リニューアル再掲:千と千尋の神隠し舞台の地(2006.12.05撮影)
今年も秋雨の時候となった。思い出すのが、台湾の雨の九份の地
(過去の記録:2006.12.05)
ヒットしたアニメ『千と千尋』の御湯御殿のイメージの一つの地。
台北市郊外の元炭鉱で賑わった事がある観光地九份(チウフェン)。
ここは7~8割雨だそうだ。この日も雨だった。雨の古都の一日。
参照#① 映画「千と千尋の神隠し」 ② 台湾の温泉地「北投温泉」
Memoir:満來らあめん 温泉拉麺 【台湾 :北投温泉紀行 2006.12】
台湾の地下鉄淡水信義線の中間くらいに北投(温泉)駅がある。その温泉駅前には旧日本統治
政府が開発した一大温泉リゾート北投温泉が展開する。その場末に昔の日本の温泉街を彷彿と
させる通りがある。その一隅に懐かしい「らあめん」の看板が掲げられていた。満來らあめん。
( ⇩ らあめん屋の佇まい )
味感:日本の古い文化を感じさせる界隈は、恐らく日本からの観光客を当て込んでの営業とも
思うのだがこのラーメン屋もそれらしい。思わず飛び込んで注文、見た目味噌ラーメン
ぽいが、実際は味噌ではなく、ナントも複雑な味だった。ま、缶ビールのツマミがてら。
≪メモワール:国立故宮博物院 台北市 2006.12.5≫
中国3千年の歴史が詰まった博物館。大陸の故宮博物院と同じ名称
だが台湾のものは、当時の大陸政権を握っていた蒋介石が共産軍
と闘い追われ台湾に持ち込んだ物で美術品の量と質は大陸を凌ぐ。
≪Mémoire:東アジア取材紀行 烈士祠 2006.12.5≫
正式には国民革命忠烈祠。台湾(中国)の建国、革命、大陸での抗日
戦没者を弔う施設。日本統治時代は護国神社が建てられていた場所。
観光的には本館よりこの施設を警護する衛兵の交代式が人気である。
🔵衛兵交代式
≪メモワール:東アジア取材紀行 台北101 2006.12.5≫
中華民国台北市の一番高いビル。台湾のランドマークだ。
内部はオフィス&ショッピングの複合ビルであるが、やはり
展望ブースからの台北市内一望がこの建物の売りだろう。
記録:H509.2m、地上101階、地下5階、名前はこれに由来。
2004年世界一超高層建築物。施工は熊谷組中心JV。
また、61基のエレベーターは東芝製。世界最速を誇る。
≪Mémoire:Délicieux美味三昧 鼎泰豊の小籠包2006.12.4≫
台湾の美食と言ったらやはり、ふっくら柔らかな皮からジューシーな
肉汁の小籠包だろう。今回の台湾旅行では人気一番の「鼎泰豊」で
ゲット。そして、飲み物はやはり、ご当地ビールである「台湾ビール」
🔵台湾ビール
≪ Mémoire:草花探勝:ムラサキソシンカ 台北市 2006.12.04≫
艶紫荊とは中国(台湾)名である。北国では雪が舞う2006年12月4日
温泉探求で台湾を訪れた。台湾を代表する北投温泉が目的地だ。この
花は台湾を代表する春の花だ。街路や公園などに多く植えられている。
花言葉:あなたを待っている(特に花言葉はないので春に咲き乱れることから筆者命名)
参照:地熱谷(台湾・北投温泉)
映像:即席キムチ麺が御馳走。小盛りごはんはサービスで2000ウオン(200円)
韓流オデンだけでは満たされない。フト、隣をみたら、美味しそうにラーメン類を
食べていた。調理のおばさんに指さして同じものを求める。棚からインスタントラ
ーメン?を取り出し調理し始めた。ここはバスターミナル、庶民的なスタンド食堂、
これもメニューなのだ。ガッカリして食べると意外に美味しい。がっつく小生を見
てご飯とキムチをサービスしてくれた。韓国人は政治的に反日だが個々人は優しい。
参照#韓国の明洞繁華街でみつけた「韓流おでん」
牙山市温陽温泉を十分楽しみソウルに戻る。バスターミナルに着いた頃はもう
真っ暗、小腹が空いた。街角で見かけるおでんのような物をこの際食べて見る。
なんと、これはかまぼこオデンだ。串に刺した薄い蒲鉾に味が滲みて美味しい。
影像:「顕忠祠」公園を散策するの韓国の恋人達
李瞬臣将軍を記念する地域は牙山市民の憩いの場所。平日という
のに多くの市民が訪れていた。特に、若いカップルが多い。もう
日本では見られなくなった一寸距離を置いた初々しいデート風景。
温陽温泉駅(韓国鉄道公社)に掲示されていた韓国の英雄:李舜臣の肖像画。
韓国の英雄を俳優が演じればこのような韓流英雄が描かれるのだろう。李
瞬臣は豊臣秀吉の軍勢と戦った事で、抗日将軍として韓国では人気なのだ。
映像:寝室と思われる長方四畳半スペースは紙の文化でもある。
居間兼寝室として使用されたのだろう。障子戸は日本にも似ているが、床は畳
ではなく床板に紙類を貼り付けた構造。恐らくオンドルの熱を直接肌に伝える
為の建築素材だろう、台所調理釜の余熱が床暖のように寝具を暖めたのだろう。
オンドル:床暖房住宅の元祖。厨房の料理釜の余熱を床に通す事により温める。
映像:李舜臣が暮らしたと言う家屋。
韓国の古民家は門を入ると中庭を囲み母屋、書斎、寝室、納戸がコの字形に囲む。
中国の古民家にも似ているが決定的な特徴は調理間から繋がるオンドルだろう。
中国大陸の冷気が半島を駆け抜ける低温の厳しい気候のための韓国独得の住居。
温陽温泉で源泉入浴の目的を果たしたが未だ物足りない。街のそこここに掲げられている武将が気になり、ガイドブックにある顕忠祠にタクシーを走らせる。この地方の武将として尊敬を集めている李舜臣公の記念公園だ。一帯が牙山市民の憩いの場所らしい。
李舜臣:豊臣秀吉の朝鮮半島侵略(このことが後の旧日本陸軍の大陸進駐を招く)時に
韓国水軍を率いて勇敢に戦い戦死、韓国の英雄となる。母の実家が牙山市にある。