アートの周辺 around the art

美術館、展覧会、作品、アーティスト… 私のアンテナに
引っかかるアートにまつわるもろもろを記してまいります。

2011 謹賀新年

2011-01-02 | その他
新年あけましておめでとうございます。ここ滋賀県は、大晦日より雪にみまわれ、白銀の正月を迎えました。寒~。
この1年間にお越しいただいた皆様に心より感謝申しあげます。ぼちぼちの更新にはなりますが、引き続きお読みいただければ幸いに存じます。

さてさて、当ブログも2回目の年越し。昨年、鑑賞した展覧会を振り返ってみますれば、一昨年よりさらに少ないたった15本!…トホホ。今回もベスト10どころかベスト5もままならないので、自身の「アートのまわり」について、2010年のまとめと2011年の抱負を書いてみたいと思います。

2010年も、東京アート旅行で幕開けとなりました。いつも東京および関東地域の展覧会情報を見ていると、素晴らしくてぜひ見たいけど、関西へ巡回しない展覧会も多いです。不況といわれるようになって、いっそう関西への展覧会の巡回が少なくなったように思うのですが…。
それはさておき、鑑賞本数は少ないですが、それだけ厳選していることもあって、見た展覧会の大部分は印象的なものでした。特に良かったのは『絵画の庭』『長谷川等伯』『レンピッカ』。また『小倉遊亀展』は、とてもなじみの深い作家でありながら、まとまって作品群を見ることがなかなかないので、本当に見に行ってよかったと思いました。
しかしながら、昨年見たものは、作品そのもののインパクトが強い展覧会は多かったですが、作品と展示が互いにはたらき合って唯一無二の空間を創り出しているようなそんな展覧会にはなかなか出会うことができませんでした。

そういう意味では、昨年初めて体験したアートフェスティバル『瀬戸内国際芸術祭』はおもしろかったですね~。環境や場所・空間と協創してつくられた、そこでしか見られない、そこで見るからいい、という作品たちは、何というかすごくライブ感(生きてる!)にあふれてて、自分もそこに立ち会うことで作品の一部であるような、そんな興奮を抱かせる体験でありました。

マイ・ミュージアムである滋賀県立近代美術館も昨年はよく健闘しました。特に『白洲正子 神と仏、自然への祈り』は会期を通して2万人以上のお客様にお越しいただくことができ、きっと初めて来て下さった方も多かったことでしょう。この環境バツグンの美術館の良さを感じていただき、また続けて来てくださるといいなあと思います。
…そう、当館の問題はやはり集客です。行き慣れるとそうでもないのですが、やはり足の便が悪いとの印象があるのでしょう。しかしながら、展覧会に力があれば来て下さるのですから、お客様が「来たい」と思う展覧会を続けるしかないのかもしれません。(当り前か…)
かくいう私は、多忙を言い訳に昨年はサポーター活動をほとんど出来ませんで、反省しきり。今年はもう少し尽力できるようガンバリます。

さて、2011年。年明け早速行かなくちゃ!は、東洋陶磁美術館の「ルーシー・リー展」(大阪では今頃です)、国立国際の「ウフィツィ美術館 肖像画コレクション」。そして展覧会ではないのですが、ニューヨークのアート・コレクターである夫婦を描いたドキュメンタリー映画「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」。うっひょ、楽しみ~。
今年もあまり数は行けないだろうから、展覧会には厳選して行く。いくつかは行ったことのない美術館に行ってみる。それから、今年はぜひギャラリーに足を運んでみる。まずは京都から!
マイ美術館でのサポーター活動はできるだけ参加し、ワークショップにも活動範囲を広げれれば。

そして、ブログの更新もコンスタントに。ネタの広がりももっとあるといいですよね~。
年明けなので調子に乗っていろいろ書きましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします!

(写真は兎にちなんだ大津・三尾神社。12年に一度だけ賑わうらしい)
コメント (2)
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