お湯の国 日本

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原城址(肥前国有馬氏)

2015年08月20日 |  🏰城郭史跡探訪

  島原半島の中央部。海辺にせり出した様な海岸部に位置する。
  そもそもは島原城の前身の要塞であった。その島原城の築城
  や圧政のために島原の農民が立ち上がり、籠城、玉砕した城。

  天草四郎他約3万7千名の農民や武士がこの城で命を落した。
  日本最大の反乱事件とされ、江戸幕府は以後鎖国と宗教弾圧
  を強める。その背景には豊臣方の残党への強い警戒心もある。

  感慨:この地に立つのは数十年振り。城跡は益々寂れた気が
     する。この悲劇を風化させない為にも手厚い保存が望
     まれる。この悲劇を題材にした宗教的彫像が偲ばれる。

  城郭:梯郭式平城     城主:有馬氏  遺構:石垣、空堀 
  石高:4万石(推定)   家紋: 五瓜に唐花 
  指定:国史跡、続日本百名城(188番)、世界文化遺産

  参照#①原城温泉 ②彫刻家船越保武氏の作品『原の城』像


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