あすきなまこブログ

七宝焼を焼いています。

時をかける本屋

2011-10-16 22:16:43 | おでかけ
秋が来てから、自転車さんぽに出かけることが多くなり、太ももも、ふくらはぎも順調にかちんかちんになってきた今日この頃ですが、みなさまはどうお過ごしでしょうか。いや、もうね、ちょっとの坂ならぐいぐい漕いじゃうよ。

さて、とある道をまっすぐまっすぐ行ったところに、小さな本屋さんがあります。

今から二十年くらい前だったでしょうか、やはり自転車さんぽの途中でその本屋さんを見つけました。普段、あまり行ったことのないところだったんです。わたしのなわばりを微妙に越えたところに位置していたというか…。そして、その本屋さんを見つけました…。崩れそうな店内、返品してないと思われる本や雑誌類…。店番は年老いたおばあちゃんでした。わたしは、せっかくだから…と思い、いろいろ物色して、ゴジラのムック本を見つけ、ほこりを払ってそれを買いました。
多分…もしも、このおばあちゃんが亡くなられたら、この本屋さんは閉められちゃうんだろうな…って思いながら、その日は帰りました。

そして時は流れ…。

で、気ままな自転車さんぽ…、ここの道、いつか来たことあるよね…なんて思いつつ通ってたら、まだあったんですよ、その本屋さん!!!
店番は、わたしより少し年配のおばちゃんがやっておられました。店内は、まあまあ片付いてて、まんがなんかは、売れ筋の新刊がちゃんと置いてあったよ。雑誌も一通り並んでいました。でも、上のほうの本棚には年代モノの本が…。学研のひみつシリーズなんかも昔の版のがそのままそろって置いてありますよ。「からだのひみつ」ですよ!ヒトちゃんですよ!(←少女のころ、読み込んでいた…)あっ、あと、「まんがの書き方」とか「お絵かき教室」とかもある。(ぱらぱらとめくると、やっぱちょっと内容が古い…)
「昔、おばあさんがやってらしたころに一回来たことがあるんですけど…。」と話すと「ああ、おばあちゃんね…。」と、おばちゃん。
おばちゃんは、ここのお嫁さんらしい。だんなさんが、ここで生まれて育ったから、ここを離れたくないとのことで、本屋さんを続けているそうな。でも、子供さんたちは外に勤めに出ちゃってるから、ここもわたしらの代でおしまいでしょうね…と言われる。

「どうぶつの森」の新刊があったので、買いました。それと、上のほうの古めかしい本の中から「たのしい小鳥の飼い方」っていう本を選んで買いました。ほこりを払ってもらった…。450円の、もう聞いたこともない出版社の本でした。そしたら200円にまけてくれました。おおう、新本屋なのに、古本屋のねだんで買えるすてきなお店…。

コピー機で作ったっぽいポイントカードをもらいました。(ちょっと枠が斜めになってたりする…)

「いぬまるだし」があったら買うつもりだったんだけど、それは置いてなかったな…。でも「バクマン。」はあったの。

なんか楽しいのでまた来よう!!
…と思ったのですが、それから二度ほど行ってみたんですが、またガラス戸が閉まってるよ。「二時間だけ配達のため閉めます」って書いてあるけど…。

うむう。店番に雇ってくれないかしら。おそうじも返品作業もしますで。




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
たのしい! (つる)
2011-10-16 23:31:50
「たのしい小鳥の飼い方」の本、めじろとかコキン鳥とかの飼い方も事こまかに書いてたりするんでしょうか。最近小鳥を飼う文化がちょっとすたれてきている気がするんで寂しいな。私は色が地味(ここが肝心)でころんとした体型のローラーカナリアさんがいたらお迎えしたいです。(もちろん文鳥はいつでもカモーン!)
返信する
めじろはなかったかな…。 (あすきなまこ)
2011-10-17 00:11:30
「たのしい小鳥の飼い方」昭和三十三年初版発行で、わたしの買ったのは昭和五十一年の二十四版です。著者は、農林技官の宇田川竜男さんという方で金園社発行だそうです。(金園社という出版社は、ググったら、まだあるみたいでした。)

ジュウシマツ、カナリヤ(ローラーカナリヤの訓練のことも書いてありました)文鳥、セキセイインコ、錦華鳥、胡錦鳥、高級インコの飼い方が載っていました。

鳥用のビタミン剤なんてなかったころなのでしょうね。調子の悪くなった鳥には、飲み水に葡萄酒を一、二滴入れてやるとよい…とか書かれているのが、時代だなあ…と思ったりしました。
返信する

コメントを投稿