あすきなまこブログ

七宝焼を焼いています。

にいさん

2008-10-25 14:22:13 | 児童文学
その絵本には、ひまわりを抱く少年の絵が表紙に描かれていた。左側の黄色の地に「にいさん」というタイトル。

…なまこのJUNEアンテナが反応。

手にとってみると、ゴッホとテオの物語だった。センチメンタルと思えるほどの透明感の有る、それでいて簡潔な文章に、美しい色彩の絵がついている。

もきゅー。

もちろんエロではないのだが、とうさんみたいになりたかったゴッホと、にいさんみたいになりたかったテオと、画家の孤独と、彷徨う魂と。

作者の方の心をずっと離れなかったという、兄の死後、テオがオランダの母に宛てた手紙のなかのことば 「にいさんは、ぼくのすべて、ぼくだけのにいさんだったのです。」

往年のJUNESTなら、買いです。頭悪そうなレビューですんません。

にいさん  いせひでこ著


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