15日は太平山から東岳に縦走する計画だ。
青い森アリーナの北側、矢田地区から貴船川沿いに林道を東に進める。
二又に分かれるところで駐車して、歩きだす。
地図上の道路が実線から点線に変わる箇所で、広い道はなくなる。
踏み跡が沢に向かって下り、河床に到達、ここで踏み跡がなくなる。
我慢してしばらく進むも、徐々に沢歩きの様相となってきた。
ここで、沢を歩くか約150mの急斜面を登り尾根歩きに切り替えるか考えたが、足回りも含め、沢装備ではないので尾根歩きとする。
落ちたらただでは済まない斜面を、植生が発達している方向に、両手両足を使い慎重に登る。
クロモジが密生している高さまで登ると、気持ちがだいぶ楽になる。
(緊張がほどけて、登ってきた斜面をパチリ)
結局、尾根まで出るのに1時間半かかった。
ここからは快適なフナ林歩きとなる。
まずはチェックポイントにふさわしい、小ピークを目指す。
ピークに着くと踏み跡がはっきりとある。
何気なく、踏み跡に乗り、そのまま進むと、目印テープが目立ち、よく歩かれているのが分かる。
やがて登りとなり、明瞭なピークに着いた。
なんの疑問もなく、大平山だと思ったのだが、地図を広げ「・・・・・・・」
東岳に向かう、途中のピークだ。
来た道を戻り、大平山に向かう。
点線道路は地図と少し違うが、明瞭で迷うことはない。
根井川からの登山道もはっきりと分かった。
(大平山山頂)
尾根への登りや、ルートミスで時間ロスがあった。
本日3度目の小ピークに戻り、東岳に進むか、戻るか考えたが、次の目標地で考えることにしそのまま進む。
大平山と間違えた、2度目のピークを過ぎ、気持ちのいいブナ林を歩く。
大した登り返しもなく東岳展望所に到達。
ここにはかつて反射板があったはずだが。
8人の男性パーティーがいた。
やはり、ここまで来たら予定通り山頂へ向かうことにする。
どたどたと20人ほどのパーティーが来て、一気に騒々しくなる。
ここで、行動食の菓子パンを半分食べ、水分補給をして出発。
(東岳展望台からの風景)
よく見ると踏み跡だと分かる道を、進む。
途中、三角点ハンターの女性だけの数人パーティーに会う。
山頂の三角点に着きすぐに引き返す。
(山頂三角点)
展望台に戻り、北西に向かう尾根にコンパスを合わせる。
430mの三角点までは、尾根を外さなければいい。
時々、目印テープがあるが、踏み跡はなくテープに何の意味もない。
三角点に着き、沢に降りるが、地図にある点線道路は確認できない。
沢は枯れているが、角ばった石が転がっていて歩きにくい。
(最初は歩きやすい尾根筋だが・・・・・)
(降りた沢の右岸にぽっかりと洞窟が)
このまま沢沿いに下りH250mぐらいで、左岸尾根に取付く。
少し下ると、右側が開け伐採地に着く。
林道に出て、とりあえず「ホッ」
砕石道になると、突然足が疲れてきた。
13日に青森市で飲み会があり、ついでに14・15日の土日で青森市の山を登ってきた。
14日は前回予定していて急用で果たせなかった都谷森山と御社山。
時間があったら、鳥屋森にも登る計画だ。
まずは都谷森山。
前回取付き点の目星を立てていたので、すんなりと登り始める。
最初から急斜面の杉林だ。
2回ほど作業道らしい道を横断する。
杉林から松が目立ちだしたころ、傾斜も緩くなり歩きやすくなる。
3度目の作業道を過ぎたあたりから、ネマガリのヤブとなる。
ピークはヤブの中でよくわからない。
ここから反射板に向かう。
尾根沿いのゆったりコースではなく、最短の直線ルートをとる。
相変わらずのヤブだが、沢からの登り返しからは杉林となり歩きやすい。
ほどなくピークとなり、反射板が枝の間から見えた。
帰りは往路を帰った。
(最初は歩きやすい斜面が続く)
(山頂と思しきところから帰り方向)
(電波塔)
次は御社山。
取付き点には山頂ぬ向かって車の入れそうな道がある。
この道はすぐに二手に分かれるが、進む方向から見て、右手を選択。
右に振りすぎるような気もするが、許容範囲内か。
行き止まりになったところで、歩きやすそうな右手の杉林方向を選択。
尾根に着くも、山頂から300mほど右の尾根上だ。
そのまま横歩きして、山頂となった。
帰りは道を無視して、車まで直線ルートで帰った。
途中、往路に使った道に出たので、あながち間違った選択ではなかったようだ。
(取付き点には立派な道があった)
(尾根から山頂に向かう)
(山頂)
だいぶ時間が余ったので、鳥屋森に向かう。
地図上で登山口と勝手に決めていた道には立ち入り禁止の看板があり、断念する。
地図を見て、裏側(東側)からのルートを探る。
こちら側からは、山頂500m地点まで車が入った。
昼食を持ち忘れていたので、久々にネイチャーストーブを焚き、予備のラーメンを食べた。
ガスコンロの倍以上の時間がかかるが、その分のんびりできていい。
昼食後、山頂へ向かう。
尾根上に土塁状の盛土があり歩きやすい。
すぐに山頂に着いたので、当初歩くはずだった点線道路を見に行く。
立ち入り禁止でなければ、車も入れそうな立派な道だ。
(立ち入り禁止のゲートと看板)
(東側ルートの土塁道)
(山頂)
(西側からの点線道路--立派だ)
本日はここまで。
早めに帰って、夕食の準備だ。
5/1~5/5の予定で、酸ヶ湯BCで行ってきました。
5/6~5/8は青森市をベースにして市の西にある山を登る計画でした。
5/1:沖揚平~横岳~櫛ヶ峯~駒ヶ嶺~パラダイス~睡蓮沼
曇ってはいたが風はなく、過ごしやすい一日だった。
初めてのルートなので、ワクワクしながらの山行だった。
横岳までは、青森と黒石の行政界を忠実に登る。
山頂には誰も居ない。
ここから一度、東側斜面を滑り降りて、櫛ヶ峯に向かう。
部分的にストップのかかる雪にてこずりながらの滑降となった。
意外とあっけなく、櫛ヶ峯の北東尾根に乗ることができた。
ここでも山頂には誰も居なかったが、休んでいるとかなりの人数のツアー客が登ってきた。
ガスっていた下方も見通しが良くなり、滑り降りるはっきりと見通せるようになってきた。
駒ヶ嶺に登り返し、睡蓮沼に向けて滑り降りた。
(行政界を登る)
(曇、白い太陽)
(横岳山頂から目指す櫛ヶ峯がはっきりと見える)
(逆川左岸尾根を歩く)
(櫛ヶ峯の山頂から一気に滑り降り、山頂を振り返る)
5/2:箒場~雛岳
スキーを担いで、かなりの距離を歩かなければと覚悟していたが、意外と下まで雪は付いていた。
基本的に夏道を進み、スキーを履いてからは、山頂に向けて直線的に登った。
ダケカンバが現れ、無立木帯に入るとすぐに馬面岩が現れる。
山スキー初心者がいるにも関わらず、調子に乗って直登してしまったので、2~30m滑落させてしまった。
山頂は風もなくピーカン。
帰りは北斜面を気持ちよく滑り降りた。
酸ヶ湯まで戻ったのが、13:00
ビールと焼きそばで、遅い昼食とし、昼寝をした。
15:30頃起き、再び宴会が始まるのであった。
(雪は結構下まで付いていた)
(馬面岩を見上げる)
5/3:睡蓮沼~大岳~硫黄岳~睡蓮沼
むつから来る二人と7:30に睡蓮沼で待ち合わせ予定だったが、あまりの混み様に7:00に変更した。
毎年毎年繰り返される、この騒ぎ。
県外から来た方は、前の日から車中泊で場所を確保しているという。
「観光立県」などと騒いでいたのは、確かわが県だと思うのだが。
まずは仙人岱ヒュッテを目指し緩やかな斜面を歩きだす。
ヒュッテを過ぎ、大岳の斜面に取付くと、急斜面となる。
Zを切りながら慎重に登る。
振り返ると先日登った、櫛ヶ峯の斜面が見える。
今日も無風、快晴だ。
雪が途切れた場所にスキーをデポし、ツボ足で山頂を目指す。
山頂からは岩木山の白い山頂がくっきりを浮かんで見えた。
すぐに戻り滑降開始。
硫黄岳の鞍部まで滑り込み、シールを付ける。
硫黄岳に登り返し、新雪を避けながら一気に滑り降りた。
あとは、往路を車まで引き返した。
(睡蓮沼駐車帯は7:00前で50%が埋まってしまう)
(急斜面をZを切って登る。無風快晴気分上々)
5/4:撤収
明け方雨が降り、半分諦めていた気持ちをぶっつりと切る。
朝食後、解散と決定。
青森市の宿に着き、休養日とする。
(テントの周辺は20cmも融け、ペグが浮き出していた)
5/5:高陣場山・高頭森山・坊主畑山・塚森山~都谷森山・御社山取付き点確認
予報はよくないが、とりあえず出かける。
行き掛けの駄賃で、まずは高陣場山。
青森空港の西端に付いた三角点の名前だ。
駐車位置から標高差5m程の、のり面を登るとすぐに分かった。
フェンスも何もないが、何か悪いことをしているような・・・・っですぐに引きかえす。
県道から浪岡墓園へ入る右側広場に駐車。
取付き点が分からない。
よく探さず、地図からどうせ送電線の下に道はあるはずと、ヤブを漕ぎ出す。
案の定鉄塔下で登山道?と出合う。
快適な道を進むと、尾根から外れ、下降気味になってきた。
根気よく進めばよかっただが、尾根に登り返して、再びヤブ漕ぎとなる。
少し行くとまた道と出合うが、これは何とか擦り傷覚悟なら車も通れる道となる。
あとは一本道。
帰りは、西側の道に乗りぐるりと一周する。
天狗平山は美しい里山だ。
登るつもりで来たが、農作業している人が多く、駐車も迷惑そうなので、農閑期に再チャレンジとした。
坊主畑山は採石場からと東南端の農免道路峠からの道がある。
採石場からの道を確認後、農免道路の峠を目指す。
この道は予想意に反して、広く砕石まで敷かれている。
小一時間で山頂に着くも、道路がかなり図面と違うので、山頂の周りを30分ほど調査。
なんとなく納得。
予想以上に早く終わったので、出力した地図内にある塚森山に向かう。
細野集落の山の温泉を過ぎてすぐに、山越え道路に乗り、峠のヘアピンカーブに駐車。
歩いて10分ほどで山頂となる。
明日のために、御社山と都谷森山の取付きを確認、宿に戻る途中で急用の電話が入りむつに戻ることにした。
(高陣場山の三角点。立ち入り禁止の看板は見当たらなかったので・・・・・・)
(高頭森山山頂)
(中央の突起の向こう側に高頭森山)
(天狗平山。農閑期に入ります)
(坊主畑山。今回は右尾根沿いに登った。)
(塚森山。平らで山頂がよくわからなかったので目立つカラマツを山頂とした。)