無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

東京ペディション2010

2010-12-24 13:11:29 | その他
 昨日12月23日は、『ラジオライフ』の「東京ペディション2010」が行われました。私も、参加してきましたのでご報告させていただきます。

 今回は、会場を「聖地」秋葉原に移して開催。中央通り沿いの住友不動産秋葉原ビル内にあるイベントスペース「ベルサール秋葉原」で行われました。
 10:30には『ラジオライフ』2011年1月号を持参した人だけが入場できましたが、私が秋葉原に着いたのはちょうど11:00。これでは1月号を持参したのに意味がありませんでした。
 中に入ると、熱気で大盛り上がりの様相に。どのブースも黒山の人だかりになっていました。
 一方、ステージでは危ない?実験やラジオライフ30周年の歴史をひもといたトークショーなど、おもしろいネタが続出。オークションやじゃんけん大会も含め、結局閉場の16:00までいてしまいました。ステージにしろブースにしろ、まさに1日いても飽きないのです。

 来年のペディションは、東京だけで行われるようです。地方ペディがなくなった今、来年は東京ペディが唯一のイベントとなるようなので、何としても都合をつけたいところですね。

台風14号に警戒を!

2010-10-30 07:15:28 | その他
 季節外れの台風14号が、関東に上陸する可能性があるようです。関東では、これから風雨が強まるとのこと。無用な外出は避けた方がよさそうです。
 受信機を活用して、情報収集に努めましょう。以下の無線で、通話が多くなると思われます。

  • 消防無線
  • 防災行政無線
  • 鉄道無線
  • バス無線
  • 国際VHF

    ‥‥主だったものは以上ですが、ほかにも頻繁に通話を行う無線もあるでしょう。

     消防無線や防災行政無線では、水防警戒や土砂災害の警戒に関する通話が聞こえてきます。消防無線では、屋根や看板などの落下危険や、川に人が流されたなどの救助活動など、災害の通話が多数受信できるはずです。
     鉄道無線やバス無線では、大雨や強風での運行確認が行われます。特にバス無線では、道路冠水の情報がやり取りされるかもしれません。
     また、国際VHFでは、海上の気象警報が流されます。国際VHFは沿岸部だけしか受信できないと思っている人も多いかもしれませんが、屋外にアンテナを出すなどすれば、海から20km以上離れた場所でも受信が可能です。

     台風の被害を最小限に食い止めるためにも、受信機で正確な情報を入手するのが賢明といえます。

  • 台風9号接近中!

    2010-09-07 14:26:11 | その他
     今年はその数が少ないといわれていた台風ですが、台風9号が本州を横断するコースを通りそうです。東北地方では、台風で刺激された秋雨前線で大気の状態が不安定になり竜巻が発生、宮城県では樹齢400年の杉が倒れてしまいました
     台風の被害を最小限にするには、受信機で正確な情報を得ることが必要です。地元の防災行政無線を始め、同報無線、消防無線、水防無線などで情報収集に努めましょう。
     また、首都圏では台風が接近すると列車の運行にも影響が出ます。特に、通勤時間帯に台風が接近すればその影響は甚大です。運休で、目的地にたどり着けなくなってしまう可能性も。駅で右往左往するより、鉄道無線で運行状況の把握することが大事です。
     来る台風に備えて、万全の受信態勢を取ってください。

    ハムフェア2010

    2010-08-22 12:58:00 | その他
     昨日から今日まで、東京・有明の東京ビッグサイトでアマチュア無線の祭典「ハムフェア2010」が行われています。昨日、何年かぶりに行ってみました。他のブログでも詳細なリポートが行われていますので、受信系で気になったところをピックアップしていきます。

     まず、各メーカーの新製品。受信機では、エーオーアールのAR5001が展示されていました。AR5001は、民生品での最高峰の受信機として君臨していたAR5000の後継機種。エーオーアールの英語版サイトでは、「この秋発売」としてアナウンスされています。
     一方、アルインコのブースでは、発売開始間もないHF帯受信機DX-R8を展示。DJ-X11とともに、パソコンと接続してSDRやACARS、AISなどのデモを行っていました。
     これ以外、受信機としての参考出品の展示はなし。アマチュア無線機でも各社ブース合計で2~3種の参考出品があっただけなので、華がない印象でした。

     クラブブースでは、誘導無線用IRアンテナでおなじみのティーアール無線研究会が出展。鉄道無線の受信に欠かせないアンテナ類やアクセサリーを販売していました。
     ほかに、江戸前情報部のブースでは、首都圏の私鉄で使われている「ピーギャラ」の空き線信号を解析した「NEC民鉄無線研究会報」を販売。三才ブックスの『鉄道無線のすべて2009-2010』でも一部掲載されていましたが、いわゆる「NEC式民鉄無線」のシステム概要や空き線信号に乗せられていたデータなどを独自に解析した資料です。もちろん即買いしたのは言うまでもありません。

     今年は時間がなかったため、1時間ほどの滞在でした。来年はもう少しゆっくり回りたいですね。

    首都圏は雪に注意

    2010-02-01 23:34:15 | その他
     東京では、昼間から降っていた雨も雪に変わり、積もってきました。久しぶりの本格的な降雪です。
     今現在、雪の重みと風で樹木が線路にもたれかかり、運転を見合わせている路線もある模様。ちょっとずつですが、交通機関に影響が出始めています。
     雪そのものは明日朝までにはやむようですが、問題はそのあと。路面の凍結が考えられます。また、鉄道への影響もあるかもしれません。朝ラッシュ時には、大幅なダイヤ乱れも予想されます。

     明日は、早めに家を出るとともに、受信機を活用した情報収集に努めた方が賢明です。鉄道無線では運行状況を把握できますし、バス無線では路面凍結や渋滞情報も流されます。
     交通機関が正常に機能しないときこそ、受信機を駆使して具体的かつ正確な情報をリアルタイムで入手しましょう。理由を知って待つのと、理由を知らずに待つのとでは、イライラする度合いも違います。

     明日の朝は、普段通勤に受信機を持たない人も、ぜひ受信機を携帯してみてください。情報収集で、朝の大混乱を乗り切りましょう。

    台風18号に備えて

    2009-10-07 16:06:05 | その他
     台風18号が日本列島を串刺しにしようとしています。風雨が強くなるようなので、受信機を活用して万全な受信態勢を取りましょう。
     防災行政無線、消防無線、鉄道無線などで情報収集して的確な情報を得て、来たるべく災害に備えてください。ただし、屋外のアンテナは気をつけた方がよさそうです。強風で飛ばされてしまうこともあり得るため、金具などのゆるみがないか、今一度チェックする必要があります。また、大きなアンテナを屋外に上げている人は、下ろした方が賢明ですね。
     せっかく受信機があるのなら、正しい情報を入手して、被害を最小限に食い止めることが大事です。

    還付金入金

    2009-04-14 12:49:04 | その他
     以前お伝えした電波利用料の還付請求。半年たって、ようやくその振込を知らせるはがきが到着しました。
     「国庫金振込通知書」と書かれたはがきをはがすと、中に「下記の金額をご指定の金融機関の預貯金口座に振込の手続きをしましたので、通知します。」と書いてあり、その下に振り込み金額の詳細が明記してあります。今回還付されたのは600円で、支払自由は「電波利用料還付金」となっていました。なお、振込は4月10日付で行われたようです。

     ところで、今回の還付でどれだけの経費がかかったのでしょうか? そして、アマチュア局の電波利用料が年500円だったころ、500円を回収するのにそれ以上の経費がかかったといいます。アマチュア局が年300円になったことで、アマチュア局での赤字分を、携帯電話会社や放送局など電波を多数利用している企業から補填しているのでしょう。

    電波利用料の還付

    2009-03-19 15:37:15 | その他
     昨年、関東総合通信局からお手紙が来ました。封筒には「電波利用料還付のお知らせ」と表書きがしてあります。
     今はやりの「還付金詐欺」‥‥ではなく、ちゃんとした還付金のお知らせでした。印刷ではありますが、「関東総合通信局歳入徴収官」の公印も押してあるのです。

     左の自己紹介欄にもありますが、一応私もアマチュア無線局の免許を持っています。再免許の際に電波利用料の前納を申請したため、5年分の電波利用料を納めていたのです。
     当時の電波利用料は、アマチュア局は年額500円。従って、2,500円を前納したことになります。

     ところが、昨年10月1日に電波利用料が改定され、アマチュア局は年300円に。私の局免許は平成23年までなので、残り2年分の電波利用料が過払いとなり、差額600円を還付されることになったのです。
     そこで送られてきたのが、この通知。同封の還付請求書に必要事項を記入し総通に返送すれば、銀行に電波利用料の還付金が振り込まれるのです。

     この通知が来たのが、昨年10月のこと。しかし、到着してすぐに請求書を返送したものの、4か月半たった今現在、まだ還付金が振り込まれていません。
     お知らせには「手続きに多少のお時間をいただくことがありますのであらかじめご了承ください」とありますが、年度末あるいは年度替わりにでも振り込まれるのでしょうか?
     もう少し様子を見て、それでも振り込まれなかったら問い合わせようと思います。

    ラジオライフ・東京エクスペディション

    2008-12-25 09:08:39 | その他
     去る12月23日、東京・池袋で「ラジオライフ」の東京エクスペディションが開催。私も、早速訪れてみました。

     今回の目玉は、8月に亡くなった山田耕嗣先生の遺品であるBCLラジオの展示。遺族の協力の下、最初で最後になるであろう山田先生の愛機の展示とあって、多くの人が熱心に見学していました。特に、私はスピーカーのへこみや傷を見て、実際に山田先生の「酷使」ぶりがうかがえたような気がしてなりません。

     さて、一方で東京ペディのもう1つの目玉はフリーマーケット。無線機や各種無線グッズを始め、鉄道モノ、警察モノなど、まさにラジオライフ誌面そのままのバリエーションでした。
     今回は、友人からの頼まれものであるティーアール無線研究会のIRアンテナを購入。通販では送料が800円かかりますが、ここでは送料無料なのです。

     また、ステージ横ではおぐりゆかさんによるJJ1YQF記念運用が行われ、その場でQSLカードを発行。行列ができていました。

     さらに、ステージでは自ら「ラジオライフ読者だ」と公言する元祖アキバ系アイドル、桃井はるこさんによるトークショーも開催。司会進行を務める細田時弘さんとともに、無線系から萌え系へと変貌する秋葉原の現状を嘆いていました。
     そして最後は、10円オークション。各種グッズが、10円からスタートのオークションで売られていきました。

     毎月各県を回る通常のペディショと違い、東京ペディは毎年12月に開催され、その年の集大成的イベントです。おそらく来年も開催されるはずですので、皆さんも参加されてみてはいかがでしょうか?(ここでもペディの宣伝のようになってしまった‥‥)

    訃報

    2008-08-20 21:50:32 | その他
     悲しいお知らせです。海外短波放送を日本に広め、「BCLの神様」といわれた山田耕嗣先生が8月19日、ガンのため入院中の病院で亡くなられました。享年67歳でした。通夜は22日、葬儀・告別式は23日に、いずれも千葉県木更津市内で執り行われるとのことです。

     1970年代、山田先生の著書でBCL、短波の世界に踏み入れた人も多いと思います。私はその世代よりも少し後ですが、「ラジオの製作」「ラジオライフ」などの雑誌で山田先生の連載をよく読んでいました。
     私も以前、山田先生にお目にかかったことがあります。その風貌から、まさに「仙人」という印象を受けました。

     心からご冥福をお祈り申し上げます。