飽きるほどでも飽きない！

　「寒～いねぇ～。」という言葉が今日の合い言葉の早朝の仕事でした。
でも、なんせ、積込みなので暑くなります。

　体を使う仕事は、熱も生むし、腹も減るし、中々良いものですよ。

　今日は年中さんとのフォイヤーシュタインの日でした。

　入れ子の3点を結ぶ課題を、1つ1つの点の色を変えるとできるのですが、
全て黒の一色だと、まったく別に見えるのですね。
できなくなってしまいました。

　色がついていると、色を頼りに違う色同士を結べばいいと考えてしまうのでしょう。
黒一色になった途端、3つの点の関係性やどんな形を作るかがとんでしまいます。

　そこで、大きさの違う折り紙で、
「入れ子」の概念や直角の形について遊んでみようと思って、
大きさの違う色紙4種類ほど持っていきました。

　子どもが、はたして折り紙に目がいくか、
しばらく、様子を見ていると、どんどん三角形を折りだしました。

　

　そして、「一緒に折ってよ！僕は1回目折るから、2回目折ってね。
こうするんだよ！」と教えてくれました。

　

　そして、子ども曰く、「船、ヨット」を作り、
でき上がったら画用紙に貼りました。

　

　それにしても１時間半のほとんどを折り紙折りに費やした今日のフォイヤーシュタイン。
でも、その家や幼稚園ではやらない、自分が好きな量だけ、気の済むまで三角に折る、
という作業をたくさんした後は、
すんなり、次の作業に移ることがあります。

　今日は、そんな日でした。

　たくさん三角形を折ったからでしょう。
残っていた、3点のプリントにも挑戦！

　自分で、小さな折り紙をあてて、
「あ！この形じゃん！定規みたい！」と迷っていた3つの点に希望を見いだしたようでした。

　子どもを見ていて、子どもが何かを自分のものにするには、
膨大な日常の積み重ねを楽しんでいることって、
とっても大事なことなんだな、と思った本日の教室でした。