俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

トルコにいった話5(ひとりになりてぇ)

2013-09-10 23:14:35 | トルコ旅行2013
前回までのあらすじ

前日アルテミス神殿・エフェソス神殿に赴いた我々は壮大な遺跡にではなく夏の日差しに圧倒され、世界一いかしたおっさん顔のニコラスケイジが泊まった宿に宿泊。これまで海岸線をずっと走ってきましたが場所を内陸へと移し、トルコの奥へ奥へと進んでいくのであった。


●6月27日(木) パムッカレ スパホテル コロッセアサーマル(SpaHotel Colossae Thermal) 現地時間07:30●

みなさんもお気づきであろうがこのツアーはホテルに滞在する時間が短い。
だいたいが早朝ホテルを出発し1日300キロは移動を行い、飯や買い物、観光をすべてこなし夜9時くらいにホテルへ到着する。
前にいったか忘れてしまいましたが、この時期のトルコの夜9時は正直明るいです。あー、日が沈むなぁっていう感じぐらい明るいです。
ですので、まず一日の行動時間が異様に長い。夜飯だって夜の9時10時なんて当たり前で、よって寝るのは12時過ぎ。これで朝は6時には起きるんだからどんな社畜だ!って話です。

というわけでツアーも始まり数日が経過し、そろそろツアー客にも疲労の色が…でてるにはでるけども相変わらずの減らず口(何。
元気なようです。恐れ入ります。

さて、この日はホテルを出発し、すぐ近くにある「綿の宮殿」を意味する「パムッカレ」を見学し、「コンヤ」へ向かい、神学校とモスクを見学(メヴラーナ博物館)してホテルに。いやぁ、ほんとバスしか乗ってないな(汗。




●パムッカレ 現地時間 08:00●

世界遺産です。
世界にも珍しい石灰の土地が段々となって崖になっています(石灰棚)。イメージしてもらえるとわかると思うんですが、崖の上に温泉が湧いていてその水質が石灰分を含んでいいいるために崖を水が垂れていくうちに石灰分がそこに堆積して段々となって、崖にいくつもいけ見たいのができてそこにも水がたまったりたまらなかったりして綺麗というのが、ここの見所です。



ローマ時代の温泉療養地で、一応都市だったことを思わせる残骸がいたるところにあります。
ただここに観光に来る人たちはそんなことよりも石灰棚に足を突っ込めるというのでそっちしか目がいきません。
加えてこの土地を説明しておくと(ガイドさんが言うには)、近年近隣施設で温泉をひいて水脈が変わったことで石灰棚の面積がかなり減少したそうです。いまでは石灰棚自体に流れている水も日によって方向を変えてその現象を少しでも抑えていいるそうですな。ですので訪れる日によって棚に水が張っているポイントが変わるということが起きています。

一部のところに限って石灰棚を歩くことができます。



裸足になって歩くのでかなり滑ります(笑。温泉は冷たいです。冷泉です。
この行為に意味があるのかはさっぱりわかりません…五色沼行って「じゃあ実際に足入れてみましょう」なんて話にはならないと思うのだけど、ここではそういう話がまかり通るみたいです。

最初に述べたとおり温泉療養地だったために、今でもこの遺跡内にもプール(テルマエ)が残っています。



かの有名なクレオパトラも入ったとか(旅行ガイドにはそう記載ありますが出典はわかりません)。


●移動●



さて、パムッカレをあとにしたのが午前9時ごろ。その後3時間ちょっとバスに乗り、昼食へ。説明を読むとトルコ風ピザを食べたということになっていますが記憶にほとんどございません。一説にはそれはピザというよりチヂミに近い印象だったと思います。

そして昼食を終え、我々が次の目的地「コンヤ」にある「メヴラーナ博物館」に着くのは午後4時頃である(何。
一か所見て飯食って次は夕方お会いしましょうというナイスなスケジュール。



余談ですが、タバコでお馴染みのJTさんの海外会社。トルコ国内のたばこはこいつがかなり幅を利かせているそうですなぁ。その分、開発や文化保存にもかなりお金を出しているみたいですが。


●コンヤ メヴラーナ博物館 現地時間16:00頃●

移動に次ぐ移動を果たし、やっとたどり着いたメヴラーナ博物館。
ここはイスラム神秘主義の霊廟。世界史をやった方はご存じだとは思いますがいわゆる「旋回舞踊」「回教」のメヴラーナ教団(メヴレビー教団)の創始者であるジャラール・ウッディーン・ルーミーの霊廟です。ようはモスクですな。



もともとは勉強するところで旋回舞踊もクルクル回っていたらしいんですけど、政教分離政策の中でそれはなくなり今は博物館となっているそうな。いけばわかりますが、きっとイスラム教徒にはそれなりに当時のことを知るためには貴重な資料の数々です。目玉はムハンマドのひげが収められた箱。

ガイドさんが「独特のにおいがする」とかいうのだけど、僕は…まぁイスラム教の信者にとってはきっと計り知れないものなんでしょう。


●コンヤ リクソスホテル(Rixos Hotel Konya) 現地時間19:00頃●

ようやくホテルに到着。この日結構移動したこともあって1日使って2つしか観光行ってないじゃん!というのもありましたが、僕はすこし旅に辟易していたのでもうどうでもよくなってました。
それもあってか、この日はほとんど写真もツイートも残ってないんですよね(汗。そうとうツアー旅行が堪えていたみたい…。




(泊まったのは17階かなんかだったと思う)

それにこのホテルに至っては行った部屋が予想の斜め上へいっていた…カーテンかかってなくて下に落ちてるんですよ(笑。
『絶対掃除してつけるの忘れているよ』と苦笑いするとともに、疲れてもういいや…って思うんだけど、部屋がいくらたっても涼しくないんですよ。

それで親がご立腹。

添乗員に文句言う(彼ら、とくに母親に言わせれば文句ではなく正当な抗議だそうな、いやそうなんだけど、添乗員のせいじゃないし精一杯やってくれてるんだから急かさなくていいだろうに)。
結果、部屋チェンジ。僕の感想『めんどくせぇ…死にてぇ…日本に帰りてぇ』。
くそぉ、普段いいホテルや旅館にしか泊まったことないからわからんのですよ、うちの両親は。海外のホテルはそれなりの評価があったとしても末端の部屋なんて日本のビジネスホテルよりひどいことに。いままでの人生で海外のホテルでいいホテルなんて出会ったことがない。みなさんありますか?

僕はハワイのヒルトンハワイアンビレッジも、カナダのビクトリアにしても、アメリカ、ドイツ、スイス、インドでもこれといってピンとくるホテルはなかったですよ。正直、リステル猪苗代と同等以下ですよ(何。なんなら東横インのがきれいで快適ですよ(ぉ。

と思うのだけど、お金払ってんだから何とかせい!というのは正しいので親の言いたいこともわかるのですがね…正直通訳する気力もなくなっていたので親にすべてを任せベットの上でいじけてました。日本に帰りてぇ…ひとりになりてぇ。


(僕が使っている素敵なベッド)

※ただしここのホテルは食事がトルコらしくなく、ばり一般的なホテル料理が多かったですなぁ。チキンはおいしかったのをすごい覚えてます。

  

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