新鹿山荘控帳

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DVD「マーシャル・ロー」

2013-02-06 18:02:22 | 芸術鑑賞
細かい雪が降っています。車は白くなっていますが、地面に積もるほどではないようです。明日以降また道路が凍る事態になって、遠出ができませんでしょう。

そんな訳で500円で買った、デンゼル・ワシントンの「マーシャル・ロー」を見ることにしました。

物語】
ニューヨークでテロ爆破が頻発。FBIと市警のテロ対策本部長となった捜査官のワシントン。現場に赴くとそこのCIAの女性諜報員が出現。さらに容疑者のアジトまでに彼女が現れる。
爆破テロの犯人を逮捕後にまた別の爆破テロが起こる。エスカレートしていくテロに、とうとう大統領は戒厳令(マーシャル・ロー)を発令します。
犯人の要求の中に、中東で誘拐された彼らの指導者の釈放があります。
アラブ人の一斉検挙を戒厳令下の軍隊が始めます。司令官の将軍役にあのブルース・ウイルスです。国内捜査のFBIと海外諜報のCIA、さらに軍隊とがそれぞれの立場で激しくぶつかり合います。

問題意識を持った映画で緊張が連続します。イラクなどでの他国の主権を侵害するような行為を軍やCIAが行っているのは世界中で知るところですが、この映画ではその辺は全く触れられておりません。
中東での爆弾テロがアメリカ国内で起きたらどうなるかと言う視点です。
この手の映画をたくさん見ている方にとっては、40分くらい経過したところでこの映画の結末の落とし方が分ってしまうと思います。

そんなことではありますが、メイキングによりますとニューヨーク市内の道路を実際に封鎖しての撮影や、CGを全く使わないバスの爆破シーンなど迫力ある映画になっています。
FBI、ニューヨーク市警、CIA、軍隊の市民に対する一方的な捜査や銃撃戦は話半分としても恐ろしいものがあります。

他国の人に戦後60年以上1発も銃を撃ったことのない日本で、原発や空港でテロが起きた時には強力な対抗ができるのか気になります。
原発事故以来、原子力発電所の警備の緩さを色々指摘されましたが、その後対策は取られたのでしょうか。

素早いストーリーの展開で、あっという間の2時間でした。


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