祝速報・世界遺産登録決定 2018.6.30 (2015.5.17撮影)
⇧ 決定事由 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
今から381年前の1637年、島原の乱が起きた。その主戦場がこの原城。
前面は海であり、背後からは12万の幕府軍だ。到底勝ち目のない戦
いで3万7千人の死骸が散乱する光景がこの崩れかかった石垣に浮かぶ。
記録:この度、島原、天草、長崎市、五島の隠れキリシタン遺跡群が
世界文化遺産(長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産)に
ユネスコ諮問委員会が登録する事を勧告した。筆者は平成15年
に島原地方30年前に五島列島、長崎大浦天主堂を観察している。
感慨:地元の人々はこの廃城を単なる崖崩地としか謂わない。しかし
幾年前この地で壮絶な戦い(土一揆)が行われ凄惨な光景が展開
した事を考えれば、今回の世界文化遺産指定勧告を素直に喜ば
ざるを得ない。筆者は無神論、しかも神社の子弟である事は何
の妨げでもない。宗教以前に弱者が虐げられた事実という真実。
参照:①沈黙ーサイレンスー(KADOKAWA:TOHOシネマズIN下田)
:②原城址(肥前国有馬氏) ③天草四郎墓碑(島原城址)