
≪メモワール: Power Spot 殺生石と千体地蔵(2005.9.17)≫
映像:硫化水素ガスが立ち込める瓦礫場と、千体地蔵たちに圧倒される。
その名の通り、生けるものがないという瓦礫場。名湯鹿の湯上方にある。
そして殺生石を取り囲み封じ込めるが如く地蔵群。霊場というには狭い
がこの空間の独特な空気に取り込まれる。ここも、霊パワーが出ている。
参考:奥の細道で立ち寄った松尾芭蕉と弟子曾良は、下句を残している。
日誌:『殺生石は温泉の出づる山影にあり。石の毒気いまだ滅
びず、蜂、蝶の類い真砂の色の見えぬほど重なり死す』
俳句:『 石の香や 夏草赤し、露あつし 』
解釈:一面、硫黄温泉の臭いが充満し、草木や虫共の赤くなるほど
屍骸が積み重なり、気のせいか露草まで熱いほどの毒気漂う。
参照#①松尾芭蕉(奥の細道)探訪紀行 ②鹿の湯(栃木県那須湯本温泉)