≪Mémoire:東京23区 ダ・ビンチ・モード(六本木)2017.7.1≫
映像:画面右端、ガラスに映っているカメラを構える人影は筆者。
六本木ヒルズビルの商用ゾーン、迷路の様な通路の行きつく先に
浮かんだのがモナ・リザをあしらった広告。ガラスの先にまるで、
誘うように微笑むポスターに超高層ビルのアート空間を体現する。
参照:巨大蜘蛛(六本木ヒルズ)
≪Mémoire:東京23区 ダ・ビンチ・モード(六本木)2017.7.1≫
映像:画面右端、ガラスに映っているカメラを構える人影は筆者。
六本木ヒルズビルの商用ゾーン、迷路の様な通路の行きつく先に
浮かんだのがモナ・リザをあしらった広告。ガラスの先にまるで、
誘うように微笑むポスターに超高層ビルのアート空間を体現する。
参照:巨大蜘蛛(六本木ヒルズ)
≪Mémoire:超絶聖域 藝術カフェ(国立新美術館) 2017.7.1≫
東京にはパワースポットが沢山あるが筆者が最近感じたアートパワーSPは此処
六本木にある国立新美術館の一角に広がるカフェテラス。気軽に利用できるが
背面に起立する上には世界的フレンチレストランが開業。アート&フード聖地
記録:設計黒川紀章、来館者2,466,311人(2015年、日本第2位、世界20位)
毛馬内盆踊りを観た翌朝。会場を散歩したら市がたっていた。
毎月2と7のつく日が朝市の日なんだそうだ。この市の事は
江戸時代の紀行家菅江真澄の遊覧記にも記されている風物詩。
取材:市のおばさんに聞いたら「年々店を開く婆様がいなく
なる。この市も寂しくなった物だ。いつまでもつか・・・」
菅江真澄 遊覧記:毛馬内の市
「文化四年五月、ここに月ごと三日市が立ち、里肥え、人ゆ
たかにすめり、茜、紫の根染、竹炭つかう利鎌の鍛冶、罌
粟(けし)霰売る宿、酒殿あり、酒はとくによし」(錦木)
{ 毛馬内盆踊り 速報ミニ紀行(2017.8.21~23) 完 }
≪入浴速報:青森推奨湯 からんころん温泉(平川市) 2017.8.27≫
秋の岩木山が津軽平野のど真ん中。湯気が漂う向こうに、秀麗な姿で稲穂を従え聳える。
(過去の記録:2007.8.14)
津軽平野のど真ん中、田んぼの中に新しい温泉がオープンした。その名も「からんころん
温泉」。設備が新しい処はとかく循環・消毒液が付き物だが、この温泉は源泉掛け流し、
(一部循環)。入浴者が多くお湯が汚れる様だったら流入量に留意するとの事で理想的だ。
入浴者はこのような温泉浴場のサービス(源泉)を持続させる為にも、①掛け湯②浴槽で
の肌コスリ厳禁を励行するべし。そして混み合う時間をお互いに避ける。これが快適な温
泉ライフを享受する秘訣だ。露天風呂から岩木山が真正面に見える、先ずはお試しあれ
【Data】単純温泉 50.7℃、PH8.87 湧出量517ℓ/min 源泉:館山温泉
計測:熱い湯43.5℃ 温い湯41.5℃ 水風呂あり
観察:熱い湯と露天は掛け流し、ぬるい湯は基本循環である(2017.8.27)。
秋田県毛馬内という不思議な地名の町に江戸時代から伝承される盆踊り。今回、
秋田県北の温泉調査で漸く観察することが出来た。メインの「大の坂」踊りは
実に静かで優雅。衣装も留袖、訪問着、とき色のケダシが鮮やか。そして、豆
シボリの頬被りは、藩境にあって婦女子の略奪を避けるための変装なのだとか。
頬被りの女性のきらきらした瞳に吸い込まれる。そして笛と大太鼓のお囃子が
一層踊りを優雅なものに仕上げる。六つの基本形の繰り返しだが正面で手を合
わせるしぐさが盆霊を敬う様な哀調を帯びて観る者は踊りの輪に惹きこまれる。
記録:国重要無形民俗文化財(平成10年)、三踊(大の坂、甚句、毛馬内じょんから)
参照#日本三大流し踊り黒石よされ踊り
毛馬内は南部領だった。1536年南部藩主正康公の五男南部秀康がこの地に封ぜられ
毛馬内信次公として2000石を領したという。毛馬内盆踊りもこの時期から発祥とさ
れる。映像の街並みは武者隠しや雁木(こもせ)の面影を残しアーケードを整備した。
補記:2017.8.21~23までこの地の伝統芸能である「毛馬内盆踊」がこの雁来(こもせ)
で開催される。通りの延長上に大鳥居、寺社があり門前町の様相を呈している。
その後南部藩家老桜庭氏が所領。現在は秋田県だが、この藩境紛争は根が深い。
歴史:鹿角一帯は幕末まで盛岡藩、戊辰戦争後弘前(津軽)藩領し、その後黒羽藩から
九戸、八戸、三戸、江刺県と変遷後、明治政府により貢献した秋田県(佐竹藩)
へ編入となった。毛馬内の紋は今でも南部鶴。この地で盆踊りの悲哀を感じる。
感傷:後日紹介する毛馬内盆踊りの悲哀(豆絞り頬被り)は秋田や津軽の藩境争いの
末の婦女略奪への防御である。この地は数百年にわたり紛争の地であったのだ。
参照#毛馬内盆踊(秋田県鹿角市)
入浴速報:七滝温泉 【秋田県鹿角市毛馬内(十和田)地区 2017.8.21】
秋田三大盆踊り「毛馬内盆踊」を取材。その前に入浴したのが、嘗て探し当てた
七滝温泉。恐る恐る訪れたら、町はずれの狸山の麓に健在であった。隣接の建築
会社がオーナーで、今日もオーナーご婦人が番台で頑張っていた。嬉しい再入浴。
(過去の記録:2006.5.27 )
今日は収穫であった。何気に寄った温泉これがなんと名湯!東北道十和田インタ
ー1キロ菅江真澄が通った毛馬内集落町。出遭った老人に聞いたら、赤い湯あり、
狸山の近くと答え、探索するとあった!毛馬内七滝温泉。飲んで好し、糖尿病、
通風、胆石、肥満に良しスゴイではないか、何とも細やかな味わいの街中秘湯だ。
【Data】含芒硝-石膏泉 42.9度 PH7.6 微鉱物臭、微黄色澄明 源泉:七滝
≪休館速報:忘れじの温泉(東北名湯巡里地) べにやま荘(大葛温泉)2017.08.22≫
又、悲しい報告。今回立寄りを楽しみにしていた温泉が施設破損で営業休止、当面望薄
(過去の記録:2007.04.21)
秋田県は鉱山の県でもある。県北の金山といったら大葛金山、その昔の栄華は今はなく、
ひっそり大葛温泉の向かいの資料館に残っている。鉱山は多くの名湯を生む、有名なの
が山形銀山温泉。ここの湯もまた疲れた身体には優しい湯心地。菅江真澄も立ち寄り?
泉質:42℃、PH8.8、250ℓ/min、ナトリウム214mg、カルシウム423mg・塩素127㎎、硫酸1290mg
映像:男子浴室、湯田川温泉に似たまったりの石膏泉がライオン口から流れる。
江戸時代の温泉逍遥人と言えば菅江真澄を想起する。筆者が毛馬内温踊りの取材に
訪れた地にも菅江真澄の道標柱が立っていた。毛馬内の市・・・三日の市たち 人豊
かに 住めり(菅江真澄の道:錦木)である。ここも又、筆者には温泉で訪れた地だ。
参照#毛馬内の市(関所)の近くにある味わい深い温泉「七滝温泉(狸の湯)」
≪休・廃業速報 あおもり湯処 大光寺温泉(青森県平川市 2017.8.22≫
2017年5月8日 源泉器機の故障により源泉供給がストップしたため休業中
その後、温泉利用組合の解散により、2017年7月に惜しまれて閉鎖された
(速報:湯体験2015.1.29)
平川市平賀地区の大光寺はお城があった場所だ。其処に温泉が湧いている。
この温泉に入りたく、今日やって来た。昨年8月に新しく建て替えられた。
これが食塩泉と言いたくなる完璧な泉質。湯船は透き通った食塩泉で満つ。
【Data】食塩泉 50.0℃ PH7.9 源泉:滝本源泉
大光寺城:このお城は津軽為信(津軽藩祖)の時代に遡る。津軽一帯は南部
方のお城であったが津軽を平定した津軽氏の配下に、1610年弘前城
の造築ととともに解体今の亀甲門(北門)が大光寺城の追手門であった。
≪Mémoire:乗物交通 巡視船PL42「では」(秋田港) 2016.8.20≫
秋田港ランドマーク:セリオンから見た海上保安庁の巡視船。日本の海を守る海
のパトカーだ。しかし、日本海の事情を考えればこのようなスマートな船で北朝
鮮、中国、ロシアから日本海を守れるか不安。海の機動隊があっても良いのでは?
参照:セリオン(秋田県秋田港)
( Mémoire 2016 真夏の山形・秋田紀行 完 )
≪ Mémoire 動物観察 合歓の猫(秋田県 象潟町)2016.8.20 ≫
真夏の日本海程暑い夏もない。山形県から北上し休憩地秋田県象潟町(にかほ市)
に到着。今日の宿は道の駅「ねむの丘」。ここは食事&入浴が日本海沿岸の道の
駅の中ではお勧めポイント。入浴前の暑~い昼下がり、猫が海岸でマッタリ昼寝。
観察:本当に気持ち良さそうに寝てるかと思い、近づくと薄眼を開けてこちらを
睨む。寝ながらなお本能的に敵を察知する能力が身に備わっている野良猫
Mémoire:東北名湯巡里地 象潟温泉『ねむの湯』(道の駅ねむの丘 2016.8.20)
象潟へ来ると入る温泉がある。『道の駅ねむの丘』4階にある日本海を一望できる
展望温泉眺海の湯。蒼い空、碧い海、遥か水平線に消え沈む夕陽、大地の滋養が溶
け込むお湯。五感五体が隅々迄浄化される・・・ 夕陽を眺め満たされ、癒される一日。
【Data】強食塩泉 40.8℃ PH7.6 掘削自噴 微褐色 源泉:象潟温泉『ねむの湯』
景観:前方に日本海、後方に名峰鳥海山が望める。
参照#山形県湯野浜温泉側から眺めた「鳥海山」