「仕事は、かけ算。」（鮒谷周史著/かんき出版）

～20倍で、自分を成長させる～

第一章 かけ算発想をするだけで突然、成功のサイクルが回り出す
＜結果を出す思考＞編

第二章 人の半分の時間で、最大の成果を得るためのオキテと習慣
＜タイムマネジメント＞編

第三章 20倍で仕事ができるようになる、自分のすごい変え方
＜セルフプロデュース＞編

第四章 人的ネットワークこそ、かけ算で無限大に広がる
＜コミュニケーション＞編

第五章 どんな言葉を口にするかで、自分の結果に天地の差がつく
＜声に出したい言葉＞編

第六章 誰よりも早く成長し続ける自己投資の法則
＜インプット＆アウトプット＞編


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「成果＝仕事の質×仕事の密度×仕事の量」。これが本書での著者の主張だ。同様に、「売上げ金額を伸ばす＝クライアントを増やす×一回あたりの購買金額を増やす×購買頻度を増やす」。売上げを1.5倍にするのは難しそうに見えるが、それぞれの項目をちょっと頑張る1.2倍にすれば1.7倍になるという算段でわかりやすい。

以下、参考にしたい金言。

「私が勉強していたのはノウハウであり、テクニック。彼ら（著者より成績優秀な同僚）が学んでいたのは成功者の思考体系であり、言語体系。ノウハウやテクニックはあくまで道具に過ぎず、本当はその背景にある思考体系や言語体系のほうが重要なのです」。

「欲しい結果を得るための質問を、日々継続的に自分自身に投げかけていく」。

「寝る前に予定をすべて書き出すことで時間に対する切迫感が生まれ、朝からエンジン全開で働ける」。

「お金がない」と言いたくなったら、即座にその言葉を飲み込んで、『どうすればお金を作れるのか』という観点から言い直す」。

「『できる/できない』を自問自答してはいけない。『できる』という確信を言葉にすることで脳の働きは飛躍的に向上する」。