あるBOX(改)

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追悼:アントニオ・セルメニョ

2014年06月08日 | ボクシング
やはり追悼記事はシンドイですね。
まあ、こっちが勝手な思い入れで長文書いてるだけなんですけどね。

当ブログが御本人死去から随分と時間が経ってから追悼記事をUPしたり、
追悼記事が続いたりするのも、ブログ主の精神的なモノからです。

情けない話、逃避してるんです。

・・・という事で、
ボクシング関連、2~3月の訃報です。

ベネズエラ警察2月25日の発表によると、
WBAスーパーバンタムとフェザー級も2階級を制覇した元王者のアントニオ・セルメニョが
母国のベネズエラで24日夜に親族とともに誘拐され、そのまま遺体で発見されたとの事。

享年44才。
親族は途中で逃げ出し、無事だった。

セルメニョ氏は1996年12月と翌年7月の2度、葛西裕一とタイトル防衛戦を行い
初戦は判定勝ち。再戦ではKOにて王座を防衛した。

長身でリーチにも恵まれ、相手からするとやり辛いボクサーだった。
葛西裕一も初戦では第1R硬い時を狙われてペースを握られたし、
終盤の攻勢を買われた再戦では逆にカウンターで迎え撃たれ、
最終回にKOされるという憂き目にあった。

ある意味、憎らしいほどの試合運びを見せた「あの」セルメニョが殺されてしまうなんて
信じられないというか。

そういう時にもズルく立ち回ってくれそうな彼なのに、やられてしまうなんて・・・。
本当に残念です。

アントニオ・セルメニョ氏の御冥福をお祈り申し上げます。


ANTONIO CERMENO 通産戦績:52戦45勝(30KO)7敗

1990年デビュー
3戦全勝2KO
1991年
7戦全勝5KO
1992年
6勝3KO
1993年
8RTKO    イスマエル・デ・アビラ
4RTKO    ラモン・グスマン (後に葛西と対戦)
 【WBAフェデラティンJ・フェザー級王座決定戦】
10R判定敗●   崔 在元 (OPBF王者/次戦でWバスケスに挑戦しKO敗) 
1RTKO    ジョバンニ・ロドリゲス 
1994年
2RKO     ホセ・アンヘル・メディナ     
2RTKO    フェリックス・グスマン
1995年
12R判定     ウィルフレド・バスケス
 【WBA世界J・フェザー級王座獲得】
12R判定     ヘスス・サルード
 【WBA世界J・フェザー級王座防衛1】
1996年
12R判定     ヨベル・オルテガ
 【WBA世界J・フェザー級王座防衛2】
5RTKO    エディ・サエンス
 【WBA世界J・フェザー級王座防衛3】
12R判定     葛西裕一     
 【WBA世界J・フェザー級王座防衛4】
1997年
12R判定     アンヘル・チャコン
 【WBA世界J・フェザー級王座防衛5】
12RKO     葛西裕一   
 【WBA世界J・フェザー級王座防衛6】
12R判定     ホセ・ロハス  
 【WBA世界J・フェザー級王座防衛7】
2RTKO    アスドルバル・カストロ
2RKO     ホセ・セルパ
 ※WBA世界J・フェザー級王座返上
1998年
12R判定敗●   フレディ・ノーウッド
 【WBA世界フェザー級王座決定戦】
3RTKO    クリストバル・カブレイロ
4RTKO    エベル・ガルシア・エルナンデス
4RKO     ヘナロ・リオス 
 【WBA世界フェザー級王座決定戦】
1999年
2RKO     エディ・サエンス
 【WBA世界フェザー級王座防衛1】
12R判定敗●   フレディ・ノーウッド
 【WBA世界フェザー級王座陥落】
12R判定     ヨベル・オルテガ
 【WBA世界S・バンタム級暫定王座決定戦】
2000年
4RTKO    アルセリオ・ディアス
2RKO     カルロス・ロチャ
 ※WBA世界S・バンタム級暫定王座剥奪
2001年
2RTKO    ホルヘ・ソト  
12R判定敗●   アルマンド・コルドバ
 【WBAフェデボル・フェザー級王座決定戦】
2002年
10RKO     シャミール・レイジェス
 【WBAフェデラティンS・フェザー級王座決定戦】
8R判定     マルコス・バディーリョ
2003年
10R判定敗●   ジョー・モラレス
2004年
3RKO     エバート・モレノ
 【WBAフェデボルS・フェザー級王座決定戦】
4RTKO    ホセ・ルイス・アテンシオ
7RKO     ホセ・エルナンデス
1RKO     ラウル・バリオス
2005年
6R判定敗●   中真光石    
2006年
5RTKO終了● サントス・ベナビデス
 【WBAフェデラティンS・フェザー級王座決定戦】