作雨作晴


日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

梅雨

2007年06月22日 | 日記・紀行


梅雨入り宣言があってからも、晴れ間が続いて、空梅雨かと思っていたら、ようやく雨が降った。雨も終日降り続くと、否応でも内省的な気分にさせられる。軒先のアジサイが今年も花開いた。梅雨も必ずしも嫌いではない。やがて、このブログも今月ですでに三周年を迎えることになる。その成果の乏しさに泣きたくもなる。

もともとこのブログは、日記を目的として作成したはずだけれども、それを逸脱して、非日常的な考察や論考もそのままに掲載してしまうことになった。改めて、本来の日記としての記録に戻すべきかも知れない。そして、それぞれのやや専門的な考察や論考については、それにふさわしいブログに記録してゆくべきであると思う。

久しぶりに梅雨らしい雨も降って、自分自身に集中することもでき、あらためて自分の集中すべき仕事についても反省させられた。それは、私にとっての出発点でもあるヘーゲル研究に今一度復帰しなければならないという思いである。どこまで辿れるかはわからない。人は誰しも自分の専門とでも言うべき領域を持たなければならない。ヘーゲル自身もたしかゲーテの言葉を引用して言っていたように、「人は一廉の者に成るためには、一事に自己を限定しなければならない」のである。さらに多くの時間と労力を、私の哲学研究ブログの充実に振り向けなければならないと思う。

先日には渋谷で温泉施設の爆発があり、国会では会期の12日間の延長が議決され、その結果、参議院選挙の投票日が、7月29日に延期になった。また、年金問題あり、国家公務員改革の問題あり、朝鮮総連との闇取引に応じた緒方重威元公安調査庁長官というカバと元日本弁護士連合会会長の土屋公献弁護士という鹿馬があり、北海道では、牛肉ミンチに豚肉などを混ぜて出荷していた食肉製造加工会社「ミートホープ」(北海道苫小牧市)に立ち入り検査があった。偽造食品会社はあの社長だけだろうか。長年そんな会社のコロッケを食べさせられた日本国民も気の毒である。他人事ではない。また、クリストファー・ヒル国務次官補が北朝鮮に電撃訪問して、日本がコケにされそうになったりで、相変わらず日本の国内外も多事多難であるように思う。

現代社会のキィワードは「interest」である。それに囚われて、自己を失っている。自分の城を守らなければならないと思う。つねに自戒しなければならないことである。生死事大、無常迅速。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです。 (チャンタ)
2007-06-23 20:49:33
三周年とのこと、おめでとうございます!

また、洛南院さんのブログへの、そらさんのコメントがきっかけとなり、臨時更新で他の皆さんの久々のコメントも読むことが出来て、喜んでおります。ありがとうございました!!

私のPC環境もFTTHになり、これからは(知的レベルの敷居の高さは別次元として)そらさんのブログもアクセスしやすくなりましたので、少しずつ拝読し、勉強させて頂きたいと思っています。

これだけの内容のブログをお続けになるのは、さぞ大変だろうと存じますが、どうかお身体を大切になさって、頑張られますよう!
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お久しぶりです ()
2007-06-23 23:17:52
チャンタさん、お久しぶりです。コメントありがとう。こんな「敷居の高い」ブログに、ようこそ。私も、ハンドル名を、そら から  敷居貴志 に変えようかと思っています。・・・これは本当のような冗談。

私も経験がありますが、鈍いパソコンは本当にじれったいですね。

洛南院さん、お元気のようです。大法螺噴大居士さんのサークルで、また皆さんにぎやかにやってください。

これから湿っぽい季節柄、ご自愛くださいますよう。

PS

チャンタさんのブログ開設も楽しみにしています。気楽にどうぞ。
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