俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

ガイア

2008-06-25 22:47:12 | 社会問題
昨日のガイアの夜明けは興味深い内容だった。ル・マンに世界で初めて大学チームが参戦した話。その大学というのは東海大学なんだけれども、理工学部と工学部だったかな、そのゼミのメンバーがプロと一緒になって挑戦するっていう話の特集。

大学の教授は番組の冒頭で「今の大学生は夢を持って生きていないから、大きなことに挑戦してもらって夢をもってほしい」と語っていて、話は一人の大学生に焦点を当ててプロジェクトを追っていく。その大学生はずっとスポーツをやってきたけれども、大学五年生となった今、自分がなにをしたいのかわからなかったから、プロジェクトに参加したという。まーそれでプロジェクトを終えてその学生がいうわけです。「なにかやりたいと思ったから、なにかするっていうのが人間らしい生き方だと思った」。このプロジェクトを通じて夢とはいえないまでも、やりたいと思えることが見つかったっていうサクセスストーリー。

私もプロの壮絶な世界にふれたことがないから分からないけれども、おそらく簡単なことじゃないはず。しかも一人でやってるんじゃなくて多くの人が関わってやる…だけれども一人でも責任果たさない奴がいると成立しない。この場合だと最悪死人まででる。ものすごい集中と忍耐。完璧を求めないといけないからこそ苦しい。

うちの部活もそんなにちがくないことやってるけど、そんな感じじゃないよなぁ。究極というか、危機迫る感じ。屈託のない意見なんて出た試しがない。誰のせいか、なにが原因かは言えないですけど。

でたらめ

2008-06-25 12:25:50 | 社会問題
先日無事、報道プレミアAが最終回を迎えました(何。というより最終回においてまさかのエコについての特集とは…恐れ入った。なんていうんですかね、CO2削減をあーいう報じ方で良いのかな、と疑問に思うところがあった。

というのも、一般家庭では排出されるCO2を風船に入れて、実際に家においてみて実感しよう!みたいなことやってたんです。で私は思ったわけです。『これを見てどうしろと言いたい?』って。テレビをつけるな、パソコンも使うな、トイレも使うな、電気をひたすら使うなってことですか?なんか馬鹿馬鹿しいと思いませんか。そんな生活送れません。

いつも思うのだけど、こういう番組やるのは構わないけど、現実的な問題を無視しているような気がするんですよね。資本主義社会だから常に成長拡大を推し進めている企業があって、大量生産・消費していかなければメタメタになってしまうのに、偽善的にCO2削減しましょうなんて体のいい話です。まーここ最近の企業の削減努力は賞賛に値するけれども、実際やってることと言ってることが違う。削減したいなら環境税導入するとか、飲食店やコンビニの24時間営業禁止するとか、テレビを24時までとか、やれることたくさんあるでしょうに…なんか違う気がするんだよなぁ。環境問題が叫ばれるたびに思うのだけど、北野武が言う「地球になんて優しくできない」のは間違いないと思う。

と思う私が久しぶりに大学へ勉強しにいった。そしたら大学の掲示板に「スポーツと環境概論」という国際日本学部の特別講義が紹介されていた。次の議題は「熱くなる都市」とあって、ヒートアイランド現象について語るらしい。ヒートアイランド現象とスポーツ?あんまり関連性が見いだせないけれども、そんなこと語れる教授がうちの大学にいたんだということのほうが驚き。

ともかく、そういう社会情勢を考えると、ホールデンがいう「嘘っぱち」「でたらめ」に思えて、嫌気が差します。