Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

繊細すぎたO先生

2015-03-11 21:54:19 | コラム

サイコパスが多い職業ランキング 1位は企業の経営者(Menjoy!の記事より)

去年のブラック塾での出来事です。

ほとんどが現役学生の中、O先生というフリーターとしてやっている方がいました。
少し気弱そうでしたが、端から見ていても真面目で律儀な授業をしてました。

ただ、真面目だった反面、不器用な方だったとも思います。

低価格が売りの個別指導の塾で、生徒は学力も低くわがままな子たちばかりです。
ある時などはO先生が授業を始めようとすると、中学生の女の子が一人机を離して座っています。
それでO先生がいさめても、完全に無視して他の子にちょっかいばかりかけています。
一時間ずっとそんな調子でした。
まだ入って一週間くらいでしたが「次は僕の番だろうな」と心の中で思っていました。

それからまた一週間ほど経ったある日、突然塾からヘルプ要請の電話がありました。
行くとO先生が無断欠勤して今も連絡も取れないと聞かされました。

思い返せば、その前日のミーティングでO先生が何を聞かれても押し黙っていたのがその徴候でした。
おそらく、また生徒にひどい目に会わされたのでしょう。
誰にも言い出せずとうとう限界がきて、ぷっつり気持ちの糸が切れてしまったようです。
社員の人たちも薄々は気づいてたはずですが、授業を回すために見て見ぬふりでした。

さて、サイコパスが社会で成功しやすいのは、社会の仕組みがサイコパス的だからです。
繊細で感受性が高いなんて現代社会ではただのハンデにしかなりません。

そこで、疑問点も多い女性の輝く社会計画に、一つだけ期待している面があります。
その実現のためには、思いやりや感受性に優れた「普通の」女性たちが正しく評価される社会を作る必要があるからです。
優しく繊細な面を持つ社会なら、きっとその中で能力を発揮できる男性も出てくるはずですから。


続・修羅の街の記憶

2015-03-10 21:53:29 | コラム

「川崎国って毎日不良少年がヒャッハーとかやってるの?」中1殺害事件 「川崎国」証言で川崎市民が誤解受ける (アメーバニュースの記事より)

上記事の川崎ほどではないですが、僕の住む自治体も県下では名の通った修羅の街です。

去年ブラック塾でバイトをしていた時のことです。
いきなり授業中の教室に六〇代くらいのオジサンが怒鳴りこんできました。
一時騒然となりましたが、なだめすかしつつ警察を呼んでなんとか事態が収まりました。

「やっぱり○○市だね…」
バイト講師たちが後につぶやいた一言です。

また同じ塾で、おいしいと評判のフランス料理店がとなり町に引っ越したと聞いた時です。
「○○市でやるには品が良すぎたわね」
そうマダム講師は寂しそうに笑いました。

さて、僕が子供の頃、年に一度だけ横浜ベイスターズの試合が市民球場でありました。
どこからか無料券が流れてくるので、毎年友達に誘われて見に行っていました。

このイベントの楽しみは、実は試合の後にあります。
九回が始まる頃になると、なぜか芝の外野席にいる観客たちがそわそわしだします。

そして、ゲームセットのアナウンスが流れた直後に事は起こります。
プロの選手たちを間近で見ようと、策を飛び越え一気に皆でベンチまで全力疾走するのです。
三桁の人数が一気にフィールドに雪崩れ込むのですから、ぱっと見はもはや暴動です。
南米のサッカーの試合でしかお目にかかれない光景が広がるのです。

年を経る毎に策はどんどん高くなり、そのうち越えようとする者を引きずり下ろす係の人まで動員されました。
それでも修羅の街の民たちは乱入をやめたりはしませんでした。


なぜ大学教授に変な人が多いのか?

2015-03-09 21:28:59 | コラム

「新幹線の空いてる指定席、人が来てから移動では駄目なのか」「だから新幹線は嫌いだ」 大学副学長のツイートが物議(J-CASTの記事より)

かねがね不思議に思っているのが、評論家と呼ばれる人たちのことです。
映画評論家からラーメン評論家まで、ありとありとあらゆるジャンルにそう呼ばれる人たちが存在します。

彼らは年がら年中同じジャンルのものをひたすらに受け付けています。
仕事だから仕方ないですけど、実際のところ、飽きたりしないものなのでしょうか?
例えば、僕の父は戦後の復興期に山ほどさつまいもを食べたので、見るのも嫌といいますし。

やっぱり、評論家の方たちも同じ人間ですから基本的には飽きるんだと思います。
ですから、食傷を起こさないように情報を切り取る工夫が必要です。

例えば、映画評論家は素人のようにワクワクしながら全力で観るのとはちょっと違うでしょう。
自分なりのチェックポイントがあって、そこに特に注目しつつ他は省略して観ているはずです。

ですから、評論家の方はある意味で皆偏った見方を持っています。
それは決して悪いことではありません。
それが評論家自身の「自分流のモノの見方」になるのですから。

しかし、自分流のモノの見方が、もはや一般人とかけ離れてしまう人も中にはいます。
もはや、流れ作業のように、自分の求めている物があるかをただ確かめるだけの人です。

かつての共産国家が「共産主義的かどうか」で芸術作品の良し悪しを測ったようなものです。
実は、今も評論の世界ではもう少しソフトな形で同じことが行われています。

そして、上記事のような大学教授の皆さんにも同じことが言えます。
研究熱心な人ほど自分の偏った見方を持っています。
そして、その自己満足を叶えてくれる事象を探すパズルゲームをひたすらやっている人たちがとても多いのです。


web漫画『前向き駐車』

2015-03-08 21:29:57 | web漫画

自分のtwitterから拾ってきたネタでエッセイ風漫画を気ままに描いています。

■web漫画『前向き駐車』

■あとがき
男子トイレの『一歩前へ』も同じような例ですね。
あとは、時計の時刻が自分の誕生日になっているのに気づいた時も前向きな気分になります。

意識しすぎても逆効果ですが、何かのきっかけにするくらいならいいんじゃないでしょうか。

もし見てくださった方いましたらありがとうございました。

※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから


web漫画『めんどい』

2015-03-07 21:46:37 | web漫画

自分のtwitterから拾ってきたネタでエッセイ風漫画を気ままに描いています。

■web漫画『めんどい』

■あとがき
めんどくさい時に言いたい言葉が言うのもめんどくさいってどうなのでしょうか?
ちなみに、このweb漫画も描くのが結構めんどいです。

もし見てくださった方いましたらありがとうございました。

※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから


web漫画『まゆ毛パラドクス』

2015-03-06 21:12:42 | web漫画

自分のtwitterから拾ってきたネタでエッセイ風漫画を気ままに描いています。

■web漫画『まゆ毛パラドクス』

■あとがき
言わんとしていることが伝わらなかったかもしれません…

男性の場合、怒りまゆより泣きまゆの人の方が好戦的な人が多いと思います。
あと、まゆ毛のない人は表情が伝わりにくい事もあって怖い時があります。

もし見てくださった方いましたらありがとうございました。

※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから


人はなぜ熟女モノを選ぶのか?

2015-03-05 21:20:18 | コラム

中国人女優リウ・シャオチン「日本鬼子が私の年齢を暴露した」…日本のバラエティ番組に怒り (レコードチャイナの記事より)

『エロ詩吟』で一世を風靡した天津木村さんが、ラジオで熟女について語っていました。

「40代なりたては熟女としてはまだダメ。
『わたし40歳になっちゃった』と40代に対してミーハーなところがある。
41、2歳になってその重みを受け入れ出したあたりから熟女としての魅力が出る」

その熟女に対する洞察とこだわりの深さに、エロの神を見た気がしました。

さて、熟女モノAVの価値とは何でしょうか?
そのためにはまず「素人モノとは?」から考えなくてはなりません。

素人モノの良さとは、なんといってもリアルさに尽きます。
恥ずかしがったり、戸惑ったりとその様子に我々はリアルさを感じます。
プロの方は何をするにも芝居がかっていて、個人的には逆に冷めてしまいます。

そして、素人女性は普通で真面目そうな子だとよりリアルです。
「どうしてこんな子がAVに?」というギャップがそのまま作品の素晴らしさにつながります。

ところが残念なことに、近頃の若い素人女性は軽い動機でビデオ出演する方も多いです。
経験人数も多く、あまり恥ずかしがらなかったり、はじめからノリノリだったりと、それではプロと同じです。

さて、その点で言えば、実は熟女モノの方が最高ということに皆さんはお気づきでしょうか?
彼女たちは分別も十分につき落ち着いた大人な女性ばかりです。
そんな彼女たちが、AVに出演する理由、それは若い女性よりずっと複雑で深いものなのです。

いわば、熟女が歩んできた人生そのものを感じるために人は熟女モノを選ぶのだと、僕はそう考えています。


休むのも仕事

2015-03-04 21:17:30 | コラム

26歳の熱血先生、過労死と判明…授業やバレー部指導に追われ、体むしばまれる(朝日新聞デジタルの記事より)

テレビでJリーグの試合を観ていて、解説をしていた岡ちゃんこと岡田武史さんがこんなことを言ってました。
「疲れてくると、気持ちで前に行きたくても、身体の方でストップをかける。
気持ちのとおりに動くと、身体が壊れてしまうからだ」

これを聞いて僕は少し意外な気がしました。
例えば自分の場合、走っていても身体より先に気持ちが弱るからです。
つらくなってくると「もうダメだ…」と走るのをやめてしまいます。

しかし、スポーツ選手やメンタルの強い人は違うようです。
正直に言って、サッカーの試合でもサボっているように感じる選手たちはいます。
ですが、多くは自分ではもっとやりたくても身体がついていかないのでしょう。

そうはいっても、ある境をすぎると、その身体のストップ機能が壊れてしまうこともあります。

例えば、上記事のような過労死です。
人は疲れすぎると、脳の神経が麻痺を起こして、以降疲れを全く感じなくなります。
そして、身体の限界を越えて突然に亡くなってしまうのです。
同じように、拒食症の人も最初の頃はむしろ元気で活動的になるそうです。

なので、拒食症や過労の方は本人に自覚がないことが多いです。
一見元気に見えるので、周囲もなかなか気づけません。
やはり、まずは自分自身で気をつけるほかないようです。

仕事をやるのも仕事ですが、仕事を休むのもまた仕事のうち、です。
これがとても難しいのですが…


続・DQN文化の功罪

2015-03-03 21:48:45 | コラム

川崎中1殺害 18歳少年の父親「外では飲むなと言ってあった」(J-CASTの記事より)

前に勤めていた職場には、事務系にはいわゆるヤンママが多かったです。
女性の喫煙率は脅威の100%で、109ファッションの着こなしぶりもなかなかです。
昼休みにパチンコですってしまったヒモ男がお金の無心に来たのを見たこともありました。

飲み会の終わり、お酒を飲まない僕がヤンママ達を車で送っていったときのことです。
もう深夜の2時も過ぎようとしていました。
自宅の前で下ろしたその次の光景には、軽く度肝を抜かされました。
なんと小学校低学年と幼稚園の息子たちが玄関先でお母さんを出迎えているのです。

僕があのくらいの頃は9時には布団に入っていたと思います。
中学に入ってなお、土曜深夜1時過ぎから始まるアダルトな番組を、眠い目をこすって待ちわび結局寝落ちして見過ごしてたレベルです。

あとで聞いたところによると、子どもたちは父親とゲームをやっていたそうです。
その雰囲気からしてどうも普通の日常のようでした。
成長ホルモンの分泌を阻害しまくりで、体力や知能に悪影響がないか心配でした。

ただ誤解してはいけないのは、上記事とは違い、本当にとてもいい人たちばかりだったのです。
いろいろあって僕がとても落ち込んでいたことがありました。
そんな時、自分の中絶体験を告白してまで「そんなことでくじけちゃだめだ」と励ましてくれた方もいました。

批判されされがちなヤンママさん達のライフスタイルですが、一概に性格に悪影響があるわけでもないのです。
お子さんは皆キラキラネームでしたし、離婚率も高いし、つっこみどころは多かったです。
ですが、良し悪しというよりもはや文化の違いのようにも思えてくるのです。


プラトニックでもない近親愛

2015-03-02 21:43:32 | コラム

新婚さんに初の“義兄妹結婚”、桂文枝「こんな番組やった?」と戸惑う。 (ナリナリドットコム)

さて、いきなりのうらやまけしからん上記事ですが。
「これって法的に大丈夫なのか?」と一瞬考えてしまいました。
でも、日本の法律では血がつながっていなければ兄弟の間でも結婚は認められるようです。

そのリクツなら再婚相手の子どもとも、離婚後ならどうにかなりそうな気もしなくもありません。
ですが、頭を冷やして考えれば犯罪臭しかしませんし、当然法律で禁止されてます。

さて、血がつながってなくても結婚できないのは、養子と養親の関係も同じです。
日本では養子縁組を解消した後でももちろんダメです。

ところが、その元・養女と結婚してしまったのがウッディ・アレン監督です。
誰しも自分の「好き」な子を養子にするはずですけど、好きの意味が違ったようです。

また、名優モーガン・フリーマンさんも結婚相手の連れ子と結婚するしないの話がありました。
どうやらアメリカでは、養子でも離縁すれば正式に結婚できるようです。

結婚こそできませんでしたが、もう一人、結婚相手の連れ子に惚れてしまった超有名人を思いつきます。
それはかのアルベルト・アインシュタインです。
しかも、その奥さんとはいとこ同士でしたから、さらに輪をかけてアウトです。

さて、近親愛のタブーを打ち破った人物なら日本にもいます。
姪と関係を持ち、子どもまで作ってしまった作家の島崎藤村です。
しかも、わざわざその顛末を小説にして世間にぶっちゃける作家魂には脱帽です。
ですけど、もうちょっと後ろめたさを感じてもバチは当たらなかったと思います。