荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

東部/牛田・京成/関谷界隈

2015年05月28日 | 散文
物事は単純より複雑が面白い。
単純な話は小説にならない。
足立区の墨田区際に、東部/牛田駅・堀切駅及び京成/関谷駅があって、国道461号線と314号線が交差して、隅田川と荒川が運河で繋がっている荒川土手下の街がある。
以前訪ねて行った、荒川土手下の駅「堀切」と木密度が高い町「千住柳原」の間の街である。

1度や2度の訪問では解き明かせない複雑さであり、切り口によって顔が変わり何度でも楽しめる場所である。
その複雑さを、道路と線路から探究してみる。
方向音痴の私にとって、随分思い切った決断である。

荒川土手下道路を西に入る。

民家脇を覗くと、ほら、もうこの複雑さである。
東武線と京成線と堀切橋へ上がって行く道路下の小道。

こんなの見ると入って行きたくなる。

振り返るとこんな感じ。

探検したくなるでしょう?

線路を追掛けて行くと住宅街の奥に突き当たってしまった。

ここは堀切の駅の北の端だと思う。
たぶん。
ここからはホームに上がれない。

引き返して、明るい所に出てから振り返る。
あれは、京成電車だろうか?

左の方向がさっきの3重高架下である。

東武/牛田駅裏近くの鉄道下道路である。
桁下170cmとの記載がある。身長より低い。

自転車に腹ばいになってくぐる。

通り抜けた所にあった八百屋の前で振り返ってみた。
この八百屋は半露店であるが、界隈の八百屋では珍しい販売形態では無い。

時々、店舗外の地面を利用して商品を並べている店に出くわす。

こちらは京成電車の高架下だと思う。
たぶん。





ウロウロしていたら、突然現れた京成関谷駅である。



道路を隔てて東武牛田駅がある。



関谷駅の改札前から牛田駅を覗く。
100mも離れていない。
ひとつの建物に収納できないものか?

2つの鉄道のこの近さが、ここの場所を複雑にしている。

上が京成本線で、下が東武伊勢崎線である。

このとおり交差している。

更に道路が絡む。

鉄橋の向こうの道路は、京成本線と平行して荒川を超える。

荒川を超えるべく高架化した道路と、左奥の京成本線の下を、東部伊勢崎線が走る。
東武線は道路と京成本線に対して直角に、つまり荒川と平行に堀切駅に向かう。

方向音痴の人は上手く地理を説明できない。
従って、多くの人は私の報告を聞いても理解できないと思う。
たぶん。
でも、私は楽しい。

以前、木密度の高い町=古い街並みが残っている町「千住柳原」を訪問した時、柳原千種園に綺麗な花が咲いていた。
樹には「ズミ」との札が架かっていた。

ズミを知らない。
益々ミステリアスゾーンである。
その魅力から抜け出せていない。














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