新鹿山荘控帳

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内田康夫3ヶ月連続刊行「不等辺三角形」読了

2010-04-23 17:53:57 | 読書
3ヶ月に亘って連続に発行された小説の最後の作品、ようやく購入して読了しました。

1作:『教室の亡霊』 現在の教育界における、モンスターペアレントや教員採用汚職などを捉えた作品

2作:『神苦楽島上・下』 政治家と大企業の癒着、信仰宗教の闇の底辺に繋がる戦慄

3作(本作)『不等辺三角形』 2作とは異なり純粋な謎解き

中央公論社、文藝春秋、講談社の3社が内田康夫デビュー30周年記念3ヶ月連続発行として刊行されたものです。

本作品は、最近の社会問題を取り込んだ問題作とは異なり、名古屋の名家に伝わる仙台箪笥の修理を発端に殺人事件はおきます。また箪笥に隠された謎の漢詩に秘められた歴史秘話が明らかにされていく。そんなストーリーで久し振りの純粋な謎解きです。

内田康夫の作品はそれぞれ内容にあったというか発端になった地方が舞台になりますが、本作は仙台と名古屋が舞台です。名古屋は合計11年住んだこともあり、情景が浮かぶような気がしました。

合計4冊で税別で6600円になりました。帯についている応募件で、『もれなく』限定の特製携帯ストラップがもらえるそうです。届きましたら報告します。

この3作でどれを選ぶかといいますと、『神苦楽島』になりますか。感想については4月四日の「神苦楽島読了」を読んでください。



これが応募券です。早速明日出します。

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