「川崎国って毎日不良少年がヒャッハーとかやってるの?」中1殺害事件 「川崎国」証言で川崎市民が誤解受ける (アメーバニュースの記事より)
上記事の川崎ほどではないですが、僕の住む自治体も県下では名の通った修羅の街です。
去年ブラック塾でバイトをしていた時のことです。
いきなり授業中の教室に六〇代くらいのオジサンが怒鳴りこんできました。
一時騒然となりましたが、なだめすかしつつ警察を呼んでなんとか事態が収まりました。
「やっぱり○○市だね…」
バイト講師たちが後につぶやいた一言です。
また同じ塾で、おいしいと評判のフランス料理店がとなり町に引っ越したと聞いた時です。
「○○市でやるには品が良すぎたわね」
そうマダム講師は寂しそうに笑いました。
さて、僕が子供の頃、年に一度だけ横浜ベイスターズの試合が市民球場でありました。
どこからか無料券が流れてくるので、毎年友達に誘われて見に行っていました。
このイベントの楽しみは、実は試合の後にあります。
九回が始まる頃になると、なぜか芝の外野席にいる観客たちがそわそわしだします。
そして、ゲームセットのアナウンスが流れた直後に事は起こります。
プロの選手たちを間近で見ようと、策を飛び越え一気に皆でベンチまで全力疾走するのです。
三桁の人数が一気にフィールドに雪崩れ込むのですから、ぱっと見はもはや暴動です。
南米のサッカーの試合でしかお目にかかれない光景が広がるのです。
年を経る毎に策はどんどん高くなり、そのうち越えようとする者を引きずり下ろす係の人まで動員されました。
それでも修羅の街の民たちは乱入をやめたりはしませんでした。