風のささやき 俳句のblog

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実南天ついばむ食事の美しさ 【季語:実南天】

2018年10月20日 | 俳句:秋 植物
肌寒い午後でした
道を歩いていたら
南天が赤い実をつけていました

まわりが色を無くす中で
南天の実はひときわ目立って見えました

その色に誘われるのは
人間だけではないようです
見ていたら小鳥が寄ってきて
その実をついばんで行きました

小鳥にとっては食べるものも少なくなって
必死の食事なのでしょうが

真っ赤な実を大切そうについばむその食事が
普段必要以上に食べつづけている自分を省みたとき
とても美しいものに思えて
少し恥ずかしささえ感じられました

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