無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

『ラジオライフ手帳ワイド』購入

2015-07-12 01:21:11 | 書籍
 6月29日、三才ブックスから『ラジオライフ手帳ワイド』が発売されました。ここのところ忙しく書店に行く暇がありませんでしたが、ようやく購入。早速、中身をチェックしたいと思います。

 まず、『ラジオライフ手帳』と名乗っているものの、『ラジオライフ』毎年2月号付録の『ラジオライフ手帳』とは似て非なる体裁です。『周波数帳』のジャンル別だけを抜粋した形になっています。
 掲載されているジャンルは、以下の通りです。
  • 消防無線の割当原則
  • 消防無線・救急無線
  • 大阪市消防局の無線
  • 東京消防庁の無線
  • 防災行政無線の割当原則
  • 防災行政無線
  • 航空無線/飛行場管制
  • 航空無線/FSC
  • 航空無線/TCA
  • 航空無線/航空路管制
  • 航空無線/洋上管制
  • カンパニーラジオ
  • JRタイプ別の割当
  • 鉄道無線/JR各社
  • 鉄道無線/私鉄
  • バス無線
  • 国際VHF/船舶無線
  • マリンVHF
  • マスコミ連絡波・番組中継波
  • レジャー・アミューズメント無線
  • 各種業務・簡易無線の割当原則
  • 一般簡易無線
  • 警備無線・現金輸送
  • 官公庁系の無線
  • HF帯ミリタリー無線
  • VHF帯ミリタリー無線
  • AMラジオ放送
  • FMラジオ放送
  • ワイヤレスマイク
  • 盗聴波
  •  このほか、巻末に全国鉄道無線周波数地図を掲載しています。

     事実上、『周波数帳2014-2015』のアップデート版といえるでしょう。データは最新のものになっています。
     一方、全国鉄道無線周波数地図は、3年前に刊行の『鉄道無線を聞いてみよう』に掲載されたものの最新版。北陸新幹線開業と、それに伴う並行在来線第3セクター化に対応したものになっているようです。
     ところが、すでに判明しているいすみ鉄道小湊鐵道富士急行の周波数は「未導入」などと未判明になっていたり、A2chを使用しているJR成田線成田─松岸がCタイプとなっているなど、データが古いままの模様。本編との整合性がとれていないのです。

     鉄道無線地図に若干の不備はあるものの、現時点での周波数データの最新版であることには間違いありません。持っていて損はない資料といえるでしょう。