荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

江東二十八湯-Ⅰ

2014年11月16日 | 散文

農家生まれの私は自宅に内風呂があったので大きくなるまで銭湯の体験が無かった。
家を出た学生時代の4年間が銭湯体験の時期である。
あの頃はもう銭湯の数は下り坂だったと思う。
かぐや姫の「神田川」が街中に流れていた頃である。

さて、江東区に28軒の銭湯があると聞いた。
但し、オリンピックを控えてマンション建設が急ピッチで進む豊洲や有明には無い。
江東区の東、下町に存在するのみである。
もう増えることは無いであろう日本の文化である。
普段は利用することが無いので殆ど気に留めていなかったのだが、この際訪ねてみようと思い立った。
いざ探してみると結構難しい。
営業時間外なので暖簾が出ていなくて他の家と区別がつき難い上に、煙突を探せば簡単に行き当たると思っていたが、住宅密集地帯なので煙突が見え難い。
また煙突が無い銭湯が多くあり出発前の思惑と違って探すのに随分苦労したが、初めて走る道が多いのに伴って発見も多く、楽しい探索行である。
では、ママチャリで探し当てた順番に紹介します。

<1.東砂8丁目「不二の湯」>


向かい側に江東東砂八郵便局ある。


並びに豆腐屋があって、ちょっとした商店街にある。



<2.東砂7丁目「旭湯」>


左隣に大きな駐車場を持っており、奥に煙突が見える。


右隣にはボーリング場がある。

こんな所でボーリング場を発見してちょっと嬉しい。

<3.東砂3丁目「藤の湯」>

T字路の正面にあった。
この店は午前7時から営業している。
早朝からの需要があることが、ちょっとビックリ。
どんな職業の人が住んでいるのだろう・・・。

斜め前には城東消防団第六分団機具置場がある。



<4.北砂6丁目「丸八湯」>

名前のとおり丸八道路沿いにある。

路地を覗くと煙突がそびえている。

下町の銭湯らしい光景である。


<5.北砂6丁目「文化湯」>

丸八湯と同じ町内にある。
いまどき2軒が並び立つのかと思って周辺を走ってみたら、それなりに需要がありそう。
この銭湯は煙突が無い。

近くの北砂五団地の雑木林に「我が国製糖発祥の地」の碑があった。

へえ、そんなものがあったの。
団地は工場の跡地に建設したのだろうか。


投稿してみたら目的地の周辺情報が多くなってしまった。
28軒完了するまで時間が掛りそう。
まあ、ゆっくり探索して行きます。


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