荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「孤独のグルメ」登場の店、臨時休業2日間

2021年09月10日 | 散文

最近、日曜日の夕方は松重豊さんの「孤独のグルメ」を見ることが多くなりました。競馬番組が終わって、今日も終わってしまうなあ、と思う時間です。今晩のご飯は何かなと考える時間でもあります。

あの番組は何より、とても美味しそうに沢山食べるのが好いです。店のメニュー紹介を兼ねての大食いなのでしょうね。それはそれで大変だと思いますが、、

さて、「一人すき焼き」の店「しゃぶ辰」です。先の日曜日の番組を見てやって来ました。・・・閉まっています。

 

TVで見た絵です。

 

間違いありません。放送では、常連のサラリーマン達が安い定食を食べているなかで、例によって「一見さん」の主人公が、「一人すき焼き」を食べます。「上州牛すき焼き定食」2600円です。昼食にしては高いです。夜の食事かと思うほどのボリュームでもあります。ご飯に、〆のうどんまであります。絶対ビールが欲しいです。私なら、ご飯を止してビールにする場面です。でも、主人公はビジネスマンです。気の毒に、などと思ってみていました。

 

2日間の「臨時休業」です?! 往々にして、TVで放送した途端に行列を成して客が集まります。ウイルスなんて、密なんて、関係無く集まります。食材の「上州牛」の在庫が無くなったのでしょうか? 接客疲れでしょうか?

 

主人公が満足して帰る路地です。西巣鴨駅に通じます。

ほとぼりが冷めたら覗いてみます。

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小名木川駅前交差点と石田波郷―2

2021年09月10日 | 散文

やって来ました。砂町文化センター2階に在る「石田波郷記念館」です。

 

ここには石田波郷の生涯や作品、遺品等が展示されています。そして、中央の丸い柱には、彼の俳句と彼が撮った写真が展示されています。彼が生きた時代の砂町風景です。そこには庶民の暮らしがあります。「秋雨や減りに減りたる荷馬車馬」 「寒の水筏もろとも挽きやめず」 「河岸も狭に海苔網干せりうららかに」 「舟端にこぼるる酒や浜祭」 

「風もなく乗る渡舟なり猫柳」 「釣針打って六十年や今年竹」 「額髪に春の風の蓮根掘り」 「春の日や篭り燻る弘法灸」 「珠算塾横顔五十日脚伸ぶ」 「むしろすがし汗の少年ガラス工」等々

 

「手をついて絵馬あやまちし寒さかな」

 

そして、ここでも駅に出逢いました。「小名木川駅春の上潮曇るなり」

 

これも石田波郷の作品です。ここが前回紹介した現在のショッピングプラザでしょうか?

句集「惜命」は、図らずも同郷の先達正岡子規と同じく、闘病俳句の傑作と言われています。「今生は病む生なりき烏頭」

 

そしてやって来ました。小名木川駅が在った、現商業施設のすぐ傍です。

 

現在はカネセン商事の敷地です。

 

そして、何故かここに埋葬されなかった、住居跡の隣にある妙久寺の石碑です。

「繁縷や焦土の色の雀ども  波郷」 石田波郷の命日は「はこべら忌」と呼びます。

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