作雨作晴


日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

尖閣諸島の現実

2021年05月31日 | ニュース・現実評論

【尖閣最新映像】視えた!尖閣最終局面!中国海警船、日本漁船に急接近!

 

 

 

これまでの政府や外務省の広報では、尖閣諸島は日本が実効支配していると知らされてきた。歴代の自民党、先の安倍政権から現在の菅政権に至るまでそのように国民に広報し、マスコミなどの報道からも私たちはそう信じてきた。

しかし上の動画を見れば、尖閣諸島を実効支配しているのは、まぎれもなく中国であることがわかる。

尖閣諸島の近くにいて日本の漁船や日本の海保を寄せ付けないでいるのは中国の海警船であって、日本の漁船や海保は尖閣諸島に接近すらすることもできない。これが現状であり真実であることがよくわかる。

現実に日本が尖閣諸島を実効支配していないのであれば、尖閣諸島に日米安保条約の適用されることはない。事実として日本の領土でない尖閣諸島に、日米安保条約が適用されるはずもない。

かって尖閣諸島に対する中国の領海侵犯については、その初期段階において圧倒的な軍事力をもって排除すべきだといったが、それも日本が尖閣諸島を実効支配している事実があってこそだ。

クアッド同盟、アジア版「NATO」建設へ - 作雨作晴 https://is.gd/xE2PsF

私たち日本国民に知らされない間に、もうそれ以前にすでに中国が尖閣諸島を実効支配していることが上の動画でもよくわかる。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山ふかくさこそ心はかよふとも

2021年05月28日 | 西行考

                     西行法師像: 東京国立博物館

 

西行法師

山ふかくさこそ心はかよふともすまてあはれをしらんものかは 

 

 

 ※画像出典

 西行法師像 - 東京国立博物館  https://is.gd/W3uQT5

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨空に  かはづ咥えて

2021年05月21日 | 日記・紀行

 

2021(令和3)年5月21日(金)強雨

 

梅雨空に    かはづ咥えて   カラス飛び

 

早朝からスマホに警戒情報がなってやかましかった。

岩倉川は喫水ぎりぎりあたりまで濁流が激しく流れていた。高野川と合流するあたりでも、いつもなら流れの中の小岩の上で黒い鵜たちが羽繕いなどをしているのに、今朝は一面の濁流とその上に降り注ぐ激しい雨しか見られない。

いつもの通り道に、カラスが頭の上を飛んで横切った。見上げると、カラスの嘴にカエルの白い足と腹が見えた。・・・

そんな自然の光景を冷酷だと思うのも、私の個人的な感情に過ぎない。

今朝の豪雨と同じように、神に造られた自然は時には荒々しくて、私たち人間の小さな思惑を遥かに超えて存在している。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田植機の  農夫の上に 

2021年05月14日 | 日記・紀行

2021(令和3)年5月14日(金)晴、夏日。

 

田植機の  農夫の上に ツバメ舞う 

     コロナ・ワクチン  打ちてし帰り

 

病院の医療従事者が新型コロナワクチンの接種を受けられるのに便乗させてもらって、今日コロナ・ワクチンの接種を受けました。あっという間に終わりました。印象としては蚊に刺されるような気持ちでしょうか。

様々な事情で遅れに遅れた我が国のコロナ・ワクチンの接種の作業も、これからは一気に進むと思われます。官僚や知事、政治家たちの無能力のせいで国民へのワクチン接種もおおきく遅れをとっていました。しかし、上に立つトップたちにボンクラの多いのに対して、現場では有能な医療従事者たちによって、実にテキパキと迅速に手際良くワクチン注射も行われていました。

これからこうして国民のあいだにワクチン接種が進んで、コロナ騒ぎも収束にむかい、東京オリンピックも無事開催された暁の向こうには、国民の間に抑えられていた消費意欲が爆発的な解放となって現れるのかもしれません。

というのも飲食店などへの営業自粛要請などに応じて、補正予算や予備費の中から支給された生活支援金や給付金、事業支援金や雇用調整金などが潤沢すぎるくらいにタンスや預金の中に眠っているはずですから。

 

                                 新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の期間延長

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

髙橋洋一チャンネル 第160回 「波」発言で炎上。謝罪要求する一部のマスコミさんへ

2021年05月11日 | ニュース・現実評論

髙橋洋一チャンネル 第160回 「波」発言で炎上。謝罪要求する一部のマスコミさんへ

 

マスコミもいんがなしょうばいだな。たといどんなに耳障りが悪くても、他人の言論の自由はできうるかぎり尊重したいものです。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヘーゲル『哲学入門』第二章 国家社会 第二十七節 [政府について]

2021年05月08日 | 哲学一般

 

 §27[政府について]

Die  Regierung  ist die Individualität   (※1)des an und für  sich (※2) seienden Willens. Sie ist die Macht die Gesetze zu geben und zu hand­haben oder zu vollstrecken.

  
政府 は、必然的に(本来的に)存在する意志の個体性である。それは、法律を与え管理し、もしくは執行するところの権力である。

Erläuterung.
説明

 Der Staat hat Gesetze. Diese sind also der Wille  in seinem allgemeinen abstrakten Wesen, das als solches untätig ist; wie Grundsätze, Maximen nur erst das Allgemeine des Wollens, noch nicht ein wirkliches(※3) Wollen ausdrücken oder ent­halten. 

国家は法律をもつ。これら法律はその普遍的で抽象的な本質における意志であって、それ自体としては活動的ではない。それらは原則や格言のように、さしあたってはただ意志の普遍性を表現しあるいは含むのみであって、いまだ現実的な意志にはなってはない。

Zu diesem Allgemeinen ist nur die Regierung der tätige und verwirklichende Wille. Das Gesetz hat wohl als Sitte, als Gewohnheit (※4)Bestehen, aber die Regierung ist die bewusste Macht der bewusstlosen Gewohnheit.

この普遍的なもの(法律)にとっては、ただ政府のみが活きて働きかつ実現するところの意志である。法律はたしかに倫理として、慣習としても存在するけれども、しかし、政府とは 意識されていない慣習を自覚する権力である。

(※1)
die Individualität    個性、 人格、主体性、個人性、個体性 などと訳される。原意は、「不可分性」、二つに分割できない性質のこと。人間の人格と同じく、政府もまた一つの統体であって分割できない。

(※2)
an und für  sich ここでは「必然的な」と訳した。「潜在的かつ顕在的」の意。
「政府」の存在は必然的であるから、かって流行したことのある「無政府主義」なども現実の壁にぶち打ち当って破綻せざるをえない。だから無政府主義を掲げた運動などは、無政府を実現することにはならず、むしろ彼らの意図に反して「最悪の政府」を招き寄せることになるだけである。
(「an und für sich」をどう訳すべきか - 夕暮れのフクロウ https://is.gd/tPnAPg)

(※3)
wirklich  現実において作用していること。真に、現に、現実に、実際に、リアルに

(※4)
Gewohnheit
習慣、風習、 慣例、 恒例、 常習

 

ヘーゲル『哲学入門』第二章 国家社会 第二十七節 [政府について] - 夕暮れのフクロウ https://is.gd/7PVM5K

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする