日本のどこにもカジノ置かせぬ 反対連絡協議会が発足 「日本のギャンブル依存症560万人は世界でもとびぬけて多い」(赤旗の記事より)
昔、ギャンブルにまつわるこんな話をネットで見ました。
ボタンを押すとバナナが出てくる箱を猿に用意します。
猿はすぐに仕組みを理解してバナナがほしい時にボタンを押すようになります。
そこで、ちょっと工夫をして低い確率でランダムにバナナが出てくる仕組みにします。
すると、猿は時が経つのを忘れて「サルのように」夢中になってボタンを押すようになるそうです。
面白いのは、そうなると自分に今バナナが必要かどうかはあまり関係がなくなることです。
これは人間でも同じことが起こりえます。
「射幸心」といわれるギャンブルで勝つ喜びを得るには、それほど高いゲーム性は必要ありません。
現にパチンコは見る限りひたすら玉がはじかれるのをぼーっと眺めているだけです。
(人によると台ごとの回転数等で複雑な計算をするようですが)
よくは知りませんけど、ソシャゲのレアカードを当てるのも似たようなところはあるんじゃないでしょうか。
もうひとつ面白い話があります。
アメリカの超一流大学の理系の学生ばかりを集めて実験が行われました。
全員に同じ額だけ持たせて、勝率50%のシンプルなゲームを一日中やらせたそうです。
普通に考えたら収支はとんとんか、その頭脳を生かして50%以上の勝率を誇る人もかなり出そうな気もします。
ところが、結果はその大半がすっからかんになってしまったそうです。
ギャンブルというのは一流の理性さえも狂わす何かを持っているようです。
ましてや一般人などイチコロです。
先日、パチンコが三度の飯より好きという方に「勝てるんですか?」と質問をしてみました。
すると答えは「いかに負けを少なくするかが全て。パチンコはそういうゲーム」とのことです。
僕自身パチンコ全廃派ですが、自制さえできれば本人にとってはいい気晴らしになるのかなとは思いました。
人生もある意味ギャンブルですが、こちらは胴元も自分ですから、張り切って自分に全プッシュでいきたいものです。