民族ということと、「馬」を飼育し戦争に用いた遊牧民だったということが世界史の教科書の中に出てくるところぐらいですね。なんかヒッタイト人の話を書いた日本の有名な漫画もあったと思うんですが忘れました(何。
時代は紀元前20世紀。
まずそんな時代のことがわかるっていうんだからすごいと思うんですが、彼らはどこからともなく現れ(厳密には出自が謎なだけ)、紀元前15世紀には王国を建設しメソポタミアを征服するに至ったわけです。
昨今「シリア」で有名なあの地域ですな。イメージとしてはペルシャ(イラン)のあたりから黒海に沿ってトルコ地域に進出とともに、南下していったというわけですな。
その後、現在のトルコのあたりに定住した彼らはエジプトとかと戦争をしていたのだけども、紀元前1190年頃「海の民」に滅ぼされてしまった、と。だいたいこれが我々日本人がしっている彼らの歴史だと思われる。
そうしたうえでこの「カイマルク」地下都市。地下八層にも及ぶ人工的にほられた洞窟内住居。住居というよりは地下に掘られたマンションといった方がいいかもしれません。これも彼らヒッタイト人が作ったとされている。あくまでも「されている」。
というのも作られた目的も年代(紀元前とされているが)もわかっていないそうで、今現在分かっていることとすれば、7世紀ごろキリスト教徒たちがアラブ人の迫害から逃れるためにここに住んだということだけだそうだ。
住む。住めなくはないけど、この中だけで住むのはすごい苦労したと思う…狭い。途中の道なんか当然すれ違えるわけもなく、ときにはしゃがみながらでしか進めない道もある。ここを見学するとちょっとした筋肉痛になるひともいると思うので頑張ってください(何。まぁガイドさんにも聞きましたが「年がら年中住んでいるんじゃなくて、戦争の時とか非常事態の時だけ」って言ってましたが…うん。
地下都市の周りは土産物屋が広がっています。
●カッパドキア 現地時間13:30~15:30まで●
カイマルクをあとにし、次にトルコの絨毯屋を見学し、そこからまた移動して昼ごはんでした。
絨毯に興味はないのですが、こういうところへ行って勉強になるのはやはりそれなりに値段がするものはいいものだと、ただで触れるところだと思う。都内のデパート行っても実際に触ることができるかといえばそうじゃないから。あれですよ、高い絨毯はすごい気持ちいいですね。買いませんでしたけど。
昼ごはんはカッパドキア特有の洞窟を利用したレストランでした。ここで出たのが1円サイズぐらいの豆をトマトスープで煮たもの。これは好みが分かれるだろうなぁ…メキシコ料理とかで豆使ったメニュー良くありますけど、まぁあれよりも軽いですが、確実にブローを決めてくる料理です…。
これが前回話したイスラム神秘主義の旋回舞踊の土産物です。こんなに同じものが並べられるだけですごく神秘的です。
●カッパドキア 有名な奇岩群を見学する 現地時間16:00●
「さぁお待たせしました」というほど僕個人ではあまり待ってもいなかったカッパドキアの岩。
あれですよ、迫力はないですよ(汗。
ああ、こういうことね、不思議だねぇ~ということが言える感じです。見渡す限りの奇岩群!みたいなことはありません。
バスで移動して転々と見ていく形になるので…もうなんていうか言葉にならない(何。
すみません、なんか感動薄くて。
いろいろ見終えたそのあとですね、実際に洞窟にすんでいる方のおうちへ見学へいきました。
なんか感想があるかと聞かれると難しいのですが、こういうガランとした広間もいいなァって(何。いや、本当に難しいです、こういうもんなんだなぁと受け入れるだけです、ええ。
このときは比較的写真を撮っていて期限を取り戻しているようです。というより前日あまりにカメラを使わなかったことを反省して撮ってる感があります。
●カッパドキア カッパドキアケーブスイーツ(Cappadocia Cave Suites) 現地時間18:30頃●
いろんなところ回っていたら、ホテルに着いたのが18時過ぎ。いつもより早くついてます。
聞くところによると「トルコ旅行いった」「カッパドキア行った」「洞窟ホテル泊まった」というのがトルコ旅行のステータスらしく、これを目当てに旅行する人がかなりいるらしい。
たしかにこれまでに泊まったホテルに比べるとこじんまりとしていて良さげな感じである。ただ泊まっている本人がその宿の情緒とかに感銘を受けないところに問題があるだけで、きっと普通の人は憧れなんだろうなぁと他人事のように思った…のです。
僕はいいホテルに泊まるといつも思うことがあって『ああ、数時間しかいないのに勿体ねぇ』ということを思い、なんでこんなとこにいいるんだろうと呆然としてしまいます。
ここにおいても『もう2度と来ないから』という思いで必死に写真を撮ってます。というか来るなら一人で来たいわ!
●カッパドキア 場所を失念 現地時間19:00●
ホテルについてその後、オプションの旋回舞踊見学に行ってきました。行く前は期待していなかったんですが行ってみてよかったです。びっくりします。
イスラム神秘主義・スーフィズムはひたすら旋回を続けることで目を回すというよりも、ぐるぐる回った時の感覚分かると思いますが「ふわー」という感覚というか止まった時の「すー」っていう感覚あるじゃないですか、あれを神への一体化と考えたわけですね。
それをただ貧血と片づけてしまうほど楽ではないと思われます…たぶん20分くらいは回っていたと思います。びっくり人間というくくりでは失礼ですが、いやすごいです。
ただまぁ、舞踊中に「スーフィズム」がなんなのかもわからずオプションに申し込んだ輩がその姿を見て笑っていたのと、舞踊が終わったあとに会場で唯一拍手した自分の親父を殴ってやろうかと思った出来事が起きたことが半端じゃなく残念でした。
その後ホテルに戻り食事をとりました。
まだ20時過ぎだったこともあり、ひとり街をぶらぶらしてきました。
てんで物騒じゃないのでぶらぶら歩くのには最適です。まぁ何があるってわけじゃないですが、この旅行で初めて時間を気にせず一人になれたのですごく楽しかった記憶があります。歩くだけで「ジャパニーズ?」と話しかけられるのも楽しくもあります。
こうしてまたもやツアー旅行に自分がマッチしていない夜を過ごしているわけで、翌日からも空気をぶち壊す僕の行動が目立ちます…
爆走に爆走を重ね、トルコの内陸部コンヤという街までやってきました。前日、集団(ツアー)での旅に辟易してホームシックというかひとりになりたい気持ちにさいなまれ一日を終えた僕。この日は世界遺産のカッパドキア地方へ目指すことになります。
●6月28日(金)コンヤ リクソスホテル(Rixos Hotel Konya) 現地時間07:30●
へっへ、すでに朝ごはん何を食べたかも覚えていない精神状態です。(※忘れたわけではありません)
今日も朝早くから出発します。僕の精神的に憂鬱な「心の旅」が早朝からスタートします。
●コンヤ ケルバンサライ(kervansaray) 現地時間09:00●
一回目の休憩ということでケルバンサライ(キャラバン隊の宿)のまえにあるSAに到着。
キャラバン隊の規模は相当大きかったことをうかがわせる馬鹿でかい宿。むしろちょっとした砦である。中に入るにはまた別途料金がかかる気がしましたが、外観からしてもかなり大きいことをうかがい知ることができます。…それ以上の説明はないです、すんません。
休憩をすませてバスはまた走り出します。
トルコの内陸部はひたすら丘陵地帯にまっすぐ道がしかれているだけです。どこを見ても畑。
参考に言うと道路は平らじゃないです(笑。たまたま参加しているツアー会社の内規でスピード100キロ以下で走っていますが、追い越していくほかの観光バスは猛スピードで激しくバウンドしてます…なんていうんですかね、田舎文化なのもあると思うんですが多くの車は車線をまたいで走ります。車線と車線の間なんか律儀に走っているのは都市部だけです。
そのせいもあると思いますが田舎の道でも幹線道路であれば道路は片側2車線、計4車線が多いですが、大体の片側は工事でアスファルトを敷きなおしているので右へ左へ移動しまくります。バス弱い人にはたぶん苦痛だと思います…。国内移動ならやはり飛行機を利用した方が楽なんでしょうな。
●カッパドキア カイマルク地下都市 現地時間11:30●
ふたたび2時間走り、次の目的地「カイマルク」地下都市。ヒッタイト人がつくったとされている洞窟都市ですな。
本日は主にヒッタイト人の文明地を訪ねる予定になっているのですが、日本人の多くはヒッタイト人を知らない。
日本人がおそらく「ヒッタイト人」と出会うのは世界の中で初めて「鉄」を用いた民族ということと、「馬」を飼育し戦争に用いた遊牧民だったということが世界史の教科書の中に出てくるところぐらいですね。なんかヒッタイト人の話を書いた日本の有名な漫画もあったと思うんですが忘れました(何。
時代は紀元前20世紀。
まずそんな時代のことがわかるっていうんだからすごいと思うんですが、彼らはどこからともなく現れ(厳密には出自が謎なだけ)、紀元前15世紀には王国を建設しメソポタミアを征服するに至ったわけです。
昨今「シリア」で有名なあの地域ですな。イメージとしてはペルシャ(イラン)のあたりから黒海に沿ってトルコ地域に進出とともに、南下していったというわけですな。
その後、現在のトルコのあたりに定住した彼らはエジプトとかと戦争をしていたのだけども、紀元前1190年頃「海の民」に滅ぼされてしまった、と。だいたいこれが我々日本人がしっている彼らの歴史だと思われる。
そうしたうえでこの「カイマルク」地下都市。地下八層にも及ぶ人工的にほられた洞窟内住居。住居というよりは地下に掘られたマンションといった方がいいかもしれません。これも彼らヒッタイト人が作ったとされている。あくまでも「されている」。
というのも作られた目的も年代(紀元前とされているが)もわかっていないそうで、今現在分かっていることとすれば、7世紀ごろキリスト教徒たちがアラブ人の迫害から逃れるためにここに住んだということだけだそうだ。
住む。住めなくはないけど、この中だけで住むのはすごい苦労したと思う…狭い。途中の道なんか当然すれ違えるわけもなく、ときにはしゃがみながらでしか進めない道もある。ここを見学するとちょっとした筋肉痛になるひともいると思うので頑張ってください(何。まぁガイドさんにも聞きましたが「年がら年中住んでいるんじゃなくて、戦争の時とか非常事態の時だけ」って言ってましたが…うん。
地下都市の周りは土産物屋が広がっています。
●カッパドキア 現地時間13:30~15:30まで●
カイマルクをあとにし、次にトルコの絨毯屋を見学し、そこからまた移動して昼ごはんでした。
絨毯に興味はないのですが、こういうところへ行って勉強になるのはやはりそれなりに値段がするものはいいものだと、ただで触れるところだと思う。都内のデパート行っても実際に触ることができるかといえばそうじゃないから。あれですよ、高い絨毯はすごい気持ちいいですね。買いませんでしたけど。
昼ごはんはカッパドキア特有の洞窟を利用したレストランでした。ここで出たのが1円サイズぐらいの豆をトマトスープで煮たもの。これは好みが分かれるだろうなぁ…メキシコ料理とかで豆使ったメニュー良くありますけど、まぁあれよりも軽いですが、確実にブローを決めてくる料理です…。
これが前回話したイスラム神秘主義の旋回舞踊の土産物です。こんなに同じものが並べられるだけですごく神秘的です。
●カッパドキア 有名な奇岩群を見学する 現地時間16:00●
「さぁお待たせしました」というほど僕個人ではあまり待ってもいなかったカッパドキアの岩。
あれですよ、迫力はないですよ(汗。
ああ、こういうことね、不思議だねぇ~ということが言える感じです。見渡す限りの奇岩群!みたいなことはありません。
バスで移動して転々と見ていく形になるので…もうなんていうか言葉にならない(何。
すみません、なんか感動薄くて。
いろいろ見終えたそのあとですね、実際に洞窟にすんでいる方のおうちへ見学へいきました。
なんか感想があるかと聞かれると難しいのですが、こういうガランとした広間もいいなァって(何。いや、本当に難しいです、こういうもんなんだなぁと受け入れるだけです、ええ。
このときは比較的写真を撮っていて期限を取り戻しているようです。というより前日あまりにカメラを使わなかったことを反省して撮ってる感があります。
●カッパドキア カッパドキアケーブスイーツ(Cappadocia Cave Suites) 現地時間18:30頃●
いろんなところ回っていたら、ホテルに着いたのが18時過ぎ。いつもより早くついてます。
聞くところによると「トルコ旅行いった」「カッパドキア行った」「洞窟ホテル泊まった」というのがトルコ旅行のステータスらしく、これを目当てに旅行する人がかなりいるらしい。
たしかにこれまでに泊まったホテルに比べるとこじんまりとしていて良さげな感じである。ただ泊まっている本人がその宿の情緒とかに感銘を受けないところに問題があるだけで、きっと普通の人は憧れなんだろうなぁと他人事のように思った…のです。
僕はいいホテルに泊まるといつも思うことがあって『ああ、数時間しかいないのに勿体ねぇ』ということを思い、なんでこんなとこにいいるんだろうと呆然としてしまいます。
ここにおいても『もう2度と来ないから』という思いで必死に写真を撮ってます。というか来るなら一人で来たいわ!
●カッパドキア 場所を失念 現地時間19:00●
ホテルについてその後、オプションの旋回舞踊見学に行ってきました。行く前は期待していなかったんですが行ってみてよかったです。びっくりします。
イスラム神秘主義・スーフィズムはひたすら旋回を続けることで目を回すというよりも、ぐるぐる回った時の感覚分かると思いますが「ふわー」という感覚というか止まった時の「すー」っていう感覚あるじゃないですか、あれを神への一体化と考えたわけですね。
それをただ貧血と片づけてしまうほど楽ではないと思われます…たぶん20分くらいは回っていたと思います。びっくり人間というくくりでは失礼ですが、いやすごいです。
ただまぁ、舞踊中に「スーフィズム」がなんなのかもわからずオプションに申し込んだ輩がその姿を見て笑っていたのと、舞踊が終わったあとに会場で唯一拍手した自分の親父を殴ってやろうかと思った出来事が起きたことが半端じゃなく残念でした。
その後ホテルに戻り食事をとりました。
まだ20時過ぎだったこともあり、ひとり街をぶらぶらしてきました。
てんで物騒じゃないのでぶらぶら歩くのには最適です。まぁ何があるってわけじゃないですが、この旅行で初めて時間を気にせず一人になれたのですごく楽しかった記憶があります。歩くだけで「ジャパニーズ?」と話しかけられるのも楽しくもあります。
こうしてまたもやツアー旅行に自分がマッチしていない夜を過ごしているわけで、翌日からも空気をぶち壊す僕の行動が目立ちます…
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