風のささやき 俳句のblog

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焦げ跡が妙に寒いな冬隣 【季語:冬隣】

2018年11月03日 | 俳句:秋 時候
スーツには小さな煙草の焦げ跡がついていました
煙草を吸う友人と歩いている時に
誤ってつけてしまったものです

小さな穴ですし
スーツの色も茶色でしたので
あまり目立たないからと
気にしていなかったのですが

とある小雨の降る日
そのスーツを着て歩いていると
どうも一部寒く感じられるところがあり
見るとそれが煙草の焦げ跡がついたところでした

僕が忘れかけていた小さな穴さえ
冷気は見逃さず
その身を捻じ込んで来ました

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