あすきなまこブログ

七宝焼を焼いています。

乙女椿

2013-03-08 17:04:26 | アート・クラフト

もう、乙女椿の季節も終わりかけですが、あの花はとてもかわいいので、それっぽいものをつくってみたく・・・。

今回は、書き割りという技法を使って、花びらの線を描きました。はじめに絵の具(あ、釉薬のことです)を均一に盛っておいて、だいたい乾いたところで、竹串などでひっかいて線を描きます。ひっかいた絵の具の残りは、息で吹き飛ばします。

絵柄が出来たところで一回焼いて、ひっかいた部分は銅板が剥き出しになっているので、黒い酸化銅の皮膜が出来ます。それを取る為に酸洗いをします。普通は硫酸を使うのですが、わたしは、小さい生徒さんの出入りもあるので、危なくないように酢酸に塩を溶かしたものを使っています。・・酢の物のにおいが充満するだ。

それから、透明釉薬を盛って、焼きます。透明釉薬の桃色をのせました。桃色は、下地の白い釉薬の上にのせたときと、銅板の上にのせたときの色が違うので、線の部分が濃く出ます。

焼き上がりの様子を見つつ、仕上げに半透明のさくらという釉薬を盛りました。

あと、もうひとつ花を焼きました。

これは、ピルケースになりました。中心部の黄色いフリットが、おしべみたいでしょ。

 

 



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