作雨作晴


日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

2月19日(木)のTW:世代と思潮

2015年02月20日 | ツイツター

思想史家である子安宣邦氏(1933年 - )が反国家論者として成長した理由が、自身の青少年時代の記憶を録したこの記事によっておおよそ推測できる。『戦争は少年の私に何を残したか』: 子安宣邦のブログ -思想史の仕事場からのメッセージ- goo.gl/WyLtZ0


以前に批評したことのある『「万世一系」の研究』の著者である憲法学者の奥平康弘氏(1929年 - 2015年)も読んでいて、戦中戦前の国家体制に、国体論者らに憎悪感を心に秘められている印象を持った。社会党の党首だった村山富市氏(1924年- )らも「国家」なるものに親愛感を持っていないのは明らかだ。


子安宣邦氏にしても奥平康弘氏にしても、そして村山富市氏にしてもそうだけれども、この世代に共通の――つまり戦争前後の国体論者に支配的な政治体制下で青少年時代を過ごし、また右翼にも左翼にも影響を与えたマルクスの共産主義の影響を受けて育った世代は「国家」や「祖国」に親愛感をもてないのだ。

 

※追記20150220

 

日本の戦後思潮に多かれ少なかれ影響を及ぼした大学人には上記の他にも無数にいるけれども、そこにまた、丸山眞男(1914年- 1996年)なども追加されるべきかも知れない。ただ丸山眞男などは子安宣邦氏よりも世代としては若干先行する。しかしいずれにせよ、この世代に共通するのは、彼らの生育した戦前戦中の一時期の翼賛政治国家体制を特殊な時代として必ずしも十分に相対化できていないこと、その能力がなかった、という点である。

 そして、そうした彼らに教育され影響を受けた後続の世代が、現代の日本の指導層に少なくないということ、むしろ支配的であることである。彼らの限界は、自らの生きた特殊時代を普遍化することによって、あるいはそれを否定するに急で相対化できずに、盥の水といっしょに赤子まで流してしまうことである。


◆桜散るあなたも河馬になりなさい goo.gl/6qwQ3L「大学の哲学教授のように何を言っているのかさっぱり分からなくては俳句ではない。」 thenagatachou.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_…


今日では大規模な空挺作戦が可能なので、わが国土も瞬時にして戦場となり得る。その場合、住民の疎開は不可能であり無意味である。地上で戦闘が行なわれ、または地表が放射能や毒物で汚染された場合には、住民は地下の避難所で生き延びなければならない。(スイス政府『民間防衛』)

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宮内省見解(昭和21年)「世襲とふ観念は、伝統的歴史的観念であって(中略)典範義解はこれを(一)皇祚を践むは皇胤に限る(二)皇祚を践むは男系に限る(三)皇祚は一系にし(中略)歴史上一の例外もなく(中略)少なくとも女系といふことは、皇位の世襲の観念の中に含まれてゐない」 #女性宮家

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優柔不断のオバマ。オバマの決断の遅れが被害を増大させる。 RT @googlenewsjp: 「イスラム詐称者との闘い」 過激派対策会議でオバマ氏が強調 ( #中日新聞 ) #googlenewsjp bit.ly/1G6iEtP


【一宮市立奥中学校 】goo.gl/g5ZGhi日本全国の小中高の校長先生たちも、学校内の生徒たちの活動の様子を、保護者、一般社会人にもわかるようにオープンに情報公開して欲しい。 画像1 www2.schoolweb.ne.jp/weblog/index.p…


地上が愛にあふれるなら、すべての法律は不要になるだろう。(アリストテレス) Wenn auf der Erde die Liebe herrschte, wären alle Gesetze entbehrlich.

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