初冬の里山、稲荷山へ行ってきた。
ここはヤブが濃くないので、今の季節、気持ちの良い稜線歩きができる。
(下小倉平からの稲荷山--右端のピーク)
まずは稜線西側の林道を詰める。
前に来た時は、鉄砲撃ちにあったが今回は誰のトレースもない。
10~20cm沈むが、足には負荷がさほどかからない。
ウサギ・カモシカに合う。
ヤマドリの足跡も見えた。
林道は終点からも切り開かれていて、更に西側を走る林道と合流していた。
昨年の林道まで戻り、稜線に向かって登る。
ピークからは釜臥山・大尽・朝比奈が見える。
快晴だ。
(稲荷山山頂から)
ここから林道合流点に向かっており、稲荷山の西側ピークを目指す。
こちらのほうがどっしりとしたいい山だ。
ここから南側のピークを目指したが、なぜか全く違う方向のコンパスを合わせてしまい、稲荷山側に降りてしまった。
途中で間違いに気付き、登り返す。
今度こそきちっとコンパスを振り直しすが、なんだか尾根のような尾根じゃないような、里山特有のはっきりしない地形を下り、沢まで出て、間違いに気づく。
ここは周りに地形を見て、目指す尾根がわかったので再び登り返し、事なきを得た。
以降の尾根歩きは気持ちよく、今の季節には里山散策となった。
(南第2ピークにあった登頂記念の鉈目)
(かつては頻繁に使用されていたであろう山道)
(行ったり来たりの歩き)
涼しかったこともあり、顔まで滴り落ちる汗はなかったが、体は間違いなく汗をかいていた。
(そういえば、呼吸が乱れることもなかった。)
家に帰ってからも、しばらく着たままで過ごした。
感想としては、上半身は全く濡れや汗冷えを感じなかった。
下半身は濡れは感じないが、ヒヤッではなくス~とするような感じだ。
触ってみると、上からでも濡れているのが分かる。
大したことはないと言っても、ヤブ漕ぎをしたので濡れてしまったようだ。
前の日は雨だった。
外からの濡れでも、濡れたことを感じさせない肌触り。
ス~としたのがなにか気になるので、この辺は保留。
来週はもっと汗をかき、外部からの濡れのない条件で試してみたい。
石倉集落から北西へ約1.1km、石山から北へ約1.3km地点にあるこんもりとしたピーク。
地形図では近くまで林道が通っているが、あてにならないので林道起点から歩く計画で出発した。
ピークを踏んだら西に伸びる尾根沿いにぐるりと回り、石山との鞍部まで降りて、点線道路沿いに帰る計画だ。
(田野沢山)
朝、体調が今ひとつで、家でグズグズ。
8時過ぎの出発となった。
林道に入るとすぐに立入禁止の看板。
民有林だ。
ここは素直に悪いと思いながら、車を停まれるスペースまで入れて出発。
悪いと思っているのだから、自ずとハイペースとなる。
林道は傷つくのを覚悟なら奥まで入れそうだ。
わかりやすい地形で、乗るべき尾根もはっきりとわかった。
ここからはヤブだが、全く大したことはない。
手入れが行き届いていて、国有林とは大違いだ。
ピークからは地図とコンパス頼みで周遊コースに向かう。
(ピークの三角点)
途中、わかりにくい箇所が2・3箇所合ったが、きっちりと地図を見れば迷うことはない。
林道に出て、このまま車に戻るべきか、予定通り石山鞍部へ向かうべきか迷った。
少しは悪いと思っているのだ。
しかし、鞍部へ向かう尾根を見たら、ちっちゃな罪悪感も吹っ飛んだ。
きれいな尾根だ。
ここは、ないが何でも歩かなければならない。
冬の山スキーには丁度良い勾配だ。
少し樹間が狭いが、練習には持って来いだろう。
(鞍部へ向かう尾根)
美しい尾根を下りきり、勾配が緩くなると、地形がわかりにくくなる。
作業道があったので、そのまま歩く。
あてにならないと思っていた、点線道路に出合った。
あとは道路なりに歩き、沢を渡るタイミングを図る。
右側(南側)からの尾根や沢で現在位置ははっきりとわかったので、最短部で渡ることにする。
コンパスを大きく振り直し沢に降り、渡って方向を確かめると、コンパスが指す方向にドンピシャで車が見えた。
予定の倍に早さで歩いてしまったので、昼前に終わってしまった。
気持よく歩かせて頂いた地主さんに感謝。
(歩いたルート)