風のささやき 俳句のblog

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夏の空真一文字や雲の筆 【季語:夏の空】

2018年07月21日 | 俳句:夏 天文
真昼時のこと
電車に乗ってぼんやりと
車窓から外を眺めていました

久しぶりに陽射しの強い
夏らしい一日
少し開かれた窓からは
甘い草の香りが入って来て
鼻腔をくすぐります

空も夏らしい青い色
その下に横たわる山の峰も
随分と色を濃くしています

その空には何の迷いもない筆使いのように
真っ直ぐに引かれた雲が一つ漂い
僕は視線を奪われていました

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