夏は来ぬ
夏
174
かぎりあれば 衣ばかりは ぬぎかへて
心は春を 慕ふなりけり
西行
今日で五月も終わり。比叡山を背景に撮った賀茂川べりの桜も、白川の夜桜もそれなりに楽しんだけれど、そんな春の桜もすでに追憶の彼方へと去ってしまった。
すでに日中の日差しも熱く、衣服も春の時のままだと暑さに耐えきれない。それですでにもう夏服に着替えた。それなのに、私の心は過ぎ去った春のことをいつまで懐かしく思うのか。
夏は来ぬ
夏
174
かぎりあれば 衣ばかりは ぬぎかへて
心は春を 慕ふなりけり
西行
今日で五月も終わり。比叡山を背景に撮った賀茂川べりの桜も、白川の夜桜もそれなりに楽しんだけれど、そんな春の桜もすでに追憶の彼方へと去ってしまった。
すでに日中の日差しも熱く、衣服も春の時のままだと暑さに耐えきれない。それですでにもう夏服に着替えた。それなのに、私の心は過ぎ去った春のことをいつまで懐かしく思うのか。
「大田神社のカキツバタ」
— Tukihosi (@soratine) 2017年5月17日 - 03:25
神山や 大田の沢の かきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ
goo.gl/5uDH9c
「大田神社のカキツバタ」
— Tukihosi (@soratine) 2017年5月17日 - 03:25
神山や 大田の沢の かきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ fb.me/24LQ4StSR
大田神社祭礼20170515月 goo.gl/photos/a7svdWm…
— Tukihosi (@soratine) 2017年5月16日 - 18:09
大田神社祭礼(2)20170515月 goo.gl/photos/qEMasAa…
— Tukihosi (@soratine) 2017年5月16日 - 18:10
2017年平成二九年5月15日(月)晴れ。
今日は、葵祭りの日。昨年は御薗橋付近で葵祭りの行列も見物しました。今年は大田神社に行きました。カキツバタが見頃でした。大田の沢の側に立てかけられてあった標識によると、この沢のカキツバタを見て藤原俊成が次のような歌を詠んだそうです。
神山や 大田の沢の かきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ
この和歌の通釈は、沢の傍らに立てられた標識には次のように書かれてありました。
「上賀茂神社のご降臨山である神山(こうやま)の近くにある大田神社のかきつばたに(人々が)よくお願いする恋事(いろ)はこの花のようになんと一途(一色)で美しく可憐なのだろうか」
[私の註釈]
神山の近くにある、大田の沢に咲くかきつばたのその高貴な紫の色に、人々の深くお祈り申し上げるお気持ちを見ることができるのでしょうか
かきつばたの咲いているこの大田の沢からさほど遠くない東には深泥池があります。この深泥池や大田の沢には、古代京都の泥炭地の湖沼の面影が残されているようです。沢に群生しているかきつばたは、昭和十四年に天然記念物に指定されたそうです。
この和歌の作者である藤原俊成は、百人一首を作った藤原定家の父であり、千載和歌集に撰者であり、また西行とも同世代の人です。和歌を通じて二人に交流のあったことは確かなようです。
伊勢物語に出てくる和歌、
から衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ
から、かきつばたについての私なりに従来から抱いていたイメージがありましたが、どうやらそれはむしろ、現代的なあやめなどを想像していたように思いました。この沢のかきつばたは、あやめに比べればその姿形も小ぶりで、色彩も日本古来の花の多くがそうであるように淡白です。俊成や在原業平らが和歌にも詠んだかきつばたは、ここに古来より自生するらしい大田の沢のかきつばたのようにもっと淡い紫だったのかもしれません。これまで私がかきつばたに想像していたイメージを修正しなければならないと思いました。同じこの標識を読んでいて、カキツバタとあやめと菖蒲の区別も初めてはっきり気付かされたからです。おろかしいことにこれまでその違いはずっと曖昧なままでした。
標識の記述によると、それらは次のように区別されるそうです。
「かきつばたは、シベリア、サハリン千島および中国、朝鮮我が国に自生する植物で、アヤメ科アヤメ属に分けられ、かきつばた、あやめ、しょうぶの相違は、かきつばたが水を好むのに対しあやめは陸を好み、かきつばたが五月に咲くのに対ししょうぶは六月に花をつけます。」
あおいモミジの若葉と、その向こうに群生するかきつばたの花と葉が、いっしょになってそよ風に吹かれなびいているのを見ると、間もなく訪れる初夏を予感しました。
ご近所の婦人たちが焼餅などを売っていたので買って、お茶を飲みながら赤い緋毛氈の急ごしらえの座席に座って食べていると、石碑が目につきました。見ると「北大路魯山人の生誕地」とありました。魯山人については陶芸家で美食家のレッテルぐらいの知識しかありませんが、なるほどこんな所に生を享けたのだと妙に感心しました。ちょうどその時、上賀茂のやすらい祭りのシャグマの舞が、少年たちの笛や鉦にあわせて奉納されるのにも出会いました。
時間もあったので、それから大田神社の裏手に回ると、「大田の小径」と書かれた標識がありました。細い沢流れのあとを辿ってずっと登ってゆくと、なんとなくこのあたりに不似合いのゴルフ場に出ました。フェンスに囲まれていて外に降りて出れなかったので、再び山道を折り返して帰りました。
いつもはもって出るデジカメを忘れてしまい、しかたなくスマートフォンで写真を撮りましたが、記憶のよすがに残せるぐらいには何とか写っているようです。
Donald Trump & James Comey: What Drove Them Apart? | National Review nationalreview.com/article/447557…
— Tukihosi (@soratine) 2017年5月12日 - 23:59
【美しい5月に寄せて ── ロベルト・ シューマン「詩人の恋」】 tenki.jp/suppl/hiroyuki… 5月──。初夏のみずみずしい美しさは、世界に広く共有されているようで、たとえばド..
— tenki.jp (@tenkijp) 2017年5月11日 - 16:38
50:君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな(藤原義孝)
— 百人一首bot (@onehundredpoems) 2017年5月11日 - 16:31
スイスがオーソドクスな民主主義国家だとすれば、日本のGHQから下賜された「民主主義」がどれほど奇形なものであることか。日本国民も早くスイスのレベルにまで。【戦争遺跡の核シェルター、閣僚には個室も】- SWI swissinfo.ch swissinfo.ch/jpn/%E3%82%B9%…
— Tukihosi (@soratine) 2017年5月11日 - 16:42
シューマン詩人の恋.wmv youtu.be/nQtOivgaw2U @YouTubeさんから
— Tukihosi (@soratine) 2017年5月11日 - 17:06
— Tukihosi (@soratine) 2017年5月11日 - 17:08Dichterliebe Op.48 詩人の恋
Liederzyklus nach Gedichten von Heinrich Heine |
ハインリヒ・ハイネの詩による連作歌曲集
|
1. Im wunderschönen Monat Mai | 1. 素晴らしく美しい五月に |
Im wunderschönen Monat Mai, | 素晴らしく美しい五月に、 |
Als alle Knospen sprangen, | あらゆるつぼみが開き、 |
Da ist in meinem Herzen | 僕の心の中にも |
Die Liebe aufgegangen.Die Liebe aufgegangen. | 愛が花咲いた。 |
Im wunderschönen Monat Mai, | 素晴らしく美しい五月に、 |
Als alle Vögel sangen, | あらゆる鳥が歌い出し、 |
Da hab’ ich ihr gestanden | 僕は彼女に打ち明けた |
Mein Sehnen und Verlangen. | 僕の憧れ、僕の望みを。 |
2. Aus meinen Tränen sprießen | 2. 僕の涙から生まれ出る |
Aus meinen Tränen sprießen | 僕の涙から生まれ出る |
Viel blühende Blumen hervor, | たくさんの盛りの花が、 |
Und meine Seufzer werden | また 僕のため息は |
Ein Nachtigallenchor. | ナイチンゲールの合唱となる。 |
Und wenn du mich lieb hast, Kindchen, | 僕を愛してくれるなら、かわいい人よ、 |
Schenk’ ich dir die Blumen all’, | 僕はその花を全部君に贈る、 |
Und vor deinem Fenster soll klingen | そして 君の窓辺で響かせよう |
Das Lied der Nachtigall. | ナイチンゲールの歌を。 |
3. Die Rose, die Lilie, die Taube, die Sonne | 3. バラ、ユリ、鳩、太陽 |
Die Rose, die Lilie, die Taube, die Sonne, | バラ、ユリ、鳩、太陽 |
Die liebt’ ich einst alle in Liebeswonne. | どれも僕はかつて愛の歓びをもって深く愛していた。 |
Ich lieb’ sie nicht mehr, ich liebe alleine | 僕はもうどれも愛していない、僕が愛してるのはただ一つ |
Die Kleine, die Feine, die Reine, die Eine; | ちいさくて、かわいくて、綺麗で、唯一の女性。 |
Sie selber, aller Liebe Wonne, | 彼女こそが、あらゆる愛の歓びを与えてくれるもの、 |
Ist Rose und Lilie und Taube und Sonne. | バラ、ユリ、鳩、太陽なんだ。 |
4. Wenn ich in deine Augen seh’ | 4. 君の瞳を見つめると |
Wenn ich in deine Augen seh’, | 君の瞳を見つめると、 |
So schwindet all’ mein Leid und Weh; | 僕の苦しみ、悲しみは みんな消えてなくなる。 |
Doch wenn ich küße deinen Mund, | まして 君の口に口づけすると、 |
So werd’ ich ganz und gar gesund. | 僕のあらゆる傷がすっかり癒える。 |
Wenn ich mich lehn’ an deine Brust, | 君の胸にもたれかかると、 |
Kommt’s über mich wie Himmelslust; | 天国のような心地良さを感じる。 |
Doch wenn du sprichst: ich liebe dich! | まして 君が「あなたを愛してます!」と言ってくれたら、 |
So muß ich weinen bitterlich. | 僕は激しく泣かずにはいられない。 |
5. Ich will meine Seele tauchen | 5. 僕の心をひたしたい |
Ich will meine Seele tauchen | 僕の心をひたしたい |
In den Kelch der Lilie hinein; | ユリのうてなの中に。 |
Die Lilie soll klingend hauchen | ユリは吐息と共に響かせるだろう |
Ein Lied von der Liebsten mein. | 僕の恋人についての歌を。 |
Das Lied soll schauern und beben | その歌は震えわななくだろう |
Wie der Kuß von ihrem Mund, | あの素晴らしい甘美な一時に |
Den sie mir einst gegeben | 彼女がいつか僕に与えてくれた |
In wunderbar süßer Stund’. | あの口づけのように。 |
6. Im Rhein, im heiligen Strome | 6. ライン、聖なる流れに |
Im Rhein, im heiligen Strome, | ライン、聖なる流れに、 |
Da spiegelt sich in den Well’n | その波間に映っている、 |
Mit seinem großen Dome | 大聖堂とともに |
Das große, heil’ge Köln. | 偉大な、神聖なケルンの街が。 |
Im Dom da steht ein Bildnis, | その聖堂の中には 金泥の皮に描かれた |
Auf goldnem Leder gemalt; | 一枚の絵がある。 |
In meines Lebens Wildnis | 僕のすさんだ人生に |
Hat’s freundlich hineingestrahlt. | それは優しく光を与えてくれた。 |
Es schweben Blumen und Eng’lein | 花と天使たちが舞っている |
Um unsre liebe Frau; | 僕らの愛する聖母の周りで。 |
Die Augen, die Lippen, die Wänglein, | その眼、その唇、その頬は |
Die gleichen der Liebsten genau. | 本当に僕の恋人にそっくりだ。 |
7. Ich grolle nicht | 7. 僕は恨まない |
Ich grolle nicht, und wenn das Herz auch bricht, | 僕は恨まない、たとえ心が張り裂けようとも、 |
Ewig verlor’nes Lieb ! Ich grolle nicht. | 永遠に僕のものでなくなった恋人よ!僕は恨まない。 |
Wie du auch strahlst in Diamantenpracht, | たとえ君がダイアの様に光り輝いていても、 |
Es fällt kein Strahl in deines Herzens Nacht. | 君の心の夜には一筋の光も射してはいないんだ。 |
Das weiß ich längst. Ich sah dich ja im Traume, | ずっとわかっていた。僕は本当の君を夢で見たんだ、 |
Und sah die Nacht in deines Herzens Raume, | 君の心の中にある夜の闇を見て、 |
Und sah die Schlang’, die dir am Herzen frißt, | 君の心を喰らう蛇を見た、 |
Ich sah, mein Lieb, wie sehr du elend bist. | 僕は見たんだ、恋人よ、どんなに君が悲惨な姿をしているか。 |
8. Und wüßten’s die Blumen, die kleinen | 8. 花が、小さな花たちがわかってくれたら |
Und wüßten’s die Blumen, die kleinen, | 花が、小さな花たちがわかってくれたら、 |
Wie tief verwundet mein Herz, | どれほど深く僕の心が傷ついているか。 |
Sie würden mit mir weinen, | 花たちは僕と一緒に泣いてくれるだろう、 |
Zu heilen meinen Schmerz. | 僕の傷を癒そうと。 |
Und wüßten’s die Nachtigallen, | ナイチンゲールたちがわかってくれたら、 |
Wie ich so traurig und krank, | どれほど僕が悲しみ心を病んでいるか。 |
Sie ließen fröhlich erschallen | ナイチンゲールたちは楽しげに響かせてくれるだろう |
Erquickenden Gesang. | 僕の心を励ます歌を。 |
Und wüßten sie mein Wehe, | 僕の悲しみをわかってくれたら |
Die goldenen Sternelein, | 金色の小さな星たちが、 |
Sie kämen aus ihrer Höhe, | 星たちはその高みから降りてきて、 |
Und sprächen Trost mir ein. | 僕に慰めの言葉を語ってくれるだろう。 |
Sie alle können’s nicht wissen, | でも皆わかりはしない、 |
Nur eine kennt meinen Schmerz; | ただ一人だけが 僕の痛みを知っている- |
Sie hat ja selbst zerrissen, | その彼女自身が切り裂いたんだから、 |
Zerrissen mir das Herz. | ズタズタに僕の心を。 |
9. Das ist ein Flöten und Geigen | 9. あれはフルートとヴァイオリン |
Das ist ein Flöten und Geigen, | あれはフルートとヴァイオリン、 |
Trompeten schmettern darein; | それにトランペットも響いてくる。 |
Da tanzt wohl den Hochzeitreigen | きっと結婚の踊りを踊っているんだ |
Die Herzallerliebste mein. | 僕の最愛の人が。 |
Das ist ein Klingen und Dröhnen, | 響き渡り、轟き渡る、 |
Ein Pauken und ein Schalmei’n; | 太鼓と笛の音が。 |
Dazwischen schluchzen und stöhnen | その合間でむせび泣き、うめいている |
Die lieblichen Engelein. | かわいらしい小さな天使たちが。 |
10. Hör’ ich das Liedchen klingen | 10. あの小唄が聞こえてくると |
Hör’ ich das Liedchen klingen, | かつて恋人が歌ってくれた |
Das einst die Liebste sang, | あの小唄が聞こえてくると、 |
So will mir die Brust zerspringen | 僕の心はいっそ張り裂けてしまいたくなる |
Von wildem Schmerzendrang. | 激しい苦痛で押しつぶされて。 |
Es treibt mich ein dunkles Sehnen | 暗く沈んだ憧れが |
Hinauf zur Waldeshöh’, | 僕を森の高いところへと駆り立て、 |
Dort löst sich auf in Tränen | そこで 溶けて涙となる |
Mein übergroßes Weh’. | 僕のあまりに大きい悲しみは。 |
11. Ein Jüngling liebt ein Mädchen | 11. ある若者がある娘に恋をした |
Ein Jüngling liebt ein Mädchen, | ある若者がある娘に恋をした、 |
Die hat einen andern erwählt; | 娘は別の男が好きだった。 |
Der andre liebt eine andre, | でもその別の男はまた別の女を好きになり、 |
Und hat sich mit dieser vermählt. | その女と結婚した。 |
Das Mädchen nimmt aus Ärger | すると娘は腹を立て |
Den ersten besten Mann, | 道でたまたま会った、最初の気に入った男と |
Der ihr in den Weg gelaufen; | 結婚してしまった。 |
Der Jüngling ist übel dran. | 最初の若者はひどい有り様。 |
Es ist eine alte Geschichte, | これはある昔話、 |
Doch bleibt sie immer neu; | でもいつの世でも起こること。 |
Und wem sie just passieret, | 誰でもこんな話に見舞われたら |
Dem bricht das Herz entzwei. | 心が真っ二つに裂けてしまう。 |
12. Am leuchtenden Sommermorgen | 12. 光り輝く夏の日に |
Am leuchtenden Sommermorgen | 光り輝く夏の日に |
Geh’ ich im Garten herum. | 僕は庭を歩き回る。 |
Es flüstern und sprechen die Blumen, | 花たちがささやき話しかけてきても、 |
Ich aber wandle stumm. | 僕は黙って歩きつづける。 |
Es flüstern und sprechen die Blumen, | 花たちはささやき話しかけてきて、 |
Und schaun mitleidig mich an: | 気の毒そうに僕を見つめる- |
"Sei unsrer Schwester nicht böse, | 「わたしたちの妹を悪く思わないで、 |
Du trauriger blasser Mann!" | 悲しみで青ざめたお人!」 |
13. Ich hab’ im Traum geweinet | 13. 僕は夢の中で泣きぬれた |
Ich hab’ im Traum geweinet, | 僕は夢の中で泣きぬれた、 |
Mir träumte, du lägest im Grab. | 夢の中では、君は墓の中にいた。 |
Ich wachte auf, und die Träne | 目が覚めても、涙が |
Floß noch von der Wange herab. | まだ頬を流れていた。 |
Ich hab’ im Traum geweinet, | 僕は夢の中で泣きぬれた、 |
Mir träumt’, du verließest mich. | 夢の中でも、君は僕を捨て去った。 |
Ich wachte auf, und ich weinte | 目が覚めても、僕はまだ |
Noch lange bitterlich. | いつまでも激しく泣きつづけた。 |
Ich hab’ im Traum geweinet, | 僕は夢の中で泣きぬれた、 |
Mir träumte, du wär’st mir noch gut. | 夢の中では、君はまだ僕に優しかった。 |
Ich wachte auf, und noch immer | 目が覚めても、いつまでもとめどなく |
Strömt meine Tränenflut. | 涙が溢れ流れた。 |
14. Allnächtlich im Traume seh’ ich dich | 14. 毎晩 僕は君の夢を見る |
Allnächtlich im Traume seh’ ich dich | 毎晩 僕は君の夢を見る |
Und sehe dich freundlich grüßen, | 君が優しく挨拶してくれて、 |
Und laut aufweinend stürz’ ich mich | 僕は大声で泣きながら |
Zu deinen süßen Füßen. | 君の愛らしい足元に身を伏せる。 |
Du siehest mich an wehmütiglich | 君は憂鬱そうに僕を見て |
Und schüttelst das blonde Köpfchen; | ブロンドの頭を振る。 |
Aus deinen Augen schleichen sich | 君の瞳からひそかに流れ出る |
Die Perlentränentröpfchen. | 真珠のような涙の粒が。 |
Du sagst mir heimlich ein leises Wort | 君は僕にこっそりと小さな声でささやき |
Und gibst mir den Strauß von Zypressen. | 糸杉の枝の束を僕にくれる。 |
Ich wache auf, und der Strauß ist fort, | 目が覚めると、束は消え去り、 |
Und’s Wort hab’ ich vergessen. | 君の言葉も思い出せない。 |
15. Aus alten Märchen winkt es | 15. 古い童話の中から |
Aus alten Märchen winkt es | 古い童話の中から 何かが |
Hervor mit weißer Hand, | 白い手で呼び寄せる、 |
Da singt es und da klingt es | それは歌い、響かせる |
Von einem Zauberland; | 魔法の国について- |
Wo bunte Blumen blühen | この国では 色とりどりの花が |
Im gold’nen Abendlicht, | 金色の夕陽の中で 咲き乱れ、 |
Und lieblich duftend glühen, | 心地良い香りを放ちながら |
Mit bräutlichem Gesicht; | 花嫁のような顔で輝く。 |
Und grüne Bäume singen | 緑の樹々は |
Uralte Melodei’n, | 太古の旋律を歌い、 |
Die Lüfte heimlich klingen, | そよ風は静かに鳴り、 |
Und Vögel schmettern drein; | 鳥たちはその中で高らかにさえずる。 |
Und Nebelbilder steigen | 影入道が |
Wohl aus der Erd’ hervor, | 大地から姿を現し、 |
Und tanzen luft’gen Reigen | 軽やかなダンスを |
Im wunderlichen Chor; | 素晴らしい合唱に合わせて踊る。 |
Und blaue Funken brennen | 青い火花が |
An jedem Blatt und Reis, | すべての葉や枝に燃え上がり、 |
Und rote Lichter rennen | いくつもの赤い光が駆け回る |
Im irren, wirren Kreis; | あてどなく 入り乱れながら。 |
Und laute Quellen brechen | 泉が音を立てながら |
Aus wildem Marmorstein, | 自然の大理石から溢れ出て、 |
Und seltsam in den Bächen | 小川の中では |
Strahlt fort der Widerschein. | 不思議なきらめきが光を放ちつづける。 |
Ach, könnt’ ich dorthin kommen, | ああ、その国へ入ることができたら、 |
Und dort mein Herz erfreu’n, | この心を楽しませ、 |
Und aller Qual entnommen, | すべての苦悩は忘れ去って、 |
Und frei und selig sein! | 伸び伸びと、幸せでいられたら! |
Ach! jenes Land der Wonne, | ああ!あの喜びに満ちた国を |
Das seh’ ich oft im Traum, | 僕はよく夢に見る、 |
Doch kommt die Morgensonne, | でも朝日が昇ると、 |
Zerfließt’s wie eitel Schaum. | はかない泡のように消えてしまう。 |
16. Die alten, bösen Lieder | 16. 昔の、いまわしい歌を |
Die alten, bösen Lieder, | 昔の、いまわしい歌を、 |
Die Träume bös’ und arg, | 嫌な、悪い夢を、 |
Die laßt uns jetzt begraben, | それらを今こそ葬ろう、 |
Holt einen großen Sarg. | 大きな棺桶を持ってこい。 |
Hinein leg’ ich gar manches, | その中に僕は本当にたくさんのものを入れる、 |
Doch sag’ ich noch nicht, was; | だがそれが何かはまだ言わない。 |
Der Sarg muß sein noch größer, | 棺桶はハイデルベルクの酒樽より |
Wie’s Heidelberger Faß. | もっと大きくなくてはならない。 |
Und holt eine Totenbahre, | 棺桶を載せる台を持ってこい、 |
Und Bretter fest und dick; | それと丈夫で厚い板を。 |
Auch muß sie sein noch länger, | それらはマインツの橋より |
Als wie zu Mainz die Brück’. | もっと長くなくてはならない。 |
Und holt mir auch zwölf Riesen, | それから12人の大男を連れてこい、 |
Die müssen noch stärker sein | 彼らはライン川沿いのケルンの大聖堂にいる |
Als wie der starke Christoph | クリストフよりも |
Im Dom zu Köln am Rhein. | もっと力持ちでなければならない。 |
Die sollen den Sarg forttragen, | 彼らに棺桶を担いでもらい、 |
Und senken ins Meer hinab; | 海へと沈めよう。 |
Denn solchem großen Sarge | これほど大きな棺桶には |
Gebührt ein großes Grab. | 大きな墓が相応しいのだから。 |
Wißt ihr, warum der Sarg wohl | わかるかい?どうしてこの棺桶が |
So groß und schwer mag sein? | こんなに大きくて重いのか。 |
Ich senkt auch meine Liebe | 僕はこの中に 一緒に沈めたんだ。 |
Und meinen Schmerz hinein. | 僕の愛と 僕の痛みを。 |
出典 歌曲集「詩人の恋」ハインリッヒ・ハイネ https://goo.gl/LCsK9d
※時間があれば私も訳してみたい。
今ちょうど休暇(旅行)から帰ってきたところです。 Ich komme gerade von meinem Urlaub zurueck.
— ドイツ語メール例文集&格言集 (@dt_reibunshu) 2017年5月6日 - 18:05
11:わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣舟(参議篁)
— 百人一首bot (@onehundredpoems) 2017年5月7日 - 10:31
国民各自が戦争のショックを被る覚悟をしておかなければならない。その心の準備なしで不意打ちを受けると悲劇的な破局を迎えることになってしまう。「わが国ではけして戦争はない」と断定するのは軽率であり、結果的に大変な災難をもたらしかねない。(スイス政府『民間防衛』)
— スイス政府『民間防衛』 非公式bot (@minkan_bouei) 2017年5月7日 - 06:07
【パチンコ店の電気使用量】2009年度のホールにおける総電気使用量は、81億1,204万7,826kWh(全日遊連調べ)。一般家庭における年間消費電力量の平均値は5,650kWhと言われています。つまり、約140万世帯以上になります。※ネオン、駐車場の照明等含まず。
— パチンコ反対表明 (@damepachinko) 2017年5月7日 - 09:06
こども保険。こんな名称詐称に学者で賛意を示したら赤っ恥もの。でも最近学者のトンでもが目に余る。東日本大震災後の租税平準化理論を無視して復興増税の推し、2014年の消費増税の際消費増税しても景気への影響は軽微・消費増税しないと国債暴落。こども保険推しはそれらとともに三大バカ増税
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) 2017年5月6日 - 19:04
研究。こういうのも「研究」だからいい。ぶっ飛んでいて、筆者はこういう研究が好きだ。ただし研究成果は長く保存しておくものなので、ネット上で長く誰でも見れるような状態にすべきである。その上で、何がどう間違っていて、何が正しかったのか、… twitter.com/i/web/status/8…
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) 2017年5月7日 - 00:25
2017年05月04日(木)みどりの日、晴れのち曇り
宇治川に久しぶりに行きました。かなり昔のおぼろげな記憶では、宇治川は水量も多くもっと淀んでいた気がするのですが。平等院も見たかったのですが、源氏物語ミュージアムに行ったり宇治川を眺めながら食事をしたりしてのんびりしているあいだに拝観時間が過ぎてしまいました。それで平等院の写真はありません。またの機会にします。
源氏物語ミュージアムは、紫式部の一冊の小説のみで成り立っています。宇治十帖で夢の浮橋の舞台とされる宇治橋の映像化された二十分程度の短編映画も上映されていました。それであらためて源氏物語も読んでみたい気持になりました。
ただ小説よりも紫式部という女性そのものに興味や関心が強いです。石山寺や石清水八幡宮にも行ってみたいです。