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新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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酒井雄哉「ムダなことなどひとつもない」

2012-08-12 17:17:17 | 読書
さて、電車の中で読む本は何かないかと、先日書店で探していて見つけたのがこの本です。

著者酒井雄哉大阿闍梨は天台宗比叡山の僧で、あの荒行で名高い「千日回峰行」を二度満行されたことで知られています。
我が家の宗派とは違いますが、1979年NHKのドキュメント「千日回峰行」をみてとても興味がわいたのです。そのご阿闍梨さんの伝記のような本を読んだりして、その生きざまと言いますか40歳過ぎてからの坊さんの修行の様子なども読むほどに、ずっと気になる人となったのです。

そのご阿闍梨さんの修行の様子や、慈覚大師の足跡をたどる巡礼なのドキュメントなども忘れず見ております。その幾つかはビデオにダビングしさらにDVDにコピーして今も時々見ております。

本書は二度の満行の後日本各地の東下り、東北巡礼、西国巡礼、中国地方巡礼、さらに中国五台山巡礼、天台山巡礼、ローマ教皇拝謁などの巡礼の旅の間現地の人々の触れ合いを通して感じたいろいろな出来事や、その折々に感じられたことを今に置き換えて大変わかりやすい語り口で教えてくれています。
時々思い出しては、読んでみたい本です。分り易いし手軽なお話ですから、駅前の書店でちょっと手に取られてはいかがですか。

酒井雄哉大阿闍梨さんは、行者としての生き様をハイクラスなプロの人間として憧れるし尊敬しているのです。

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