日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

仔猫のミルクボランティア。

2020-05-03 22:59:00 | ねこ
久しぶりの雨の一日でした。

昨日から今日にかけて、一日だけ仔猫のミルクボランティアを引き受けました。




ミルクボランティアというのは、親がいない仔猫、要するに捨て猫にされて、里親さん募集をする団体に預けられたり、動物保護センターに持ち込まれたりした、ミルクオンリーの時期の子の母代わりにミルクをあげるボランティアです。

私の場合、地元で里親探しをされている団体( 特定非営利活動法人 犬猫と共生できる社会をめざす会鹿児島)の方から、一晩預かってもらえないか、と連絡をいただき、喜んで!と引き受けました。

ところで、ミルクボランティアの仕事は「出すー飲むー寝る」をしっかり仔猫にこなしてもらうために最善を尽くすことになります。

基本、歯が生えるまで仔猫は母猫の母乳だけで育ちます。それは捨て猫とて同じです。運良く人の手に渡った捨て猫さんたちは、動物用の粉ミルクを飲んで育ちます。
と言っても体が小さいうちは、飲む量も少なく、また、ミルクが冷めると飲みません。

今回の仔猫の場合、一回で飲みきる量が飲めて8ml、だいたいが5、6mlでした。ということは、回数が必要で仔猫が起きている時を見計らって数時間置きにミルクを飲ませます。

だからといって、寝ている仔猫を起こしてもミルクを飲みません。この時期は仔猫は寝るのも仕事のうちです。ミルク飲んで、寝て、でもふと覚醒したタイミングでミルクを飲ませます。

また、この覚醒したときに、お尻をさすってあげると、うんちやおしっこを出します。これも本来は、母猫が舐めて促すのですが、捨て猫に母猫は居ないので、ヒト母猫がその代わりを担います。

こうやって文字に起こすと、仔猫のミルクボランティアは忙しいのですが、これがまぁ、仔猫の「みゅーみゅー」という鳴き声とかわいらしさ、手のひらで余る100gちょっとの小ささで愛おしさ満タン。「死なせてなるものか!」と母性全開で疲れることはありません。

今回、一晩でしたが、歴代の我が家の猫も150gほどでうちに来た子もいて、その時は離乳食まで日々短眠。でも、小さい「みゅう」っという声やエアチューチューの気配で覚醒し、ミルクの準備をしたものでした。

動物愛護センターなどには、仔猫の持ち込みも多く、仔猫の季節は重なり、手も足りず殺処分になる子も多いと聞きます。

また、仔猫は下痢もすることがあるし、ちょっとしたことで体調を崩すこともあり、ミルクボランティアは簡単な役割とはいえないかもしれません。

それでも、小さな命に向き合う大切な役割です。

もし、そんな機会が巡ってきたら、ぜひ飛び込んでみて欲しいなぁと思うことです。

今回、関わることができた仔猫さん。




丈夫に育って、縁のあるよいとこに貰われていってね、と祈るような気持ちで見送りました。

小さな仔猫のおかげで、命を守るとても豊かな週末を過ごせました。



コメント
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