読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

「なぜトヨタは人を育てるのがうまいのか」(若松義人著/PHP新書)

2006-07-18 23:58:50 | 本;ビジネス
第一章 平伏させず心服させる
~人づくりは信頼改善である~

第二章 人と環境を同時に育てる
~人づくりはシステム改善である~

第三章 小さなミスに大きく学ばせる
~人づくりは問題改善である~

第四章 ケタの違う発想を引き出す
~人づくりは発想改善である~

第五章 呼びつける前に現場に出向く
~人づくりは現場改善である~

第六章 自分の部下を会社の財産に育てる
~人づくりは自分改善である~

著者は、元トヨタマン。大野耐一氏のもとで「トヨタ生産方式」の実践、改善、普及に努めたキャリアの持ち主。

「トヨタ生産方式を、あえて一言でいえば『人間の知恵の上に自働化とジャスト・イン・タイムの二本の柱が立っている。』となるかもしれません。それほど『人間の知恵』『人間の可能性』を強く信じています」。

「人づくりには踊り場がある。最初は夢中になって指導し、情熱を注ぐが、あるレベルに到達すると、自分も満足するし、相手も自己満足し、伸びが鈍る。そこを乗り越えることだ。『昔から見れば』という比較論に陥ることなく、『今』に集中することだ」。

「不振の原因を『外』だけに求めてはいけない。自分でコントロールできないものにその責任を転嫁するのは意味がない。自分にコントロールできるものはなにかを考えて、そこに集中する。それが自らを鍛え、成長させる一番の方法だ」。


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