新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

「あわやマムシを踏むところ」と「巨大ミミズ」

2009-07-13 18:12:01 | 生き物たち
『アタンシオン!!』今日の写真2枚は、「マムシ」と「巨大ミミズ」です。長い物が嫌いな方は、写真を見ないでください。



その日は朝からむしむししていました。ダムを一周する林道を歩いているときでした。左はダム湖に張り出したブッシュ、右側は林道間際まで山から斜面が迫っています。両側から木々が林道を被うように茂っており、先日の大風で簡易舗装の道には枯れ木や枯れ草が点在していました。

上を見て鳥を探しながら、足音を忍ばせて歩いていました。何気なく2mほど先に地面を見ますと、落ちていた枯れ枝に沿うようにヘビがいます。模様から「マムシ」とすぐにわかりました。

ゾッとすると同時に足踏みするかのように私は歩みを止めました。その音で「マムシ」は私に気がつき、鎌首を上げました。十秒もにらみ合ってはいません。「マムシ」のほうからゆっくりと、ダム湖のほうへ動き出しました。

それからです。カメラのレンズを向けたのは。動揺していたのでしょうか、ピントが甘いのはご愛嬌です。全長60センチくらいでしょうか。気が付かなければ踏んでいました。



南風が強く、小鳥達は警戒してか顔を見せてくれません。予定地点まで行って林道を引き返しました。

そろそろダムの周回林道の終点かと思い出した頃、またまた前方に長いものがいます。ヘビのクネクネではなく、ミミズのような動きです。近づくとものすごく長いミミズです。

早速写真を撮りました。といいますのは、昔「巨大ミミズを探そう」という番組があり、タレントが北関東のほうで60センチくらいのミミズを捕まえていました。
当時私も、高尾山にスミレの撮影に通っておりまして、同じ様な巨大ミミズに遭遇しておりました。そのときは撮影を忘れてしまったのです。

で、今日は、寸法当たりをつけるため、小銭入れ(長辺が10cm)を一緒に撮影しました。念のため靴で比べると、2足分の長さです。私に靴は26センチで外寸法は、今計ると30センチでした。ですからこのミミズは60センチ程度ある事になります。

種類を調べたのですが分かりません。日本最大のミミズは「シーボルトミミズ」だそうですが、体の色が青ですから、これとは違います。
また「ハッタミミズ」は北陸のほうにしかいないようです。

なんというミミズでしょうか。鱗ありませんから「メクラヘビ」の仲間でもないです。ご存知の方おられますか。

なんとも奇妙な1日ではありました。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 三代目三遊亭金馬の『佃祭』... | トップ | 「アオバト」満腹しました »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
長い生き物は苦手ですが (とんちゃん)
2009-07-14 07:27:15
ついつい最後まで見て読んでしまいました。
マムシ踏まなくてよかったですね!
噛まれると血清を打っても1ヶ月以上フラフラするそうですから…
以前養護学校に出ていた頃、学校農園がありまして、マムシが出るというので、マムシ取り機を作りました。
水道管の先に針金でワッカを作って引っ張るとワッカが締まってマムシの首をはさむというものでした。
遭遇しないよう祈る毎日でした
返信する
今思い出しても (山荘管理人)
2009-07-14 16:41:29
コメント有難うございます。
今思い出してもイヤのものです。山を歩いていると「ヤマカガシ」や「アオダイショウ」は良く見かけますが、「マムシ」は流石めったに会いません。むしろマムシ注意の看板を良く見かけます。
それと、この丹沢山塊の東側は、最近「山ビル」が異常発生して社会問題になっています。
ニホンシカが増えている所為だそうです。
ミミズもこれだけ大きくなると、やはりゾッとします。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

生き物たち」カテゴリの最新記事