超人日記・俳句

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

徒然俳句・聖夜前

2024-12-21 00:03:17 | 自作俳句
冬の本与謝野源氏の歌絵巻
映像でシベリウスかな聖夜前
冬の川鳥が飛び立つ寒き午後

先生もあと一息で冬休み
小春日に誘われて行く中津川
大掃除電灯器具は未回収

押し迫り何か忙しい年の暮れ
暖かし耳の隠れる毛糸帽
一目会い聖夜の祝い伝えたし

襟を立て家路を急ぐ冬入り日
切り干しの和風カレーを昨夜食べ
帰宅後に熱い生姜湯冬ぬくし




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徒然俳句・数え日

2024-12-20 00:03:10 | 自作俳句
夏至ヨハネ冬至の頃にイエスかな
年歩み人も忙しき十二月
七沢の蟹の歩みや冬の雲

小春空デニムコートで事足りる
朝夕は厚いコートで出かけけり
畏るべき月の大きさ冬半ば

風冴ゆる街を歩きてもう一軒
数え日に友に贈らむDVD
教え合うジングルベルのサイケ版

寒晴れに旧友の待つ街へ出る
ほろ酔いで帰る真上に冬の星
雪しまき恙なきかな学期末
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与謝野晶子源氏の吐息

2024-12-19 20:02:37 | 無題
到着した、伊勢光著「一冊で読む与謝野晶子訳『源氏物語』」を
読んでいる。
与謝野晶子の訳は思いのほか現代文寄りで、今でも通用する。
ただ、描写がサラッとし過ぎていて、背後にある情念や
確執を知っていないと、何も気づかずに素通りしてしまう。
私は、事前に、王様文庫の由良弥生編『源氏物語』で、
背景のどろどろした部分や嫉妬や呪いや情愛をおさらいしていた
ので、与謝野源氏の意味もわかる。
与謝野晶子訳は、どろどろしていないし、情交も生々しく
描かない。そのまま、病弱で帝に過度の寵愛を受けた
桐壺の更衣の子、源氏が、母親そっくりの藤壺を思慕して、
正妻の葵上に情愛を示さず、六条御息所に閨の手ほどきを受け、
葵上は、六条御息所の執着の生霊に取りつかれ、
出産後まもなく急死してしまい、光源氏は藤壺に似た少女、
紫の上を庇護し、一人前に育て上げ、恋心を納得させ、
二人で餅を食べる婚礼の儀式を内々に済ます。
光源氏は朧月夜の君と密通し、須磨に流される。
明石の君と結ばれ、謹慎を解かれて、
明石の君の娘を紫の上の養女とし、
自分は上皇の地位を得る、という所まで
読んだ。この辺りが光源氏の物語のピークで、あとは徐々に
終焉へ向かっていく。

花たちを渡り歩いた耽美派の光源氏の艶やかな息


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徒然俳句・冬山河

2024-12-19 00:03:12 | 自作俳句
人の住む町にそびえる冬山河
七沢の蟹の歩きし冬野行く
人急ぐ町の背後に山眠る

朝寒に遠くの人ぞ思わるる
寒暁の底冷え深し服着込む
数え日や哲科の友と年忘れ

夕寒に重ね着をして友と遭う
通販の歳末出荷滞る
年の瀬に命を咲かす野紺菊

身も凍る冬好みつつ春を待つ
かくまでも夢誘ういろ冬の雲
近頃は黒き冬服着込む友

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哲科の友と年忘れの会

2024-12-18 22:33:10 | 無題
今日、厚木のイオンで待ち合わせて元・哲科の友と
年忘れ食事会をした。
待っている間に、イオンの帽子屋さんでツバ付きニット帽
を買った。ツバ付きニット帽、欲しかったし、耳も隠れて暖かい。
イオンのeプロントで学生時代の哲科の友と会う。
私は和風カルボナーラ(たらこ入り)を食べて話す。
友人は、白井聡さんという歴史学者の近代史の本が
面白くてたくさん読んだ、その人が勧める「日本のいちばん長い日」
という終戦日のマンガも読んだと話す。
私は、「無産者の手引き」みたいな本を買い込んで、この路線でいいのかな、
と話す。
友人は、どんな分野でもきちんとした本なら、いずれ役に立つ、
輪郭を原稿にしておけばその内生かされると喋る。
友人の誘いでサイゼリヤに移動して、友人は200円台のドリアと
ビールと、ポテトとサラダを頼み、私はノンアルと海老小揚げ頼む。
クリスマスだからYouTubeでビートルズふう「Hark!」という
ザ・ファブフォーの22曲のクリスマスソングを聴いている。
「ジングルベル」が「トゥマロウ・ネヴァー・ノウズ」に
効果音まで似ていて感動する。「ファースト・ノエル」も
「レット・イット・ビー」にそっくりでグッと来ると喋る。
「ヘルプ!」の日本語版の自作の替え歌を聴かすと、驚かれた。
二人で計1900円。楽しい年忘れだった。私はサロネン&ミンツの
シベリウスのバイオリン協奏曲のDVDを贈ると約束した。

哲友にすべて話してスッとしてヘルプの鼻歌歌って帰る
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