あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

おうちスイーツにちょうどいい。

2010-06-25 18:16:27 | 本(料理の本)

卵1個のおやつ―One Egg Cake〈2〉 (OneEggCake 2) 卵1個のおやつ―One Egg Cake〈2〉 (OneEggCake 2)
価格:¥ 1,325(税込)
発売日:1996-06
コミックエッセイを読んでいて、“ダイエットのためにおやつを手作りする”という記述に、感心したことがあります。

私は少女時代のブーム時にちょっとだけお菓子作りをしたことがありますが、もうずいぶん長い間作っていません。

お菓子作りって手間もかかれば材料費もけっこうかかり、しかも美味しく作るのはむずかしいので、つい買ってきた方が早い!と思ってしまうんですよね。

けれど、ふと、やはりずいぶん前に買ったこの本を思い出し、あ、この本に出てるお菓子って、おうちで作るおやつ(自分用でも小さいお子さんのためでも)にぴったりかもなぁ、と思いました。

タイトル通り、卵1個を使って作るレシピ。当然少量ですが、逆に普通の家庭だと、このくらいの量でちょうどいいかも、と思います。材料が少ない分、手軽に取り組める気がしますし。

これはシリーズ2冊目の本で、これより前に出版された、《卵1個のお菓子》という本もあるのですが、その本はオーブンを使うレシピが多いのですね。

でもこの本は、トースター、レンジ、フライパンを使って作るレシピが多いので、より手軽かと思います。

卵1個のお菓子 卵1個のお菓子
価格:¥ 1,325(税込)
発売日:1994-12

これが1冊目ですが、この中では卵白1個で作れる“グレープフルーツのムース”とか、“ウッフアラネージュ”とかが気になりました。

私、卵白だけ余らすことがけっこう多いのです。(カルボナーラに卵黄だけ使ったりとか。卵黄の味噌漬けなんかもありますね)

逆に卵黄だけ使うレシピ(フルーツカスタードとか、エッグゼリーとか)もあります。

ちょこっとでいい、という方にはちょうどいいレシピ本では、と思います。

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猫との至福の時間と、社会派ミステリ。

2010-06-24 00:24:09 | 本(ミステリ・社会派)

キングの身代金 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-11) キングの身代金 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-11)
価格:¥ 756(税込)
発売日:1984-07-01
nodame244さんが読書についてコメントして下さいましたが、それで思い出したこと。

雨の日の読書、というのもとても素敵ですが、私はもう一つ、お気に入りのシチュエーションがありました。

それは、猫を抱きつつ、読書するということ。

もっとも先日逝ったあやはやきもち焼きで、抱くことに集中しないで本や雑誌とか読んでると、すぐに拗ねて離れて行ってしまったものでした。

ところが一度だけ、私が本を読んでいる間ずっと、一緒に寝てくれたことがありました。

何の予定もない休日、猫を抱きつつベッドで読書なんて、怠惰だけどなんて贅沢!と思ったものでした。

そのとき読んだのが、このエド・マクベインの警察小説、《キングの身代金》。

黒澤明映画の《天国と地獄》の原作だということをご存知の方も多いと思いますが、映画とこの原作小説とは、後半の展開が全く違います。

と、いうか、同じ話が、舞台がアメリカと日本ではこれほどに変わってくるのね、という感じ。

大会社の社長の息子と間違えられて、彼の運転手の息子が誘拐されてしまい、莫大な身代金を払うのか、どう解決するのか……というストーリーですが、日本版は重く暗い。ルサンチマンの犯罪(私の解釈ですが、恵まれない立場の者が、恵まれているものを嫉妬し恨んで起こす犯罪)、というと、私は真っ先にこの映画を思い出すほどです。

一方、アメリカ版はまさに大団円。読み終わると青い空と吹き渡る風が脳裏に浮かぶほど。

どちらも好きな作品ですが、これからの季節は、原作版がおススメかもしれません。

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遠い日の思い出。

2010-06-24 00:03:16 | 日記・エッセイ・コラム

まさに梅雨の真っただ中に生まれた私は、冗談みたいですが雨女。最近は生命力が落ちたせいか、元気の出ない雨の日が苦手ですが、若い頃は小糠雨が、響きも景色も好きでした。

今の季節に咲くアジサイも好きです。

それで思い出したのですが、はるか昔の(笑)中学生の頃、まさに14歳の誕生日の日に、道でアジサイを拾ったことがありました。

きちんと茎がきれいに切られていて、切り花のひと枝をどなたかが落としたのでしょう。
青い色が小雨の中でも鮮やかで、嬉しくなって拾って帰りました。

今ならそのまま行き過ぎるかも……。いかにも少女らしかった頃の思い出です。
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気になるCM。 その2

2010-06-20 18:25:16 | 日記・エッセイ・コラム

パパという大きな木 パパという大きな木
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:1999-07
もうひとつ、最近お気に入りのCMは、NTT東日本のものです。

イチローに憧れる野球少年を見守る、両親の心の内が描かれたCM。

今はお母さん編が放送されていますが、私が特に好きなのはひとつ前のお父さん編。

少年が、

「ぼく、イチローみたいになれるかな」

と言うのへ、

「なろうと思って、なれるものじゃないよ。でも、なろうと思わなければ、何にもなれないよ」

と、お父さんは静かに答える。

『元気だったらいいよ』というお母さんの独白も、いかにも“お母さん”という感じでいいけれど、お父さんの、厳しさも優しさもある台詞がより好き。

ところで上にあげた本はもうずいぶん前、本屋で立ち読み(スミマセン)したもので、そこに書かれていた言葉を、このNTTのCMを見たとき連想したのです。

けれど、Amazonの内容紹介を読んだら、この本じゃないような気も……

私が覚えている文章はこんな内容です。その文章の書き手は、若い頃から、将来いい父親になりたいと思っていた。(それが自分もいい父親を持ったからなのか、それとも逆だったかは忘れてしまいました)

でも、縁がないままだんだん晩婚の年代になり、友達にからかわれるのです。“子どもとキャッチボールが出来なくなるぞ”って。

けれど、筆者は思うのです。“うまく言えないけれど、子どもが父親に求めていることは、キャッチボールそのものじゃない。そういうものではないんだ”

私は女だし、父との関係があまり良くなく、また自分が親にもなっていないので、なおさらうまくは言えないのですが、このCMを見ていると、そこはかとなく、自分なりのその答えが伝わってくる気がするのです。

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気になるCM。 その1

2010-06-20 17:48:57 | 日記・エッセイ・コラム

CMって、けっこう好きです。

面白いの、気になるの、ちょっとほのぼのするもの、色々ありますよね。

そんな中、気になっているものの一つが、ダイワハウスのCM。

今までのシリーズも面白かったけど、私のお気に入りは“ダイワマンX編”です。

CMのドラマの中に作中CMがあって、役所広司氏が顔も映らないダイワマンの着ぐるみを着せられて、辟易する、あれです。

で、今回はさらに“ダイワマンX”の着ぐるみを着せられそうになって、「もっとふさわしい役者がいるんじゃないでしょうか。たとえば唐沢寿明とか」と苦し紛れに言ったら、当の唐沢寿明が来て、しかもやる気満々。

その、あまりにもハマってる唐沢氏と、あ然とする役所広司氏が可笑しいのですが、それ以上に、“ああ、唐沢寿明なら(敬称略)やるよね~”とつい思ってしまって。

以前、バラエティー番組で、唐沢氏自身が言っていたエピソードを連想するのです。

下積みが案外長かった彼は、セリフのある役がとにかく欲しかったので、若い頃のある日、“車に後ろからはねられる役だがいいか”と言われ、二つ返事で承知したそうです。

で、もちろん吹き替えなどありませんで、リアルに車でバーン、とはねられて(赤川次郎氏原作の、ミステリードラマだったように思う)血だらけになったとか。

それでも、「またよろしくお願いしまーす!」と帰って行ったそうです。

ダイワハウスのCMを見るたび、“なんてぴったりしたキャスティング!”と、つい思ってしまいます。

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