荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

愛宕神社出世の石段

2023年05月27日 | 散文

今日も暑くなるんだろうか?真夏日の予報ですがまだ午前中です。まだ暑くありません。今年もここにやって来ました。年に1回の定期検査の日で、近くの大学病院の帰りです。

 

出世の石段です。先客が居ます。後を追いますが、顔を上げて登ったら後ろに転けそうなので、ひたすら数を数えながら、石段を見ながら足を励まします。足はもとより、循環器官ですね、問題は...。

 

昔々、時の将軍徳川家光が参拝に訪れた時、石段脇に梅が咲いていたそうです。「誰かあの梅を乗馬で取って来い!」「予は生まれながらの将軍である」人はワガママです。皆が尻込みする中、曲垣平九郎がカツカツと愛馬を進めて、見事梅の一枝を殿に献上しました。それが縁で、殿の覚えめでたく、曲垣平九郎が出世したことからこの急な石段を「出世の石段」と呼ぶようになりました、とさ。...幕末に、勝海舟が西郷隆盛を連れて来て江戸町内を見せ、この民を焼け出させるつもりか!と言って、江戸城攻撃を止めさせたそうです。肥った西郷隆盛はゼーゼー言いながら止める決心をしたのでしょうね。

時代が下って、数人がここを馬で上まで上がっているそうです。最後の人は昭和時代、スタントマンだったそうです。以降その行為は禁止されています。現在は石段脇に注意書きが有って、「トレーニングで石段を上り下りしないで下さい。不敬です。」と書かれています。

 

86段でした(たぶん)。見下ろします。息が上がって目眩がしそうです。今年もノンストップで上がれました。年に1回の定期検査時に、己の健康のバロメーターとして、ノンストップ登頂に挑戦しています。石段の1個1個が高いので、しっかり足と心臓に負荷が掛ります。

来年も手摺を持たないノンストップで上がれるだろうか?上がりたいなあ。私、心臓の定期検査を受けに来ています。


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2 コメント

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愛宕神社 (oo_totoro)
2023-05-27 09:00:11
 緑が濃くなりましたね。
 さわやかな汗かきです。

 段数は登りと降りで一段違いますね・・って、わずかな地形の傾きがあって左右の一方は一段と認識できるほどの高さ、他方は地形と面一というところでしょうか(^^)
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oo_totoroさん (荒川三歩)
2023-05-27 09:15:47
エッ、お化け階段になっているのですか?
知りませんでした。もう20年近くの通っているのに。
来年確認しますね。
返信する

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